音をつむぐ⑧(活動履歴編8)
【妻から⇒どうぞ独りで暮らして下さい!!】
前回の記事「音をつむぐ⑦」では、長男が生まれても音楽への思いが断ちきれないままでいる30代前半、僕は音楽に携わる仕事を探していて、妻はその辺りの僕の動きを察知して、妻からの最後通告として、「そんなに音楽がやりたいなら、どうぞ独りで暮らして下さい!!」と言われてしまったこと(泣)。やがて30代半ばを過ぎて、3人の子育てと経理の仕事に集中していく日々のことを正直に書きました。
【日常のことを描く】
メジャーでの楽曲提供の仕事を手に入れた20代中盤。その流れは続かず音楽以外の仕事をしながら、食いつないで音楽制作に没頭した20代後半。30代で子供が生まれ、音楽とは真逆の経理というフィールドを歩み始めた30代中盤。30代後半はあっという間に過ぎて、経理、財務という仕事を通して自分と向き合うこととなった40代。
一方で地道に音楽の活動は続けていて、ちょうどこの頃、自分に本当に合うアコースティックギターを見つけました。都内の楽器屋へ行き、妻もついてきてくれて、試奏しているときもその響きを聞いてくれ、このギターを購入しました。そのギターが
【Cat's eyes CE-800】1980年モデル。
日本メーカーの東海楽器「Cat’s Eyes」の人気モデルCE-800。
決して何十万もする高価なギターではないのですが、僕に合っていると直感しました。職人たちが丹精込めて作ったという響きが感じられるギター。とても明るい音で心地よいサウンドを奏でてくれます。
トップとバックが単板なので、鳴りが非常に良く、弾いていて気持ち良いです。個人的にとても相性の良いギターです。
このギターを使って作った楽曲が「Life」という楽曲です。
■「Life」
Music and Lyrics by Takemoto Akihito
Vocal&Acoustic Guitar : Takemoto Akihito
Bass : Takemoto Akihito
DrumPrograming : Takemoto Akihito
【40代からのスタート!】
この頃の考え方としては、経理・財務の仕事について、先輩たちから教えられたことを忘れずに誠実に仕事と向き合うとことを心がけていました。そして、3人の子育てをとにかくやる! 子どもたちが自分たちの人生を振り返ったときに「あの時は楽しかった!!」と思える体験を共に作る。なので、僕は子どもたちと釣りに行ったり、キャンプに行ったりして、そのような体験を一緒にして子どもたちと過ごしました。ただ、仕事も忙しく、共働きですから、熱が出たりすると「どちらが保育園に迎えに行くか」など夫婦でもめたりすることもありました。子どもたちが騒いだりして、言うことを聞かないと、自分も若かったこともあって、一緒になってイライラすることもありました。それでも家族で協力しながらやりくりをして、今ではなんとか子どもたち3人共に元気にやってくれています。本当にそれが何よりうれしいことです。
40代に入ってからは、仕事、子育て、家事などを優先的にやって、その他の時間で「音楽の制作」をするというスタンスをとっています。
感覚としては、経理マンとしての自分が、ソングライターとしてのもう1人の自分に対して「投資する」という感覚です。今でもそんなスタイルでやっています。
40代となり、どこか新しい自分になったようにも感じていて、余計なものが少しずつとれて、考え方もシンプルになってきたと思います。
次回は40代後半になって思うこと、最近作った楽曲などについて書いていきます⇩
【★メジャーレーベルへの楽曲提供実績はこちら⇩
最後まで読んで頂きありがとうございました。