どちらが本当の自分?~自分から見た自分or周りから見た自分
以前、こんな記事を書きました。もう2年前になるのか。
この時は、“中小企業診断士としての自分の強みは何か?”みたいなことを書きましたが、そもそもの話を。
自分で自分が分かっている人って、世の中にどのくらいいるのかな……。
自分自身で思っている自分像と、ある時にふと周囲から聞いた自分像が違いすぎて「本当にそう?」と言ってしまうような時、ありません?
私、結構な頻度であります。
ただ、自分の強みは何かとか自分のニーズはどこにあるのかということを考えた時、周りから言われる自分像のほうが割と“本当の自分”に近いんじゃないかと、年々そう感じるようになってきました。
「武井ってば、なぜそんなことを言い始めた?」
先日、帰省した際に見つけた“あるもの”がきっかけです。
◆ パオから見た武井像
大切にしていたものを纏めて入れていた箱の、さらに底から見つかった“あるもの”。
それはおそらく、大学進学時に提出する調査書のベースになった書類です。
記憶がサッパリないのですが、多分、そう。
そこには、高3当時の担任(“パオ”と呼ばれていたので、その名前で書きます)の書いた“武井とはどういう人間か”というものでした。
「え~~~~~? 私、そんな風に見えた?」
パオが担任だったのは6年間の中で2年(高1と高3)だったはずで(多分)。
パオとはそんなに仲良く話していたわけじゃないはずで。もちろん喧嘩はしてない(多分)。
なのに、なのに。
パオには当時の武井こう見えていたのか……。
おそらく、当時の私自身もそう感じていたはずなんです。きっと驚いて、そんなの自分じゃないって思ったはずなんです。
当時の私なら破って捨てていたに違いない。でも、捨てなかった。
大切にしていたものを纏めて入れていた箱の更に底に、この紙が残っていました。
驚いた割には嬉しかったのかな……?
「当時の自分、その紙をなぜそこに残したか、書き残しておいてよ!」
◆ 自分からみた武井像
この、パオから見た武井像。私が思っている自分像とは真逆です。
● 暗くてジメジメ
可能なら部屋から一歩も出ずに家の中で一人で籠りたい。スッピン最高!
● 言いたいことの100分の1程度
口に出さずモヤモヤしたまま自分で処理する想いのほうが多いのです。
● 仕方がないのでやる
だって、分かる人が他にいないんだもん。誰かが困るくらいなら自分で動く!
● 無責任だと思われたくないだけ
良いカッコしたいだけなんです。
● サポート不足でごめんね
後輩たちが困っていないか、いつもドキドキ。
ね、こんな記事を書き残すくらい自己肯定感が低いのです。
◆ 受け止めることで分かること
若かりし頃は「自分は周りが思っているような人間じゃない」だなんて感じて、自分の殻の中に閉じこもることもありました。
ただ、社会人経験を重ね、中小企業診断士試験を経て中小企業診断士になり、1度目の資格更新を終え、なんなら2度目の更新も近づいてきている今、少しずつですが、可能な限り、周りから自分がどう見えているのか聞くようにしています。
それは、ギャップがどのくらいあるのか可視化することが目的で始めたことですが、ここ最近では「お、そういう風に見えているのか。なら、それはそれで受け止めよう」と思えるようになりました。
こんな年齢になって、ようやく。
● 素直に受け取ったフレーズ①
「明るいね」「いつも元気だね」みたいなフレーズは支援先様から言われる頻度が高いです。
まぁ、支援先様にアドバイスする人間がしているオーラ満載だとマズいのでよいのですが……。
● 素直に受け取ったフレーズ②
メンバー達から「細かく教えてくれて、ありがとうございます」「行く先はココだよっていつも導いてくれて、ありがとうございます」だなんて言われたのです、突然。
彼女たちがそんなことを思ってくれているだなんて言われたことも聞いたこともなかったので驚き満載でしたが、素直に嬉しかったです。
自分の想いと異なるので拒絶するのではなく、一旦受け止める。
その上で、次を思考するor志向する。
ビジネスの上ではやれているのに。支援先にもそうアドバイスしているのに。キャリアが積み重なりつつある8年目の中小企業診断士なのに。
相変わらずこんなことでモヤモヤ&ドタバタしているのです。
(笑ってやってください)
でも、この自分像を巡るモヤモヤもドタバタも、無駄にはしません。
経験したからこそ、似たような悩みを抱えている人に実感を込めてアドバイスできるのではないかな、説得力みたいな。
そう前向きにとらえて、今日も明日からも進んでいきます。
こんな私と今週末ココでお会いできる皆さまへ!
久しぶりのリアル開催でドキドキしていますが、どうぞよろしくお願いいたします!
頂いたサポートは中小企業支援・創業者支援に繋がるような使い方をさせて頂きます。また、サポートを使わせて頂いた際には記事として内容を書かせて頂きます。