超絶アウェーな環境でのスポット対応によって私の限界が広がった話
例年、1月~3月まではインプット期間に充て、新規案件を受けないようにしています。
しかし、ご縁があり、この1か月は“初めまして”の案件を2件受け、対応しました。
2件とも、超絶アウェー。普段の私だったら「緊張する~(泣)口から心臓が出てきそう~(泣)」などと言って大騒ぎするくらいの状況です(どんなだ)。
ですが、結果的に言うと、この2件とも、対応した私にとっても良い案件でした。
今回はそんな話から書き始めてみます。
◆ オンラインでの出来事
1件目は、兵庫県にある三田市商工会が主催している実践創業塾。
テーマは「WEBマーケティングの基礎」。60分で話します。
このテーマ、簡単そうで大変です、実は。
なぜなら、しっかりメニュー構成を考えないと「あれも話さないと!」「それも伝えないと!」になって、時間オーバーまっしぐらになるから。
中小企業診断士の仕事のひとつは、実現可能性の高いコツを分かりやすく伝えること。
それを心の中で何度も唱えながら、
WEBマーケティングって皆さんの味方になってくれるものだよ
このコツだったら今日から始められるよね?
という2つのメッセージが伝わるような内容にしました。
結果、コメント欄や授業後の質問タイムは前向きで活発。授業後に受講生さんか「分かりやすかったです」「声が素敵でした」なんていう嬉しいメッセージも。
自分のメニュー構成が正しかったという気づきになりましたし、「私の声って素敵か!?」なんていう新たな疑問も得ることができました。
初めましての場所で初めての皆さま向けの講義。
このような素晴らしい機会をくださった中小企業診断士の先生はもちろん、この先生との縁を結んでくださった先生にも感謝申し上げます。ありがとうございました。
◆ 取材での出来事
2件目は、人形町にある会社の社内報に掲載されるインタビュー。
そこで、これまでのキャリアや、在宅勤務時代だからこそ工夫したいコミュニケーション法について語ってほしいというのです。
皆さんにはどう思われているのか分からないのですが、私、自分のことを話すの、本当に苦手で大嫌い。
「どういう構成にしたら編集しやすいかなぁ」なんて考えて準備するので準備時間はかかるし、取材当日も気力体力を相当消耗するし……ということもあるから。
こんなカンジなので、今まで受けたインタビューはすべて、普段からお世話になっている人からのリクエストです。例えばコレとか。
今回はオファー主に久しぶりに会えると期待して受けて準備をしていたら、オファー主は同席不要になっていて、結果、初めましての人達と45分話をするという、私としてはストレスMAXな状態でした。
でも、これが良かった。
事前に送られてきた想定問答以外の質問が出たことで、自分の本音に出会えたから。
質問は「今後の抱負を教えてください」というものです。
今、諸々あって、どうしても目の前のことに必死になってしまっていて、今後の抱負と言われても「5年後に隠居したほうがいいかなって思ってます」くらいしか思いつきませんでした。
以前ここにも書きましたね。
ただ、話をしてきた内容からすると「5年後に隠居したほうがいいかなって思ってます」は繋がらない。
そこでひねり出したのが、今回の気付きでした。
「多種多様に尖った人たちが輝ける環境づくりをしていきたい」
このインタビューを受けてからというもの、自分の発したこの言葉を反芻しています。
確かに、よーく考えると日々の活動はこの言葉に繋がっている。
私が残りの人生でやっていくことはこれなのか……。
これ、もう少し考えてみます。
◆ 自分の限界は周囲の限界
私、“成長できる人”が好きです。
なぜ好きなのか、漠然としていたのですが、今回対応したこの2案件を通じて、ふと気づいたことがありました。
私は“小さい範囲で築かれた限界”が嫌いなのだと。
組織、家族、地域といった枠の限界って、そこに参加する人が持ち寄った限界を補い合った結果、できあがったものじゃないかなと考えます。
なので、1人ひとりの限界は、大きいほうがいい。
1人ひとりの限界が大きく広くになれば、組織、家族、地域といった枠の限界も大きく広くなるのじゃないかな、と。
この1か月の間に受けた2案件はどれも、普段の私だったら出会えなかった“気づき”に出会わせてくれました。
気づきがあれば、「じゃあ、どうする?」と手段に落とし込める。手段に落とし込めたら実行できる。
PDCAサイクルを回すことができます。
以前、こんなことを書きました。
こんな状態になったのなら、それは、私を“あるべき姿”に導いてくれるきっかけなのかもしれません。
そんな私の「初めまして」案件、次は4月です。
どんな出会いがあり、どんな気付きを得られるのか。今から楽しみです。
頂いたサポートは中小企業支援・創業者支援に繋がるような使い方をさせて頂きます。また、サポートを使わせて頂いた際には記事として内容を書かせて頂きます。