【滋賀レイクス】熊本ヴォルターズ戦に向けて予習・復習をする話②【西地区首位攻防戦】
○はじめに
前節、福島ファイヤーボンズ戦では1勝1敗となり、2024年ホーム開幕節を連勝はなりませんでした。
福島ファイヤーボンズ戦の試合をきちんとすべて、しっかりと見ることが出来ていないので、詳しいことは語れません。なぜ、2チームしかしっかりと試合を見ていないのに、追いきれないのでしょうか・・・。
今週は久しぶりにB1・B2ともに水曜ゲームがあり、試合数が多くなっているので、記事はコンパクトにまとめていきたいと思います。
次節の滋賀レイクスの対戦相手は熊本ヴォルターズ。今シーズンでは開幕節、クリスマスゲームと節目での対戦の多い熊本。早くも3度目の対戦となります。今回はそんな熊本ヴォルターズについて見ていきたいと思います。
○過去記事での振り返り
熊本ヴォルターズとの試合は3回目。過去記事もあるので載せておきます。お手すきの時にでもご覧ください。
なお、前回対戦前に作成した記事については、大きな問題があったことに気が付きましたので、非公開状態としています・・・(内容の相違です)。
〇現在の熊本ヴォルターズ
まずは、現在の熊本ヴォルターズについて、簡単に見ていきましょう。
現在、熊本は24勝10敗で西地区2位。目下8連勝中と非常に勢いに乗っているチームです。
前回対戦のクリスマスゲームではレイクスがホームで熊本相手に連勝を飾ることが出来ましたが、そのリベンジの意味も込めて熊本が再び滋賀県に乗り込んできます。
そして、今節は西地区1位、2位の首位攻防戦となります。両チームにとって非常に大きな意味を持つ試合となりそうですね。
いつも通り、熊本のスタッツを熊本・対戦相手それぞれの目線でまとめてみました。今回はレイクスとの前回対戦以前、シーズン全体で分けてまとめてみました。
こうやって見てみると、前回の対戦前までのスタッツよりも、今の時点でのシーズン全体スタッツの方が数字がいい傾向にあるので、どれだけ最近の熊本の試合が好調なのかが伺えますね。
また細かい部分でいえば、熊本は「相手のスリーポイント自体を打たせない」ディフェンスを心掛けて、オフェンスではシュート本数よりも成功率の高いシュートを意識しているとスタッツからは推測できますね。
○時期別に見る熊本ヴォルターズ
ここからは、前回の対戦以前とそれ以降に分けてスタッツをまとめてみました。表にしてみるとこうなります。
特に今回注目していただきたいのは「前回対戦以降」のスタッツになります。2つ目の表の方になりますね。
B2の各チームの平均スタッツと比較して、上位4~5チームと同等以上の数値であれば青く、下位4~5チームと同程度の数値であれば赤くしていますが、最近の熊本のスタッツはほぼ真っ青ですね。
ほぼすべての項目でリーグ上位クラスのスタッツを残しています。唯一赤くなっているオフェンスリバウンドの項目ですが、シュート成功率が高いあまりに、リバウンドのチャンスが少なくなっているともいえそうですね。
また、熊本は対戦相手よりシュート本数が少ない傾向が今まではありましたが、自身のターンオーバーと相手のスティールが少なくなっており、ていねいで正確なプレーで、相手チームに余計なチャンスを与えないバスケが出来ているのかもしれないですね。
また、得点面ではテレンス・ウッドベリー選手(SF/PF)、アーロン・ホワイト選手(C/PF)と二人の強力な外国籍スコアラーを擁しています。どちらの選手もスリーポイントも打てることもあり、非常にディフェンスが難しい選手だと言えそうです。
以下の通り、得点王争いにもからんでいて、得点力はもちろんですが、試合にも休まず出場出来ているという事で、好調の熊本を支えていますね。
特にウッドベリー選手はスリーポイント・フリースローのランキングでも1位につけている選手です。文字通り万能スコアラーなので、ディフェンスの対策は必須の選手だと言えるでしょう。
また、サードスコアラーのジャメール・マクリーン選手(C/PF)も平均14.9得点と高い得点力を持ちますが、前回対戦以降は平均18.7得点と好調です。
この選手はインサイドを主戦場とする選手なので、ファールに気を付けながらしっかりと守りたいですね。
〇個人的な注目点
いつも通り、最後に個人的な注目点を簡単にご紹介させていただきます。今回は2つあるので、それぞれを取り上げさせていただきます。
〇ターンオーバーとスティール
1つ目の注目点が(レイクスの)ターンオーバーと(熊本の)スティールです。
前回対戦のGame1のレポートでも、ダビーHCはリバウンド・ターンオーバーについて重要視されている発言がインタビューの中で見られました。詳細は下記リンクをご覧ください。
そんな中、熊本ヴォルターズは非常にスティールが多いチームです。インサイドのアーロン・ホワイト選手、ジャメール・マクリーン選手、(個人的に注目している)山本翔太選手がスティール王争いのランキングに顔を出しています。
ぼくは、プレシーズンや開幕節の記事にも「プレスディフェンスへの対応」をどうするのかずっと気になっていました。熊本がプレスディフェンスを仕掛けてくる場面もあるかもしれないので、どうやってレイクスが対応するのかも非常に気になるところですね。
〇絶好調の長島蓮選手(PG)
最後にご紹介するのはPGの長島蓮選手です。
今シーズン、プレータイム・スタッツを着実に伸ばしている長島選手ですが、最近は非常に好調です。
シーズン平均得点は5.4点、スリーポイント成功率は35.9%を残していますが、前回のレイクスとの対戦以降は平均11.3得点、スリーポイント成功率も50%以上と調子を上げてきています。
特に、前節の山形ワイヴァンズ戦では、平均18.5得点、シュート確率は驚異の88.9%と素晴らしい活躍を見せています。
ガードの選手の層が厚い熊本ではありますが、レイクス戦でも長島選手のプレータイムが伸びてくるかもしれないので、要注意ですね。
熊本、ガードの育成がうまいチームですね。すごい。
〇まとめ
・熊本は8連勝中で、スタッツ的にも非常に強力
・外国籍選手、日本人ガード中心に高い得点力が光る
・絶好調の長島蓮選手には要注意
・スティールを許さず、ターンオーバー少なく戦いたい
今節の熊本ヴォルターズ戦、次節のアルティーリ千葉戦と上位チームとの対戦が続くレイクス。
プレーオフの順位にも大きく影響するであろう3試合ですが、それだけではなく、前哨戦的な意味合いも強い試合になりそうですね。
勢いに乗る熊本はクリスマスゲームの借りをしっかりと返しに来るでしょうが、その勢いを跳ね返せるようなゲームに期待したいですね。
逆に、そんな強敵の熊本に勝ち切って、千葉に乗り込みたいですね。レイクスもアルティーリ千葉に借りを返さないといけないですからね。
非常に重要な1週間になるでしょうから、ブースターもみんなで応援がんばっていきましょう!
今週もがんばれ、レイクス。
おわりです!