Vol.72 重松鷹泰 著「初等教育原理」
今日は夜に読書会があります。タイトルに書いた重松鷹泰先生の「初等教育原理」を読み込みます。本のタイトルだけ読むと「難しそう」だと感じるかもしれませんが、内容は理論的なことではなくて、重松先生の感じていること、子どもの捉え、教師としての在り方、授業観がメインになっているので読むときの苦労はあまりありませんでした。様々な角度から「子ども主体」について書かれているので、自分ももっと広い視野から「子ども」を捉えていかないといけないなと思いました。
一貫して重松先生が大切にされていることは「子どもたちの研究」でした。「子どもたちを知ろうとすること」「授業はみんなで創り出すもの」というように重松先生の考えの中心には常に子どもがいる印象を受けました。
様々な制度や教材、自治体や学校で決められていること、やらなければならないことなど、学校現場にある縛り付けているものってあると思います。ですが、学校教育の本質は目の前にいる子どもたちのよりよい成長を支えることなんだろうなと思いました。
どうしても他のことに気を取られてしまうときがありますが、ちゃんと目の前にいる子どもたちを知ろうとすること。子どもたちからスタートして、教師としてできることを試行錯誤すること。考えの中心にちゃんと子どもがいるのかどうかを常に自分に問いかけることを大切にしていきたいなと思いました。
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