美術館チケット
目[mé]「非常にはっきりとわからない」
2019.11.2-12.28
千葉市美術館
今話題の、空に浮かぶ顔「まさゆめ」を企画する目[mé]の展覧会に行ったときのもの。
「非常にはっきりとわからない」この時も話題になっていて教えてもらったので見てきました。まだ設営中ですといった雰囲気の中で何か違和感を感じる展覧会。仕掛けが置いてあったり、壁が増えていたりと、普段の美術館の情景ではなくなっているのです。上の階と下の階に行ったり来たりするのだけど、その時に、あれ?さっきと違う!といったことが沢山あって、何度も行き来をしてしまう。壁が動いていたり、人が寝ていたり、不思議な仕掛けがでてきたり。インスタレーション?一体何を見せられているのだろう?って…!
美術館って、今日はこれをみるぞー!って、頭で行くと思うんだけど、何を見たかというより、どうなっているのか五感が研ぎ澄まされるような不思議な体験をしました。
目[mé]は、アーティスト荒神明香と表現活動体「wah document」によって組織された現代芸術活動チーム。
私が、初めて見たのは資生堂ギャラリーの展覧会でした。
「たよりない現実、この世界の在りか」2014.7.18-8.22 SHISEIDO GALLERY
点検口の扉から入り、階段を降りてゆくと、海外のホテルに来たようなインスタレーションが広がっていて。薄暗い廊下を通り、部屋に入ると窓やベッド、机の上に置かれた物など、細部までリアルに作られいました。実際に旅行中のホテルへトリップしたような錯覚に落ちる。しかも、鏡の中には反転した世界が再現されていたという驚き。廊下に出ると奥の部屋は異次元になっている…何かとてつもなく大きな丸い塊。ブラックホールのような月のようなものが存在していました。
まるで、映画の世界に迷い込んでしまったような感覚でした。
《《《美術館チケット投稿をはじめました。(2021年4月〜12月までの予定)今年は今まで行った美術館チケットの整理をしながら、自分のやってきたことを整理していきます。》》》
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?