李禹煥
美術の人物図鑑シリーズです。
今回は、李禹煥。
生年1936年-
国籍 大韓民国(慶尚南道生まれ)
表現媒体 絵画、インスタレーション、文筆家
スタイル もの派
関連人物 (もの派)関根伸夫、菅木志雄、榎倉康二、小清水漸、高山登、成田克彦
研究家
関連サイト
1956年に来日。1968年頃に本格的な作家活動と評論活動を始め、「もの派」の中心人物として活動。《関係項》(1969/2020年)は、理論的支柱となる「もの派」という当時の動向を象徴している作品である。
もの派は、木や石といった自然素材と、紙や鉄材、ガラスなどの工業製品といった「もの」のあいだに自分の意思を介入させることで、素材同士の新たな関係性を提示するという試みである。1970年代初頭からは平面作品も制作し、「線より」「点より」のシリーズを展開。キャンバスの一部のみに筆の跡を残し、大きく余白を残す。手を加えることを最小限に抑え、余白の広がりと空間の存在を感じさせることで、自然と人口の間、もの派の定義にも通じるものがある。
1980年代には、画面に動きのある「From Winds」「With Winds」といったシリーズを展開する。著書『出会いを求めて―新しい芸術のはじまりに』(田畑書店、1971)など著作多数。2010年、香川県直島に李禹煥美術館が開館。建築は安藤忠雄。
【李禹煥の作品が見られる場所】
・李禹煥美術館(香川県 直島)
・「国立新美術館開館15周年記念 李禹煥」展
2022.8.10-11.7
国立新美術館
【李禹煥の作品を見た場所で印象に残ったもの】
・「祈りの痕跡。展」
2008.7.19-9.23
21_21design sight
・「単色のリズム 韓国の抽象」
2017.10.14-12.24
オペラシティアートギャラリー
・「STARS展:現代美術のスターたち―日本から世界へ」
2020.7.31- 2021.1.3
森美術館
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