竹本 和弘| 筋肉系社労士事務所
大学生の頃の自分に伝えたい「働き方」と「社会保障」と「お金」のこと
前職での最終出社を終えて2週間ほど経った。朝8時すぎの「スッキリの続きみたいけど会社いかなきゃ。」という葛藤がなくなったことに少しの寂しさを感じるけど、毎日「今日は何しようか。」と考える朝は新鮮。 退職エントリ(前編)を想像以上に読んでいただき、昔の仲間たちから思ってた以上に連絡もらって、懐かしさとともに嬉しかったです。前編中で、後編の記事化を約束してしまったので、そろそろ後編書こうかなと思います。遅くなって大変申し訳ありません・・・。 「幸福」概念研究のきっかけ唐突
■今週の課題図書 ■『この社会で働くのはなぜ苦しいのか』を読んでの学び、感想 ■ 今回の問い ■はじめに 個人的な思いとしてずっとあるのは、現代日本において、なぜこんなにも人生における「仕事」のプライオリティが高いのだろうか、と思う。 大学を卒業すると同時に就活を強いられ、ほとんど全員が有名大企業を目指して競争を始める。そこに辿り着けなかったら、それは人生の負けを意味するかのような雰囲気さえある。ただ、重要なのはそこなのか。何を考え、どうありたいのかを考え、そのうえ
■今週の課題図書 『人間の性はなぜ奇妙に進化したのか』/ジャレド・ダイヤモンド著 ■『人間の性はなぜ奇妙に進化したのか』を読んでの学び、感想 ■はじめに 近年、日本政府は、両立支援とかパパ育休とか、男性が育児参加することに躍起になっています。かなり男性育休率はだいぶ上がってきましたが、長期で取得できている人はまだまだ少ない現状。 今回は、人間を生物のオスとメスという視点で見たときの、生物学的な観点の「育児」をテーマにしていきます。 ■ 今回の問い 男性の育児参加
■今回の課題図書 ■ 『キリギリスの年金〜統計が示す私たちの現実』を読んでの学び・感想 ■はじめに 平成生まれの我々世代は、生まれてこの方好景気というものを知らない(と言われているのでそう思ってるだけかもですが。) なので、小学生くらいからずっと将来を悲観的に捉えてています。「今を生きた」ほうがいいことは頭ではわかっていてもとにかく不安ですよね。お金のことに怯えて生きていると言っても過言ではない。 ということで、今回は「老後2000万円問題」の時に起こった一連の騒動
■今回の課題図書 ■ 『ワークスタイル・アフターコロナ』を読んでの学び・感想 ■はじめに コロナ前後で明らかに働き方は変化したが、労働者の働くことそのものへの意識はどう変わったかのでしょうか。 今回は、「コロナと働き方」をテーマに書いていこうと思います。 ■今回の問い 今回の問いは、コロナによって、働き方と働くことへの意識にどのような変化があったのか、という点について。特に、「仕事」に対する意識がどのように変わってきたのかを著書を通じて学んでいきたいと思います。
■今回の課題図書 『成長企業が失速するとき、社員に何が起きているのか?』/スティーブ・バッコルツ、トム・ロス・ウィルソン・ラーニングワールドワイド著 ■ 『成長企業が失速するとき、社員に何が起きているのか?』を読んでの学び・感想 ■はじめに 今回は組織について。 自分自身も、前職の時に一社員の立場として、M&Aを経験し、組織の変化をつぶさにみてきたので、個人的には興味のあるテーマ。 ■今回の問い 過去の自分の経験から、当時から企業というのは生き物のように社員の感情
■今回の課題図書 『人口減少社会のデザイン』/広井亮典著 ■『人口減少社会のデザイン』を読んでの学び・感想 ■はじめに 今回は、社会保障に関連するテーマ。社会保障では、少子化や高齢化やなど問題が課題視されることが多いが、そのことの根本には人口減少という最も大きな問題がある。今回は、そもそも人口が減少する日本では将来的にどういった影響があるのかなど、日本の未来を学ぶ機会としたいと思います。 ■今回の問い 著書では、日本は現状の政策などの方向性を継続した場合に、高齢化
■今週の課題図書 『日本的ジョブ型雇用』/湯元健治著 ■『日本的ジョブ型雇用』を読んでの学び・感想 ■はじめに 近年、「終身雇用は終わった」とかいう言葉をよく聞く。 その言葉を聞くと、なんかヤバいんだろうなとは思うものの果たしてそれがどうやばいかとかよくわからない、そんな風に思う人は自分だけじゃないはと思うんです。 また、HR界隈にいると、 「これからはジョブ型だ!ジョブ型雇用が日本の雇用をすべてを解決する!」 みたいな論調も見かけたりしますね。 なんか良いこ
■今週の課題図書 『じつはよく知らなかった経済のことがスッキリわかる本 ―不況対策から国際情勢まで! おもしろく教える経済塾』/石川秀樹著 ■「じつはよく知らなかった経済のことがスッキリわかる本 ―不況対策から国際情勢まで! おもしろく教える経済塾」を読んでの学びや感想 ■今回の「問い」 今回は経済学的なお話。上記の感想にもあるように、サラリーマンの労働力は「商品」。であれば、その「労働力」の値段(=賃金)も経済学的に説明できるのでは、というのが今回の問い。 ■はじ
■今回の課題図書 『はじめての社会保障~福祉を学ぶ人へ~』 / 椋野美智子・田中耕太郎 (著) ■「はじめての社会保障~福祉を学ぶ人へ~ 」を読んで得た学び・感想 ■今回の「問い」 今回検証したい問いとしては以下。 ■はじめに この問いが生まれる背景として、最近スマホを何気なくみてると、「サラリーマンの手取り給料が減っている!」とか「日本が貧しくなっている!」とかいうネット記事に追いかけられてまして(笑)。 「こんなあおり記事なんか鵜呑みにしまい!」と思いながら
■今回の課題図書 労働法(第9版)/水町勇一朗著 ■はじめに 「ガチムチ(無知)学びの旅」vol.1のテーマは「働く」について。まさに第1回らしいテーマかと。このnoteでは、毎週課題図書を読みそこから派生して生まれた問いや着想なんかを、社会保険労務士的な視点だったり、そうでない視点だったり、そのときの自分の興味関心のままに書き綴っていこうかという試みです。まあ趣味ですね。 ■「労働法(第9版)」を読んで得た学び・感想 ■レンガ職人の話 上記を学んだうえで、レンガ
■無知の知 「無知の知」 皆さんはこの言葉を聞いたことがありますかね? かの偉人アリストテレス先生が言ってた言葉らしいですね。 私はこの言葉が好きなんですよ。 ムキムキと響きが似てますし。 無知であることを自覚することが、真理に至るためには必要って概念だと理解してます。 これは、個人的にも思うことがあって、 学べば学ぶほど知らないことが多いことに気づくんですよね。自分の場合、あることについて「わかっている」と思っているときは、たいてい振り返ってみると何もわかっていな
■はじめに 定期的に、自分の考えていることなんかを書きなぶりたくなる衝動があって、その解消と自分のための備忘録として書き記しております。 ■「僕の幸福」のおさらい 以前に書いたnoteで、僕は自分にとっての「幸福」をこのように定義した。 要は、自分のやりたいことを、自分で決めてやる。その状態が幸せなのだと思っている。 実際にここ数年、この図の通りに生きてみた。まずは、そこで感じたことをまとめてみる。 ここ数年間の軌跡 ここ数年何をしていたかは、前にnoteに書い
だいぶ久しぶりの投稿になります。 ちょっと自分の中で節目なタイミングでもあり、そろそろまっとうに世の中のお役に立ちたいと思い始め、ここ数年の取り組みと今後についてのご報告させていただこうかと思い筆を執ります。 ■前職の離職後(2020年7月~)は何をしていたか? この約2年は自分の中で転換点であり、傍から見るとただのニートなんですけど、ある目的を持った個人的なプロジェクトに取り組んでました。 それは、「人間(私)は、すべての時間が自分の所有時間になったら、何を考え、どう
■はじめに1年前のこの日、人生で初めて会社を辞めた。いまや転職や独立なんて珍しいものでもないけど、自分にとっては人生での大きな決断だった。そういった大きな決断には付きまとう「変わりたいけど、怖い。」という感情、その葛藤に苦しんでいるのは、自分だけではないはず。この記事では、未来の自分のための備忘録と、過去の自分自身を含め「変化が怖い」と思っている人へのメッセージとして、この1年での気づきを残しておきたいと思う。 ■「変わる」とは「変わることは、何かを失うことであり何かを手に
2021年が幕を開けた。2020年は全世界にとって激動の1年。筆者自身も新卒から8年勤めた会社を辞め、友人と社会保険労務士事務所を開業した。そういった自身の環境の変化もあり、今まで以上に人生や自分自身の今後について考えることが増えたので、今思ってることを書き留めておこうと思う。本記事では、今まで生きてきた中で感じてきたある”違和感”について、備忘録がてらに考察していこうと思う。この記事が同じことで苦しんでいる人の助けになればうれしいと思う。 ■小学生の頃から感じてる違和感