音をつむぐ㊲「トッド・ラングレン・・・リブ・タイラーを育てた話etc」
【歌ってみたTodd Rundgren】
最初に紹介する「アコギで歌ってみた!」はTodd Rundgren「You left me sore」です。1972年にリリースされたアルバム 「Something/Anything?」に収録された楽曲「You left me sore」。 お気に入りの1曲です。アコースティックギターでカヴァーしました。
「You left me sore」は直訳だと「あなたは私を痛めつけた」と直訳になりますが、 手元にあるブックレットの和訳では上手く訳されています。
'Cause you
Really, you left me sore
You really left me sore now baby
You messed me up for sure and I don't mean maybe
'Cause you really left me sore
君のせいさ
君のせいで僕は苦しんでいる
こんなにつらい思いをしてるんだよ
僕はメチャクチャだ
本当さ 君のせいでこんなに苦しんでる
トッドらしい切なさソング炸裂という感じですね(笑)。
■「この頃のトッドの私生活」
この楽曲をリリースした1972年、 トッド・ラングレンはモデルのベベ・ビューエルとの関係を始めています。
ビューエルはスティーブン・タイラーと短い関係を結び、 娘のリヴが誕生しています。 リヴ(リヴ・タイラー)は後にモデルおよび女優になっています。 ビューエルは当初、ランググレンはリヴの生物学的父親であると主張していました。
しかし、リブ・タイラーが8歳のとき、 スティーブン・タイラーが実の父親であることを知るのです。 しかし、ラングレンは、べべ・ビューエルと別れた後でも、 変わらずリブ・タイラーと共に暮らし育てています。
2012年リブ・タイラーはラングレンと良好な関係で、 「私は彼にとても感謝しています。私は彼をとても愛しています。 彼が私を抱きしめるとき、それはパパのように感じます」と記事にありました。
「You left me sore」はベベとの苦しかった思いを歌っていたのかも知れませんね。
■「You left me sore」のコードについて
このカヴァー動画では、少し原曲とコード感が違っているかも知れません。 その辺りはご容赦ください。 ネットでこの楽曲のコードが書かれているものを見ると、 Aメロについては、 D-Bm7-G6-F♯m7~ D-Bm7-G6-F♯7~(このメジャ-のF♯7が効いてますね)
このあたりのコードはカヴァーではちょっと曖昧に弾いちゃってます。
さらに、サビですが、頭のコードから Dm7-G-Cと私は弾いてます。 サイトによっては、F-G-Cとなっています。
サビの後半部分については 私は簡略化してしまって Dm7-G-Dm7-G-Dm7-G-C-Aと弾いてしまっていますが F-Em-F-G-Dm7-G-C-Aが原曲の感じに近い気がします。 基本キーはDですが、サビではCのキーに転調して 2-5-1(ツーファィプワン)の進行になっているのではないでしょうか。
■トッド・ラングレン「Chain Letter」
1971年に発売されたRunt名義のセカンドアルバム「The Ballad of Todd Rundgren」に収録されている楽曲です。このRunt名義で出された2枚のソロアルバムがとても好きです。 「Chain Letter」はアコースティックギターのカッティングから始まるトッドらしい一曲です。 彼の独特のコーラスワークも耳で聞いてコピーしてみました。 トッドの曲におけるコードチェンジも不思議な魅力があります。アコースティックギターを中心にしてカヴァーしています。
■トッド・ラングレン「I saw the light」
邦題「瞳の中の愛」。 1972年にリリースされたアルバム 「Something/Anything?」のA-1。 トップを飾る曲で、 全米では16位を記録しています。 トッドはすべての楽器を演奏し、 コーラスも自分で行っています。 今回、ワンコーラスのみ アコースティックギターでカヴァーしました。
マニアックなお話にお付き合い頂きありがとうございました!!