【選手コメント】第19節アウェイ長野戦の1点目について前山恭平に聞く

明治安田J3第19節AC長野パルセイロvsブラウブリッツ秋田(BB秋田)。アウェイのBB秋田は前半27分、前山恭平選手の素晴らしいループシュートで先制に成功します。

J3中断期間中の8月17日、にかほ市で実施したキャンプを取材して、前山選手にこのゴールについて聞きました。その内容が間瀬監督の指導と関連するものでもあったので紹介します。

--シュートまでの一連の流れを振り返ってください。

(ざっくり言うと)間瀬監督から「見る」ということを言われたのがあって、PA内に入っていくときに見えた映像のまま、反射的に(ループシュートを打った)という感じです。
ヤマ(山田尚幸)が裏に抜けて、(青島拓馬からのパスが)トラップミスのような形になったあの瞬間。無意識のうちに周りを見てGKの位置はあそこで、ゴールはあそこで、GKはあそこに立っていてというのは頭に入っていた。
(PAに入っていって山田尚幸からボールをもらいに行ったが)自分のトラップがちょっと短くなって、普通に振り抜いてシュートが打てない状況になったとき、PAに入っていく直前に映像が頭に残っていて。思いつきというか、自分でも反射的に出た感じなんですけど、ヤマがトラップミスして、ボールをもらいに行ったときに見えた場面をパッと感じて、無意識にループシュートを打った。試合終わってもなんで僕シュート打ったのかなという部分もあって。本当に反射的に出た感じです。

--GKが前に出ているというイメージがあった?

前にめちゃくちゃ出ているという印象はないんですけど、そのときは出ていたんでしょうね。

--GKのポジションから一番遠い斜め右上を狙った?

狙いはあったんですけど、あそこまで本当に角に飛んでいくとは自分でも...という感じですね。反射的にシュートが出て、狙ったけどあんなきれいにうまくいくとは、という感じです。

間瀬監督はBB秋田に復帰した直後から、周囲を見て判断することを重視したトレーニングを行っています。前山選手は上のインタビューのときに「見ると言っても何を見るか。見て何を選択するか。そういったところの質を上げていきたい」とも話していました。

見て、判断して、プレーに移して、その動きに選手たちが連動する。それぞれのスピードが向上すれば、個人としてもチームとしても攻守において向上するということでしょう。

BB秋田は中断期間を経て、8月26日のホーム藤枝戦から後半戦が始まります。J2昇格に向けて最優先されるのは結果(勝点3)だけ。その結果を出すためのアプローチとして、間瀬監督はチームのレベルアップを図っています。

#bbakita #ブラウブリッツ秋田




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竹内 松裕
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