【ビーコル】三遠ネオフェニックス戦に向けて予習・復習をする話【やっぱりつよい】
〇はじめに
バイウィークあけ、川崎ブレイブサンダースとの神奈川ダービーでは1勝1敗で星を分け合うことになりました。
個人的には第2戦、リバウンド争いをしている時にインサイドの選手がボールを外にはじき出して、それを他の選手が拾うことでボールをつなぐのは非常に効果的なのかなと感じました。
ビーコルは選手がインサイドにどっしり構えるというよりは、アウトサイドに多くいるタイミングも多いと思いますしね。
さて、今度の対戦相手は三遠ネオフェニックス。中地区首位の強敵が相手です。ビーコルとしてはアウェー豊橋での11月の試合以来となりますね。
今回はそんな三遠ネオフェニックスについて調べてみました。
前回対戦前に書いた記事もありますので、お時間があればぜひ。
〇今シーズンの三遠ネオフェニックス
まずは、ざっと現在の三遠ネオフェニックスについて見ておきましょう。
現在の三遠ネオフェニックスは34勝7敗で中地区1位、地区優勝までのマジックが12とすばらしい成績です。リーグ全体で見ても、34勝7敗は宇都宮ブレックスと並び1位タイとなっております。
直近では、アルバルク東京、琉球ゴールデンキングスとリーグのトップチームとの試合が続き、今シーズン初の3連敗。そうはいっても、三遠の強さには疑う所はありませんね。
そんな三遠ネオフェニックスの今シーズンのスタッツを三遠、対戦相手それぞれの目線でまとめてみるとこうなりました。
はい、真っ青です。ぼくはいつも表を作る時には、リーグ内で上位・下位それぞれ5位までのスタッツを青く、あるいは赤くしていますが、青ばかりです。いかに三遠のスタッツが傑出しているかがわかります。
そんな三遠ネオフェニックスの今シーズンのスタッツを見てみると、以下の特徴があると言えそうですね。
そして、三遠のすばらしさを裏付ける点として、各選手の得点のバランスの良さ、出場時間がシェアされていることがあげられます。
三遠には平均得点2ケタ越えの選手が5名いますが、それに加えて金丸晃輔選手・細川一輝選手・大浦颯太選手も平均得点8点近くと高い攻撃力を有していることがわかりますね。つよい。
出場試合数から見てみると、常に選手全員が万全な状態で試合に出れているわけではなさそうですが、得点力のある選手たちが多く在籍していて、チーム全体として高い得点力を保っていることがわかりますね。
出場時間についても、ある程度意図的に調整がされているのか、強いから調整できるのか、真実はわかりませんが、極端にプレータイムが長い選手も多くありません。
最もプレータイムが長いのが、コティ・クラーク選手の29分、次いでサーディ・ラベナ選手の27分となります。
プレータイムを分散させることのメリットにはケガのリスク軽減に加えて、「試合感覚の維持」もあると思うんですよね。いくらプロの選手と言えど、しばらくぶりに急に試合に出ることになっても、良いパフォーマンスをすることは難しいでしょうからね・・・。
〇時期別に考える三遠ネオフェニックス
ここからは、時期別に三遠ネオフェニックスについて考えていきたいと思います。
今回は、三遠ネオフェニックスで佐々木隆成選手(PG)、細川一輝選手(SG)がスタメンを務めていた10~12月と、両選手がコンディション不良のため不在にしていた1~3月のスタッツを比較してみたいと思います。
シーズン当初スタメンであった両選手の不在による影響は決して小さいものではないでしょうからね・・・。実力面でももちろん大きな存在なのでしょうが、選手が長期離脱してしまうと、メンバー交代などのローテーションにも変更を余儀なくされてしまいますからね。
そんな両選手も、前節の琉球ゴールデンキングス戦では復帰されていたようですね。コンディション調整とのことでしたので、ケガ?が良くなったのであれば本当によかったです。横浜戦のことさえ考えなければ・・・。
そして時期別に見てみると、三遠ネオフェニックスには以下の特徴があると考えられそうですね。
3Pシュートの本数がチーム内でも多かった、佐々木隆成選手・細川一輝選手の不在により、3Pの試投数が少なくなるのはわかるのですが、成功率が上がってきてるのはどういうことなのでしょうか・・・?
有識者のかた、どなたか教えてください・・・。
〇勝敗別に考える三遠ネオフェニックス
さて、時期別には考えてみましたが、今シーズン三遠ネオフェニックスは強くて、基本的に勝ち試合ばかりなので(ほめてます)、あまり参考にならなさそうです。
なので、ここからは三遠ネオフェニックスの勝敗からスタッツを見てみたいと思います。
三遠ネオフェニックスの勝ち試合、負け試合それぞれのスタッツをまとめてみました。
そもそも、三遠ネオフェニックスはここまで(2024年3月4日時点)で、地区上位チーム以外に負けなしという事なので、なかなか参考になりにくいかもしれないですが・・・。
ですが、こうやって三遠ネオフェニックスの勝敗別にスタッツをまとめてみると、明確に違いが出ることがわかりますね。
こうやって見ると、三遠との試合ではディフェンスで守り勝つというより、三遠を上回る攻撃力でなぐり勝った試合が多かったという事なのでしょうか・・・。
三遠の負けた試合での平均得点81.4点って、リーグで上位3分の1くらいには入る成績ですからね。シーズン平均からすれば10点近くは抑えられているわけですが・・・。こりゃあすごいや。
〇個人的な注目点
さて、ここまではさんざん三遠ネオフェニックスをほめちぎった記事になっていますが、ぼくも一応ビーコル目線で記事を書いていますからね。
ここからは、ビーコル目線での注目点について考えてみたいと思います。
さて、どうやったら三遠ネオフェニックスに勝てるのか・・・よくわかりませんでした。ですが、調べていく中でわかってきた事がありました。
あえて極端にまとめてしまいますが、「コティ・クラーク選手を止められるかどうか」が打倒三遠ネオフェニックスのカギになりそうです。
三遠ネオフェニックスの選手ごとに、いくつかのスタッツをまとめてみました。
三遠ネオフェニックスの選手たちのスタッツは、今度のビーコルとの試合の前に見ておくと参考になるはずです。
今回は三遠の勝敗を分けそうな、5つのスタッツにしぼってまとめてみました。
表は上から順に、平均得点、FG成功率、2P成功率、3P成功率、ディフェンスリバウンドとなっています。
また、この表の中ではシーズン平均、勝ち試合の平均(青い部分)、負けた試合での平均(赤い部分)と数値を並べています。
こうやって見てみると、コティ・クラーク選手のスタッツは三遠の勝敗と非常にリンクすることがわかりますね。
チームのトップスコアラーでありながら、リバウンドもチームトップなコティ・クラーク選手の存在感がそれほど大きいという事なのでしょう。
三遠の方だってコティ・クラーク選手に対策をしてくるであろうことなどは承知の上でしょう。その上でシーズンを戦って、好成績を残しているわけですから、簡単に止められるものでもないのですが・・・。
三遠の最近のハイライトを何本か見てみましたが、クラーク選手はドライブも出来るタイプの選手なので、ディフェンス1人で中も外もと守り切るのは非常に難しい選手だと言えそうですね。
クラーク選手は201㎝という身長ながら、体重は121㎏と非常にパワーがありそうな感じなので、ビーコルのインサイド陣は注意が必要ですね。
ビーコルで一番体重のあるジョシュ・スコット選手でも210㎝、114㎏と若干差がありますので・・・。どうやったら止められるんだろう・・・ほんと・・・。
〇まとめ
・三遠の攻撃力は相変わらず驚異的な強さ
・三遠に勝つには、守り勝つよりも、なぐり勝つ?
・コティ・クラーク選手を止められるかが勝敗を分けそう
色々とぼくなりに調べてみましたが、やっぱり三遠はつよいですね。
今シーズンのリーグトップチームに位置するだけある見事なスタッツの数々でした。ここから2か月で、あと3試合三遠ネオフェニックスと戦うビーコル、がんばろう。
スタッツだけを見てみると、ビーコルが勝つにはオフェンスで爆発することが出来るかが重要になりそうですね。
ビーコルのどの選手が今回の三遠戦で爆発してヒーローとなってくれるかを楽しみにしながら、試合を迎えたいと思います。それが杉浦佑成選手だったら、ぼくはうれしいのですが・・・。
今節が終われば、また少しお休みを挟んで、リーグ戦も最終盤へと入ります。
まちがいなく強敵ですが、川崎戦で勝利した流れをもって、ホームでのいい戦いが見たいですね。
がんばれ、杉浦佑成選手。がんばれ、ビーコル。
おわりです!