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「パリピ孔明」で、いざ未知なる海へ
まだ知らない新しい知識やコンテンツの世界に飛び込むのは、なかなか根気と時間が必要なものだなと思っています。
どこから手をつけていいのか分からなかったり、専門用語でつまずいて敷居が高く感じたりすると「だいぶ深そうな海だけど、入っても大丈夫かな?足はつくかな?」としり込みしてしまいがちです。
「途中で息が続かなくなってしまわないか」と思うと、まずは顔を水につけて「あ、カラフルな魚見つけた!」と楽しんでいるうちに気づいたら深い場所にいた、と面白がれる方向性を常に模索しています。
そこで3年ほど前から「これだ!」と使い始めたひとつが、エンタメの力です。
「エンタメの浮き輪」と呼んでいるこの作戦ですが、最近使ったのは中国の『三国志』の世界に足を踏み入れようと思ったときでした。ビジネスの中でもよく耳にしていて興味はあったけれど、どこから手をつけるとちょうどよい深さなのかがわからない状態で、さらには本、映画、マンガ、ゲーム、人形劇など、選択肢も多い……。
そんな時に見つけたのが、『三国志』に登場する孔明が現代日本で軍師っぷりを発揮するアニメ「パリピ孔明」でした。『三国志』素人の私にもぴったり。
~あらすじ~
諸葛孔明が現代日本・渋谷に蘇り、歌姫・英子の歌に心を奪われたことから、軍師として仕えることを申し出る。天才軍師の知略・計略で音楽シーンに新たな伝説が誕生していく……。
軽い気持ちで1話目を観たら、孔明が渋谷のクラブで作戦を立てていました。
これは面白いと1ヶ月コツコツ視聴している間に、知らないうちにキーワードが頭にインプットされていきます。
「関羽って、ヒゲが長い人だよね」
なんて話せるようになった頃には、自然と『三国志』にまつわる本や資料に手が伸びるようになったのです。
専門書で挫折しがちな分野でも、できる限り「エンタメの浮き輪」のある入口を見つけられると、深い知識の海へ飛び込む怖さも減っていくなと思っています。
これからも新しい分野で溺れそうになったときには、まず「エンタメの浮き輪」がないか、見つけてみようと考えています。面白がれると、いつの間にかスタートラインを越えていることもあるのでそんな気持ちで進んでいきたい。
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