池上彰さんの「わかりやすさの罠」を読んで
おはようございます(⌒∇⌒)
久々の投稿に胸を躍らせている次第でございます(o^ω^o)
本日、紹介させて頂く本は、池上彰さんの「分かりやすさの罠」という本です。
本日も最高の内容となっていると思いますので最後まで見て頂けると嬉しいです😊
池上さんといえば、非常に分かりやすいニュースだと思います。しかし池上さんは、分かりやすいニュースばかり消費していると「知る力」が無くなり物事を深く理解する力が無くなるといいます。だから池上さんの解説は全てを物語っているわけではないので池上さんのニュースをみてニュースをもっと深く知りたいと思い自分から知る意欲を持つ人間が増えることを望んでいるという事です。
そしてその罠というものは「分かったつもりになる」という事です。
しかし、あとから自分で調べたり新聞を読んだりすることでその罠にかかる事を防ぐことができます。
ここからは、具体的にどのような罠があるのかを紹介していきます。
まず、テレビですが昔まではゴールデンタイムにニュース関連のものを放送するという事はあり得ませんでした。しかし、近年ではニュース関連のものがゴールデンタイムで放送され高視聴率を取っています。しかし、これらのニュースは非常に分かりやすく作られているため本質をとらえているかわからないものもあります。
つまり、ニュースの本質をとらえる事よりもどのようにすれば視聴率をとれるかということにウエイトを置いているという事を頭に入れておく必要がある。
またどのメディアが取材をしているのかという事も考えなくてはいけない。
例えば、ラジオ番組では安倍首相は、自分を優しく持ち上げてくれるニッポン放送にしか出ません。
ある時、池上さんのテレビに出演依頼をしたが、「忙しいから厳しい」と言われたのにも関わらずその日の「笑っていいとも」には出演していたという事もあります。
つまり、池上さんの詰問から逃げたという事です。
よってメディアが首相を肯定的に捉えらているから、自分も肯定的に捉えようとメディアに疑う目を持たなければ、与党の思い通りになるだけです。
しかし、そのような錯誤に騙されないためには、新聞を読む事です。
実際に池上さんは1日に12社の新聞を読むそうです。新聞社が与党の考えを忖度することは少ないのですが、1社ごとに書く人が変わればそれぞれの記事も変わってくると思うので12社の視点に立つためにも12社の新聞を全て読むそうです。しかし普通の人はそのような習慣がないと思うので、普段は1社の新聞で良いが何か大きな事が起こった時にはコンビニで色々な新聞社の記事を読む事でより正確な情報を手に入れらるそうです。
この国は民主主義なので有権者の1票1票が政治を変えます。
よってメディアに騙され、正確な情報を手に入れることなく大げさに言えばメディアの意見によって自分の大切な一票を投じる事がないようにするためにも、新聞を読む事は大切です。そしてネットニュースだけでなく新聞を読む理由は大きく分けて2つあります。
1、 ネットニュースは読むというよりもみるという動作になる
ネットはアクセス数を稼ぐために、全ての見出しに興味を引くように出来ています。
その様なネットニュースの中にはどうしても質よりも量を優先してしまう事がある。
つまりネットニュースを見て、いざ顔を上げて見ると「何のニュースだっけ?」という事が起きやすい。
2.重要度が分かりやすい
先程も述べたようにネットはアクセス数で収入が決まってきます。
つまり、どれだけ見出しでユーザーを引き付ける事が出来るかという事が非常に大切になってくると共に一番大切な情報がどれかを判断することが難しいという事です。
しかし、新聞では重要が単純明快に分かるという利点があります。
最後に実際に池上さんがベトナムに行って感じた事を紹介します。
今ではベトナムは高度経済成長を遂げていますが、池上さんが20年前訪れたのはまだ発展途上国だった時です。
その町の風景は、店番をしている若者が昼寝をしているのではなく本を読んでいたそうです。その様な人は1人や2人ではなく町全体に広がっていたそうです。
そして万引きした少年はマンガを持って行ったのではなく英語の参考書を手にもっていたのです。それから20年後には見事に高度経済成長を遂げたというわけです。
これだけ本には大きな力がある事を証明し私たちに教えてくれたのではないでしょうか。
本日も最後まで読んで下さりありがとうございました。
次回も最高の記事が書けるように努力致しますので見て頂けると嬉しいです🙇