【滋賀レイクス】愛媛オレンジバイキング戦に向けて予習をする話【滋賀一丸】

※ご注意
 この記事は滋賀レイクスのいちブースター目線での記事となっております。愛媛オレンジバイキングスのブースターのみなさまにおかれましては、不快なご感想をお持ちになられてしまう可能性もございますので、あらかじめご承知おきの上、ご覧いただけますようお願い申し上げます。





〇はじめに



 前節はアウェーの青森にて青森ワッツとの対戦となりました。Game1に敗れてしまい、レンショーは4でストップ。Game2は勝利することで、連敗は回避。



 東地区上位チームとの試合は、勝ち星を分け合う結果となりました。


 ただ、今シーズン目覚ましい活躍を見せていた川真田紘也選手が左足関節の捻挫となり、全治6週間程度の負傷となってしまいました。


 ご自身もプレータイム・スタッツを伸ばしている中でしたので、不本意なケガとなってしまったかと思いますが、今後も川真田選手の力が必要になる時間帯が必ず来るでしょうから、まずはしっかりとケガを直していただければなと思います。お大事にしてください・・・。


 インサイドで外国籍ビッグマンと戦い、存在感もどんどん大きくなっていた川真田選手を、今度は滋賀一丸で支えていきたいところですね!




 さて、次節の相手は愛媛オレンジバイキングス(以下:愛媛)です。愛媛戦もアウェー戦となりますので、2節連続での遠征となります。




 移動距離も多く、体力的に苦しい時期であるとは思いますが、何とかがんばってほしい所ですね。


 レイクス的に言えば、今シーズンより金本一真選手や保田尭之HC、小田宏紀コーチが所属しているチームですね。また、ライアン・クリーナー選手にとっては古巣との対戦になります。



 今回は、そんな愛媛オレンジバイキングス戦に向けて調べていきたいと思います。



 先行研究が発表されているので、いつも通り載せておきますね。





〇今シーズンの愛媛について



 まずは、今シーズンの愛媛オレンジバイキングスについて見ていきましょう。


 現在の愛媛オレンジバイキングスは5勝10敗。西地区の6位の成績となっています。


 昨シーズンは西地区4位、ワイルドカードでのプレーオフ出場まであと2勝の成績だったことを考えると、愛媛ブースターのみなさまももどかしいところかもしれないですね・・・。


 しかし、ライジングゼファー福岡・熊本ヴォルターズといった西地区の上位チームからも勝ち星を挙げていることを考えれば、力のあるチームであることがわかります。



 さて、スタッツ的な部分から考えてみたいと思います。


 現在の愛媛は、ディフェンスで苦戦をしている印象が見受けられます。


 昨シーズンと比較すると、ディフェンスリバウンドのスタッツが若干落ちていること、平均失点が増えてしまっていることがわかります。






 今シーズンの愛媛はインサイド陣にあまり大きい選手がおらず、200㎝を超える選手が206㎝のジャバリ・ナルシス選手のみです。



 他の外国籍選手のユージーン・フェルプス選手(198㎝)、タッカー・ヘイモンド選手(195㎝)は両選手とも非常に高い攻撃力を誇る選手ですが、(他の外国籍ビッグマンと比較すれば)特別大きな選手ではありません



 サイズ面の関係からか、リバウンド争いでは苦戦を強いられてしまう部分があるのかもしれないですね。



 また、スリーポイントの試投数が全体的に増えているのですが、成功率がまだ上がってきておらず、得点力が伸びてきていない部分があるのかなという印象を受けます。


 今シーズンの愛媛は、シュートのほとんどがペイントエリア内のユージーン・フェルプス選手を除けば、スリーポイントを打つ割合が高い選手が多く在籍しています。


 チーム1のビッグマンである、ジャバリ・ナルシス選手が2点・3点のシュートの割合が同じくらいですからね。


 それは、チームとしてスリーポイントに力を入れていることが明確であるということなのでしょうから、シーズンを通して互いのシュートの感覚等が上がってくれば、得点力が一気に上がってくるかもしれないですね・・・。





〇対戦相手から見る愛媛




 さて、ここからは対戦相手からのスタッツで愛媛戦について考えていきたいと思います。


 対愛媛戦のスタッツをまとめてみるとこうなります。


 さすがに見づらいですね・・・データにご興味のある方がいらっしゃいましたらご連絡ください、Excelでまとめたものですが差し上げますので・・・。 



 さて、対愛媛戦の各チームのスタッツをまとめてみると、以下の傾向があるようですね。


・シュート本数が全体的に多く打てている
・シュート成功率も比較的高確率で決まっている
・ターンオーバーも少なく出来ている


 対愛媛戦のオフェンスリバウンドの平均値が11.7となっていますが、オフェンスリバウンドに苦戦傾向にあるチームとの対戦も多い中での数値となります。数字以上に愛媛に対してはサイズのアドバンテージが効いているのかもしれないですね。



 ただレイクスとしては、ブロック・モータム選手・川真田紘也選手とインサイド陣の選手を欠いている現状にあります。文字通りチーム一丸でリバウンドを取りたいところですね。




〇個人的な注目点



 ここからは個人的な注目点について、簡単に紹介いたします。


 まず、普段であればB2得点王のユージーン・フェルプス選手やレイクス出身の金本選手をご紹介するところですが、先行研究にて取り上げられているので、その選手たちについてはそちらをご覧ください。



 今回は、本多青選手について紹介させていただきます。



 本多選手は今シーズンよりプロキャリアを愛媛でスタートした選手です。


 現在は出場時間が1~2分ほどで、ワンポイントでの出場が多いようですが、これから少しずつプレータイムも伸びるのではないかなと個人的には思っています。


 特筆すべき点として、シュート成功率が非常に高い点があげられます。公式のショットチャートを抜粋させていただくと非常にわかりやすい所です。

 

https://www.bleague.jp/roster_detail/?PlayerID=39517 より引用



 上の画像をご覧いただくとわかるように、スリーポイントの成功率の高さは驚異的です。試投数こそ、そこまで多くありませんが、コート右サイドからのスリーポイント成功率は100%です。


 (不勉強なので、プレーをきちんと見れていませんが)現状ワンポイントの出場がメインの本多選手がこの高確率でスリーポイントを決められている理由が何なのかは非常に注目しています。



 チームで作るセットプレーなのか、キャッチアンドシュートを的確に決めることが出来ることが理由なのか・・・とても楽しみです。


 シュートもペイントエリアとスリーポイントに専念していることからも、チームプレーに専念できる選手なのかなと感じています。本多選手のプレータイムが伸びてくることは、今後の愛媛の大きな伸びしろのひとつなのかもしれないですね。


 大学時代のハイライトを見ていると、ポストプレーも見られたのが興味深い所でした。ぼくはオフェンスでポストプレーが出来る日本人選手の価値が見直されて、今後は少し評価が上がると思っているタイプなので、本多選手にも期待したいところですね。


 レイクスでいえば、キーファー・ラベナ選手もそうですし、昨シーズンのテーブス海選手や杉浦佑成選手もサイズの優位を生かしてインサイドで得点する場面がありましたからね


 Bリーグの大まかな傾向としては、今後もスリーポイントが増える傾向が続くでしょうから、最優先になることはないでしょうが、ポストプレーをワンポイントで使うことは選択肢として十分ありだと思うんですよね・・・。


 ガードポジション出身の選手やアウトサイドメインのプレーヤーが増えれば増えるほど、インサイドのディフェンスの経験が少なくて不慣れな選手も増える傾向にあるでしょうし・・・そうするとメタが回って、ポストプレーも十分得点を狙える武器になると思うんですよね。余談でした。



〇まとめ



・インサイドのリバウンドをしっかりと取りたい
・スリーを多くの選手が打てるので、対策が必要
・個人的に本多青選手の今後がたのしみ
・川真田紘也選手、おだいじに…



 レイクス的には関わりの多い愛媛オレンジバイキング戦。ライアン・クリーナー選手がレイクスでも変わらずに活躍していること、いいチームにいるなと愛媛ブースターのみなさまに思ってもらえるような試合になってほしいですね!


 今週もがんばれ、レイクス。




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