【コメント】川田和宏選手(2016年11月20日J3最終節秋田vs琉球戦後)


現在はブラウブリッツ秋田U12の監督を務める川田和宏さんが、2月10日舗装のTBS「消えた天才」で紹介されました。TBSということで私自身は番組を見ることができていないのですが、現役最後の試合となった2016年のJ3最終節終了後に取材をしたのを思い出し、コメント音源を再確認しました。

基本的に口数が少なかった川田選手が指導者を志していることに触れ、スタジアムについて、あるいは間瀬監督について話す際には若干熱を帯びているのが感じられました。そしてそれらの要素が、不思議といまの状況とリンクしているのが興味深いです。

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●川田和宏選手(当時)
--ブラウブリッツの6年間でどのようなものを残せたか。
自分の場合は残せたどうかはわからないですけど、本当に一日一日しっかり手を抜かずに全力でやってきて。色んなリーダーの人がいるんですけど、自分は話すタイプじゃないので、やっているところを見せるというか。なので自分が何を残せたかは、いまは自分自身はわからないです。

--満足のいく6年間を過ごせたか。
サッカーで山の部分は少ないと思うので、ほとんど下の部分なので。良いところを探すほうが難しいかなと思います。なので(満足がいくかは)よくわからないです。

--サッカーを続けてきて苦しかったことは。
高校時代です。キツかったです。

--ブラウブリッツ時代については。
ブラウブリッツではあまりないですね。勝てないのがキツいくらいで。

--ブラウブリッツに残ってコーチを続けるか。
そうですね。まだ詳しくはわからないですけど、秋田県に残りながら何かできればいいかなとは思っています。

--秋田に対して求めたいことは。
競技場ができてほしいです。本当に。なんとしてでもやっぱりサッカー専用、サッカー専用じゃなくてもいいので、競技場ができてJ2、J1に行ってという環境になれば、もっと秋田が盛り上がるのではないかなと思うので。皆さん署名活動をしてくれるという話なので、自分も微力ながら力になれれば、どんどんやっていきたいなと思うので、競技場がほしいです。自分も秋田に6年いて、競技場ができるできると言っていて、それでこの6年なので。一気に動いて、一気にできてほしいです。

--今後のチームに期待することは。
頑張ってほしいです。いまは終わったばかりなので、ほかの選手もどうなるかわからないですし、本当にブラウブリッツ秋田にふさわしい選手が来て、秋田らしい戦い方をしてもらえれば結果が出ると思います。

--秋田らしいサッカーについて。
間瀬さんの勝つという、どうしてでも勝つという。本当にあの人のサッカーはすごいです。口は悪いですからねあの人。それは(間瀬監督が)自分で言っていることだし、言い方も悪いですけど、自分もシュウさん(間瀬監督)と似たような性格なので。あの人が言おうとしていることはわかるし、シュウさんの気持ちもわかるので。たしかに口は悪いですけど、でも本当に勝負という部分では、勝負師というか、妥協を許さないというか。なので自分も将来指導者になるのであれば、ひとつの勉強になったなと思います。

--間瀬監督は影響力が大きかったか。
(間瀬監督は)2年いたんですけど、4年いたような。それくらいの存在でした。本当にお世話になったなと思います。

--試合が終わった瞬間の気持ちは。
勝ってよかったなと。みんなこう引退、引退というんですけど、自分は本当にチームのためにどうすればいいか、それしか考えていなくて。自分のことを考えているといえば、セレモニーでどんな挨拶をしようかくらいで(笑)。本当に勝つために、チームがどうすればいいかを第一に考えて。

--いつもどおりに。
そうですね。特別に何を変えるでもなく。まわりは引退、引退で、自分は軽い気持ちでいいのかなという感じだったんですけど、まあでもそれが自分なので。

--引退を決めた理由は。
自分はスクールもやっているんですけど、徐々に徐々に、指導者というか、教えるほうに気持ちがいってました。

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竹内 松裕
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