美術館チケット
木彫り熊の申し子 藤戸竹喜
アイヌであればこそ
東京ステーションギャラリー
2021.7.17-9.26
今、野田サトルさんの、ゴールデンカムイを読み返しているところ。アイヌの文化がとても良くわかるマンガなのです。神はカムイと呼ばれ、動植物や事象など、自然界のさまざまなものにカムイ(神)が宿っていると敬意をあらわすアイヌ民族。住居や狩のシーン、ご飯のシーンなどアイヌの文化を知ることができました。
前知識があったからか、とても見入ってしまいました。熊の毛並みが本物のように繊細な表現。熊を作っているようで、カムイを作っているような。他にも海の動物や、人物なども。蝦夷狼の彫刻にいたっては、絵本のようにストーリーがあって往復して見入ってしまいました。おばあちゃんの彫刻は魂がこもっているようで鳥肌モノでした。頭で支えておぶっている赤ちゃんを、横から忘れずに見てほしい!宝飾や装備などがついても、彫刻に違和感がなくて凄い。
下絵を描かず当たりのみでバンバンと掘り進める。素材を見ていると、中から、そのものの形が浮かんでくるので無駄なところを削るだけ。というようなお話をインタビュー映像でされていました。
藤戸竹喜さんが、集めた北海道のお土産、木彫りの熊のコレクションも、ひとつひとつ顔が違っていて可愛かった。
《《《美術館チケット投稿をはじめました。(2021年4月〜12月までの予定)今年は今まで行った美術館チケットの整理をしながら、自分のやってきたことを整理していきます。》》》