Webプロデューサーとは?役割と仕事内容について
こんにちは、たけむです。
僕は、いまIT企業でWebプロデューサーという立場で仕事をしています。僕自身、ずっとWebディレクターとしてWebサービスに関わってきましたが、僕がいま勤めている会社では、WebプロデューサーとWebディレクターが明確に分かれています。
よくWebプロデューサーとWebディレクターを兼務している人が多いですが、Webプロデューサーに焦点を当て、役割や仕事内容、そしてwebプロデューサーとしての重要なポイントについて書いていきたいと思います。
1.WebプロデューサーとWebディレクターの違いとはなにか
Webサービスにおける「プロデューサー」は、サービス運営に関わる必要な要素を指揮する人です。具体的には、企画、売上予測、顧客折衝、予算管理、人事、運用、プロモーションといったサービスを運営する上で必要な要素すべてを指揮する役割を担います。
「ディレクター」はプロデューサーが企画した内容を形(コンテンツ構築)にする役割を担います。
Webプロデューサーはサービスの「売上」にフォーカスし、Webディレクターはサービス利用者をフォーカスしている印象です。その為、サービス利用者を置き去りにした施策をWebプロデューサーからWebディレクターに依頼することはよくあります。
2.Webプロデューサーの役割
Webプロデューサーの役割はWebサービスを通して「売上」を上げることです。そのため、Webサービスにおけるマネタイズに知恵を絞ります。調整が多岐に渉るため、幅広い知識だけでなく、決断力と調整力が求められます。
3.Webプロデューサーの仕事内容
仕事内容は、主に4つです。
1.事業企画(企画立案|事前調査・分析|売上予測など)
2.要件定義
3.ディレクション or ディレクターのサポート
4.プロモーション・広告運用など
1.事業企画
企画を立案するにあたり、新規参入市場であれば市場分析や競合分析を実施し、自社サービスのポジションやターゲットを明確にします。そして、その市場で自社サービスをどう売り込むか事業戦略を盛り込みながらどれだけ稼げるかを予測します。
2.要件定義
企画が承認された場合、1で分析・組み立てた事業戦略をベースに自社サービスのコンセプト設計やWebサイトやアプリで必要な要件を整理します。担当するスタッフの選定や大まかなスケジュールも策定します。
3.ディレクション
Webディレクターが他にいる場合、おまかせしますが、いない場合は自分でディレクションをやります。基本的にはスケジュール通りに進捗させるためにデザイナーやエンジニアと連携しながら進めます。
4.プロモーション・広告運用
優れた商品・サービスでも認知されないと売れません。そのため、しっかりと販売戦略と立てて実行する必要があります。現在は多くのWebサービスやアプリに広告枠があり、自社サービスのターゲットユーザーが利用しているサービスにも広告を表示することで認知拡大、及び集客につながります。
4.Webプロデューサーの仕事で最も重要こと
Webプロデューサーは事業を成功に導くことが仕事です。何を持って成功とするのかいうと、最終的にはお金を稼ぐことがゴールになることが多いです。そのため、最も重要なことは3つです。
1.お金の出どころの規模と性質を把握する
2.細部までこだわった戦略を立てる
3.サイトの利用動向を見える化する
1.お金の出どころの規模と質を把握する
Webサービスの収益は誰から稼ぐのか、誰が決まっている場合はどのくらいの規模がサービス利用者候補なのか、また、サービス利用者の性質が自社が考えている戦略にマッチしそうかを把握することが大事です。
2.細部までこだわる
戦略や要件定義の際、優先順位が高い項目から順番に対応、または優先度「低」の戦略を切り捨てることがあると思います。しかし、実際には低〜中の項目がサービス利用者を優良顧客化するこまかな気遣いが多い。
3.サイトの利用動向を見える化する
要件定義からしっかり数値計測についても整理することが大事です。Webサイトは、どこからどうやってサイトを訪問したのか、サービスをどうやって利用したのか、どこで離脱してしまったのか等計測可能です。計測し、数値を見える化することで、課題の発見や課題解決しやすくなります。
課題の発見をしやすくするため、計測は流入・行動・成約までしっかり数値が取れるようにし、どこで詰まりが発生しているのか、また離脱してしまっているのかが、しっかり数値で見える状況にすることを意識しましょう。
5.最後に
WebプロデューサーをWebサイトに関するすべての統括し指揮する人です。そのためWebサイト運営に関するあらゆる知識が必要になってきますが、僕が一番大切にしているのは数値です。
数値は、正しく使用することで、事実とともに自分が話す以上のことを伝えてくれます。企画・事業予測では数値を使い説明しますし、顧客折衝や開発メンバーも数値を基に説明していきます。
正しく数値を使うことは、Webプロデューサーの仕事をスムーズに進める力がありますので、数値を使う力を養いながら、知識を身に着け、Webサービスを統合的にプロデュースしていくことが大切だと思います。
読んでいただきありがとうございました。
もし面白かったら「♡」や気軽にフォローしていただけると嬉しいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?