大切な人に望むこと
自分にとって本当に大切な人に、3つだけ望むとしたら、何を望みますか?
まずは、生きていること
その次に、幸せでいること
その次に、そばにいること
この順番かなあと、思いました。
最後の1つは自分本位じゃない?と思うかもしれないけれど、
3つとも全部自分本位です。
何かひとつしか、叶えてもらえないなら、
生きていて欲しい。
もう生きていない、ということを知って、そのあとを生きることは苦しいことだと思う。
その次にもう一つだけ叶えてもらえるなら、幸せに生きていて欲しい。私のそばにはいないけど、でも、幸せに生きているんだ、と思っていたら、かろうじて、私もきっと生きていける。
でもやっぱり、そばにいてほしい。
そばにいてくれたら何もいらない、なんて絶対言わないけど、あとひとつだけ叶えてくれるなら、そばにいて欲しいと思う。
私のそばで幸せに生きていてくれたら、と思うのが、本当に本当に最後まで諦めたくない願いなのかなあと。
でも、最初の願いすらも叶わないことも、ある。
自分の大切な人が、もう生きていないことを目の当たりにすることもあれば、その形にさようならを言えないことすらある。
それでもなんとか自分を生きている。
頭から砂になってさらさら飛んで行きたくても、なんとか自分の身体の形を保って生きている。
普通の顔をして、人と普通に会話をして、そうすることでなんとか、今をやり過ごして、
いつか、自分の傷を愛でることができる日を待っている。
悲しさの中に愛おしさを見出して、その小さな光をじっと見つめられる日がくるまで。
そんな人が、なんでもない私と、同じ世界を生きている。
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