本紹介『楽園のカンヴァス』原田マハ
→ 登場人物と一緒に謎解きするのが好きな人へ⠀
いやー,おもしろかった.
"美術史 × ミステリー" です🎨⠀⠀
聞いたことある有名な画家や作品も出てくるので⠀
さらに引き込まれます!
「読み終わった次の日に美術館に行った」⠀
という ひなの本棚 さんの気持ち⠀
すごくわかります😳⠀
原田マハさんの美術・芸術に対する⠀
興味や好きな気持ちが伝わってくる🔥⠀
絵画を見たい気持ちにさせる内容でした!⠀
実際に
私もアートへの興味が出てきて⠀
美術館を巡っております😆
そして
読書好きの方には
美術館も好きな方が多い?
という新発見もありました!
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内容紹介⠀
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*⠀
画家を知るには、
その作品を見ること。⠀
何十時間も何百時間もかけて、
その作品と向き合うこと。
そういう意味では、⠀
コレクターほど
絵に向き合い続ける人間はいないと思うよ。⠀
キュレーター、研究者、評論家。⠀
誰もコレクターの足もとにも及ばないだろう。
ああ、でも ––– 待てよ。⠀
コレクター以上に、
もっと名画に向き合い続ける人もいるな。
誰かって? ––– 美術館の監視員だよ。
*⠀
監視員が⠀
そのすべての時間と心血を注いで⠀
みつめ続けなければならないのは、
人ではない。
作品とその周辺の環境だ。⠀
それに尽きる。
*⠀
学芸員よりも、研究者よりも、評論家よりも、⠀
そしてコレクターよりも、⠀
誰よりも名画に向かい続けているのは⠀
美術館の監視員である。
*⠀
偶然、慧眼、財力。⠀
名作の運命はこの三つの要因で決定される。
*⠀
アンリ・ルソー、
一九一〇年 –––⠀
画家晩年の傑作、「夢」。
*⠀
「この作品は、『夢』ではない。⠀
この作品のタイトルは –––『夢を見た』」⠀
⠀
「君たちに
この作品の調査を依頼した理由はただひとつ。⠀
これの真贋を見極めてもらいたいのだ。」
*⠀
作品をつぶさに調べるのではなく、⠀
「物語」を読み進めることによって判断する。⠀
見たことも聞いたこともない、⠀
まったく未知の調査方法だった。
*⠀
物語はごく正統なフランス語で、⠀
拍子抜けするほど単純で、⠀
まさに⠀
ルソーその人に焦点を当てたものだった。
*⠀
「あれは、アンリ・ルソーの作品であって、⠀
パブロ・ピカソの作品じゃない。⠀
それなのに、誰もが『楽園の下のピカソ』を⠀
狙っているのよ」
*⠀
永遠に生きる。
ピカソが、何度か投げかけてきた言葉。⠀
あの人の女神になって、永遠を生きればいい –– 。
*⠀
君は、永遠を生きるんだ。⠀
そのために、私は、この絵を描いた。⠀
そのために、私は、画家になったんだ。⠀
君に、永遠の命を与えるために。
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特に
"絵の真贋を物語を読んで判断する"
この設定を読んだとき
「なに!?どういうこと??」って感じでした😂⠀
設定から⠀
もう,おもしろいです!
主人公と一緒に
「夢」が描かれた時代へ
タイムスリップするような没入感がありました✨
そして私は
絵画などのアート作品を実際に観たくなりました🎨
美術館によく行かれる方はもちろん
原田マハさんを⠀
まだ読んだことない方にも
ぜひおすすめしたいです😊
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