ゲンロン友の会に入った頃のFacebook(2018/9/4)

Facebookの「思い出」で上がってきた2018年の文章。
東浩紀のファンになって、より応援したいと思いこの年にゲンロン友の会に入会。現在は上級会員になり、先月末に更新を終えた。
なおここに書いてある金額情報は当時のもので、また前期同時入会キャンペーンの価格だった。
関心ある方は公式サイトをご覧いただきたい。
https://genron-tomonokai.com/

ゲンロン友の会に入会して、ダウンロードコンテンツで「ゲンロン7」を読んでいる。東浩紀×千葉雅也×國分功一郎の鼎談は期待値以上に面白かった。

東の「距離の回復」という文章も素晴らしい。
「距離の価値を取り戻そう」という論考で、「(…)政治も大学人もジャーナリストも(…)「いまここ」の問題に反応し「立ち上がる」ことにしか、正義の根拠を見いだせなくなる」という。
これはまさに、僕が数年にわたって「中の人」になる事を己に課して得た実感から、現在あらゆることに距離を取りつつ緩く関与することに切り替えた事にリンクする。

実際、いくつかの活動の「中の人」をやめたことや、不本意ながらも繋がりが「切れた」経験というのは、物理的にも精神的にも距離が生まれた。それは音楽を創作する意味に於いても、また「まちづくり」の面においても、「いまここ」ではない私という個人的な己の問題に接続し、また新たな外側の視点が加わる事になった。

むしろ己に埋没する時間そのものが、自分や他者との距離感を図る大きな転換であるように思う。

15000円でかなりのゲンロンコンテンツを利用できるのは安いと感じている。40歳を目前にまた知の旅に出られることを喜びに感じつつ、僕の様々な活動を動かし続けられたらいいなあ、と思っている。

竹田克也Facebookより

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