今日の杉浦佑成【2020年10月24日】


○今日の杉浦佑成(2020年10月24日)


【 出場時間 】30:19
【得   点】17点
【リバウンド】 3本
【 アシスト 】 2本
【スティール】 1本
【 ブロック 】 1本


 水曜日の大阪戦に敗れた島根ですが、今節は琉球ゴールデンキングス(以下琉球)との沖縄での対戦となります。現在5連勝中と波に乗っており、非常に好調な琉球。また、現在西地区3位の琉球との今節は、4位の島根にとって上位を目指す上で、重要な直接対決の1つといえます。


 そんな琉球戦に杉浦佑成選手が帰ってきてくれました。という事で、本日は久しぶりの「本日の杉浦佑成」としてお届けします。




琉球ゴールデンキングスのゲームレポートは以下の通りです。



1Q 残り10:00~5:42、3:41~0:00まで約8分出場


・残り10:00~8:00ごろ


 杉浦選手も復帰し、スタメン出場出来た事をよろこびながら始まったこの試合。1Qは、デモン・ブルックス選手(#24)、リード・トラビス選手(#8)が中心となりオフェンスが動きました。

 ブルックス選手がトップの位置からのドライブでファーストオフェンスを成功。その後トラビス選手もシュートを外してしまうものの、ジャック・クーリー選手(琉球#45)相手に自らリバウンドを確保し、ゴール下での得点を決めます。


・残り6:15ごろ


 琉球のオフェンスでは、クーリー選手のオフェンスリバウンドが目立ちました。この場面でも、ドウェイン・エバンス選手(琉球#13)のシュートが外れた所をフォロー。

 クーリー選手がリバウンドから直接シュートした所を、ブルックス選手がブロック。ブロックされたボールをクーリー選手が再び確保し、もう一度シュート。今度はトラビス選手がブロックして防ぐ事が出来たものの、クーリー選手のインサイドでの存在感が目立つシーンでした。



・残り6:05ごろ


 島根がブロック2連発でクーリー選手を止めた直後の攻撃。今度は島根が速い展開でのオフェンスを繰り出します。

 山下泰弘選手(#5)から、左45度の杉浦選手にパスを出すと、すかさず3Pシュート。今村佳太選手(琉球#30)がチェックに入り、シュートは外れたものの、積極性のあるオフェンスを見せてくれました。


・残り4:32ごろ


 エバンス選手がゴール下でブルックス選手を押し込み得点。ここで琉球が逆転し、得点を4分ほど止められていた島根はたまらずタイムアウト。


 タイムアウト直後の島根のオフェンス。北川弘選手(#6)のドライブからパスを回し、ペイントエリアのトラビス選手へ。マークのクーリー選手と若干距離がある事を確認すると、ジャンプシュートで確実に得点を挙げました。



・残り3:35ごろ


 杉浦選手がベンチから再び出場した直後のオフェンス。ゴール付近から走り込み、45度付近でボールをもらうと、今村選手をトラビス選手にひっかける形で距離を作り、ペイントエリアでのフェイドアウェイを決めました


 交代直後のオフェンスでしたが、自ら積極的にアタックし得点を取る姿勢は、ケガの不安を払拭させてくれるとともに、とても頼もしく感じました。





・残り0:02ごろ


 島根の1Qのディフェンス。岸本隆一選手(琉球#14)のロングスリーが外れた所、クーリー選手がリバウンドを確保、その中で小阪彰久選手からファールを奪い、フリースローを獲得。

 その後、島根はエンドラインからのロングパスで一気に前線へ運ぶも、パスがつながらず再び琉球ボールへ。



 再びエンドラインからのディフェンス。今度はエバンス選手がゴール下で押し込みシュートを狙ってきます。小阪選手が体を張って守るもファールを取られてしまい、再びフリースローへ。


 エバンス選手が2本目を外すも、クーリー選手が再びリバウンドを確保すると、ゴール下でのブザービーター。ビデオ判定を踏まえての得点となりましたが、残り2秒で4点を獲得、逆転して1Qを終えた琉球に流れが向かいそうな雰囲気でした。



2Q 6:58~1:18まで約5分半の出場



・残り10:00~7:00ごろ


 1Q終了間際の雰囲気のまま、本当に琉球に流れが向かってしまいました。田代直希選手(琉球#24)、今村選手、クーリー選手が立て続けに得点を重ねます。島根もタイムアウト・選手交代で流れを変えようと試みますが、流れは変えられず12点差にされてしまいます。


 厳しい状況での2Qの出だしとなる中、杉浦選手は交代で出場しました。


・残り5:45ごろ


 オフェンスで得点が取れない状況にある中、杉浦選手が見せてくれました。山下選手のパスを受け、左45度からのクイックな3Pシュートを決めました。


 島根の本日初めての3P成功だった事もあってか、琉球はすかさずタイムアウト。まだ点差もあり、1分ほどでオフィシャルタイムアウトも来る中、すぐに時間を止めました。




・残り4:30ごろ


 オフィシャルタイムアウト明けの島根のオフェンス。トップのトラビス選手がゴール下のブルックス選手へパス。エバンス選手が杉浦選手をマークする中、ブルックス選手には牧隼人選手が(琉球#88)マーク。サイズのミスマッチを活かし、冷静にゴール下を決めました


・残り4:00ごろ


 今度はトップでブルックス選手がボールを持ったオフェンス。インサイドのトラビス選手に対して、クーリー選手が前面に立ちディナイディフェンス。それを見ると、ブルックス選手はコーナーの杉浦選手へパス。角度が変わり、クーリー選手のディフェンスの効果が弱まった所、トラビス選手へパスを入れ、豪快にダンクを決めてくれました。



・残り0:01ごろ


 島根にも好プレーが出始めたものの、点差は詰められず、5~10点差を追いかけ続ける展開。琉球のラストオフェンスで、エバンス選手がドライブで攻めると、ブルックス選手・ペリン・ビュフォード選手(#7)が2人で止めにかかります。


 そうすると、エバンス選手はフリーになった牧選手に冷静にパス。フリーになった牧選手がボールをもらうと、ビュフォード選手が駆け寄ります。しかし、牧選手はシュートフェイクでビュフォード選手を飛ばすと、ドリブルで1歩中へ入り、ブザービーターのジャンパーを決めました。1Qに引き続き、チーム・会場の雰囲気を良くして前半を終えた琉球はさすがの一言ですね。



3Q 10:00~3:41、0:20~0:00まで約6分半出場



・残り7:30ごろ


 3Qは互いに得点がなかなか決まらず、我慢が続く展開に。3Qの島根の初得点は杉浦選手によるものでした。エンドラインからボールを入れてのオフェンス。右サイドにいた杉浦選手が左コーナーまで走り込み、山下選手の入れたボールをもらい、そのまま3P。


 エンドラインからボールを入れる際、走り込んでボールをもらってすぐに3Pシュートはサンロッカーズ渋谷でも昨シーズン何回も見せてくれたプレーですが、杉浦選手はかなりシュートまでのタイミングが早いので、かなり止めにくいオフェンスかもしれないですね。




・残り7:00~6:15ごろ


 ここでブルックス選手が一気に爆発しました。ファールを受けてフリースロー2本、インサイドでの3Pプレーと立て続けに決めると、山下選手からのパスを受け、左サイドから3Pも決めます。


 点差を一気に詰めたのも流石の一言ですが、大きかったのはブルックス選手が3Pを決めてくれたことにあります。
 この試合、ここまで杉浦選手しか3Pが入っていない状況でしたが、ブルックス選手が決めてくれた事で、琉球ディフェンスも外のシュートへ警戒が広がるのではないかと感じました。



・残り0:51~0:00ごろ


 ブルックス選手の爆発もありましたが、琉球のディフェンスはハードなままで、島根は得点が4分ほど無得点の状況が続いてしまいました。クーリー選手のディフェンスを中心にインサイド陣の負担も大きく、ファールもかさみ、じわじわと離れていく点差。


 オフェンスでも苦戦を強いられる中、神里和選手(#75)が交代で出場。オフェンスには苦戦していたものの、残り時間わずかな中、ドリブルからの3Pを決めてくれました。
 続くラストオフェンスでも3Pを放ちます。琉球のようにブザービーターとは成らなかったものの、4Qへの希望をつないでくれたように感じました。



4Q 10:00~0:00まで10分フル出場


 10点を追い4Qを迎えた島根。ここでビュフォード選手・杉浦選手のフォワード陣が気を吐きます。

 
 ビュフォード選手がインサイドで立て続けに点を取ると、杉浦選手も3本連続での3P成功。オフェンスでの見せ場を作りました。阿部諒選手(#13)も3Pを決め、残り2分で6点差まで食らいつきました。




 しかし、琉球の並里成選手(琉球#3)に得点を許し、インサイド陣はクーリー選手・エバンス選手との戦いによりファールアウトに追い込まれてしまいます。ここで勝負がついてしまったか、最後は13点差での敗戦となってしまいました。


○まとめ



・島根は琉球の激しいディフェンスからシュート確率が低調だった
・インサイド陣が体を張ったディフェンスをしたが、ファールがかさんでしまった
・今村選手の3P、並里成選手の4Qでの活躍は圧巻だった



○杉浦佑成選手


 本日は杉浦佑成選手を取り上げさせて下さい。
 杉浦選手は開幕節以降、右足?のケガにより、欠場が続いていましたが、本日無事に復帰。
 

 30分を超える出場となりましたが、17得点を上げ、3Pを5本成功。走り込みながらのシュート等もあったので、ケガの影響も大丈夫なのかなと、ひとまず安心です。


 最近の試合では、チームとして3Pの成功率に苦戦している場面もありましたので、そういった面でも活躍が期待されるのではないでしょうか。


 良かった点、悪かった点、色々あるかもしれませんが、まずは次戦以降も元気な姿でコートに立てる事を祈りながら、これからも島根を見ていきたいなと思います。

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