【チーム編】第一回!ブザービーター選手権【Bリーグ(B1)】

○はじめに


 皆さまこんばんは、たけいです。Bリーグ2019-20シーズンが終わり、各項目のスタッツリーダーも発表されました。受賞者は以下の通りです。受賞された選手の皆さま、本当におめでとうございます。MVP、MIPの発表も楽しみですね。

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 さて、今回は私、たけいが【B1リーグのブザービーター王を決定してしまおう】というとても勝手な企画を行います。得点王、3P王、FT王があるのなら、ブザービーター王がいたっていいはずです。勝手に優勝者を決定し、勝手に祝う、自己満足全開の企画です。
 前回の記事「【Bリーグ】ブザービーター 杉浦佑成【サンロッカーズ渋谷】」を書くにあたり、私はB1リーグの全てのブザービーターを調べました。今回の企画はそのデータを元に行います。

なお、今回はタイトルの通り【チーム編】です。


<参考:ブザービーターの定義>
 ブザービーターの定義については、前回と同様に以下の通りです。

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○ルール


 ブザービーター選手権の開催にあたって、ルールをご説明します。読みにくい場合は、下の方にまとめますので、そちらをご確認下さい。
 この選手権では【成功数】と【成功率】の2つの分野で競います。どちらの分野も「2Pシュート」、「3Pシュート」、「2P・3Pシュートの合計」の3項目で順位を競います。各項目の上位3チームは、順位に応じて得点を獲得します。得点は1位が3点、2位は2点、3位は1点とします。最終的に獲得した得点が最も多いチームが優勝です。


<ルールまとめ>


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まとめてみましたが、果たしてこれは見やすいのでしょうか…


【成功数】編

○第一種目 【成功数】 2P編
 まずは第一種目、【成功数】の2Pブザービーターから見ていきましょう。順位は1位から北海道、琉球、大阪となりました。ちなみに全2Pシュート成功数でも、大阪はリーグ3位の成績です。
 第一種目なので、得点を確認します。この種目では1位の北海道が3点、2位の琉球は2点、3位の大阪が1点を獲得しました。

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○第二種目 【成功数】 3P編
 第二種目へ移ります。今回は3Pブザービーターです。順位は渋谷、琉球、宇都宮・三遠でした。

 1位の渋谷は、推しチームなので少しだけ語らせて下さい。渋谷はブザービーターの傾向に特徴が強く出ていて、2Pのブザービーター試投数26本に対して、3Pブザービーターは2倍以上の58本を試投しています。渋谷と同様に、ブザービーターで3Pを打つ割合が高いチームには名古屋、横浜が挙げられます。
 リーグ18球団の中で、2Pよりも3Pブザービーターの成功数が多いチームは2チームしかなく、渋谷と三遠だけでした。
 なお、今回の宇都宮・三遠のように3位タイのような場合は、それぞれ1点ずつ獲得とさせていただきます。

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○第三種目 【成功数】 2P+3P編
 成功数の部門の最終種目、2P・3Pブザービーターの合計成功数です。順位は琉球、北海道、秋田・渋谷・千葉・三河(4チーム同数)の順になりました。
 1位の琉球は、リーグ18球団で最もブザービーターを試投したチームです。リーグ平均の試投数が72本という中、なんと93本も打っています。試投数2位は渋谷の84本なので、そこからも試投数の多さが際立ちます。
 単純な理屈かもしれませんが、1番ブザービーターを打ったチームが、1番多くのブザービーターを成功したという事ですね。琉球はチームとして、残り数秒でも諦めずにシュートを打つ事を徹底しているのかもしれませんね。

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 以上で前半戦の終了です。ここからは【成功率】に注目する後半戦に入ります。



【成功率】編


○第四種目 【成功率】 2P編
 2Pブザービーターの成功率について見てみましょう。この順位は1位から北海道、新潟、横浜・滋賀でした。北海道は2Pブザービーターの成功数・成功率ともにリーグ最高という事になりました。
 また、この4チームにしかない共通点がありました。2Pブザービーターの成功率の方が、自チームの全2Pシュート成功率よりも高かったのです。3P・2P+3Pどちらの項目で見ても、そんなチームはありません。
 シュート成功率的にも、北海道、新潟、横浜、滋賀はいずれもブザービーター成功率が50%を超えています。リーグ全体の2P成功率が50.9%なので、この4チームの2Pブザービーターは、他チームにとって十分警戒する価値があるのではないでしょうか。

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○第五種目 【成功率】 3P編
 3Pブザービーターは、今回の企画で最も難しい種目だと思います。3Pライン付近のシュートも、ハーフラインからでも、相手ゴール下からのシュートでも全て「3Pブザービーター」です。残り時間の都合等で、ハーフラインからシュートせざるを得ない時もあるでしょう。そのような難しいシュートが多くなりやすい為、成功率は上がり辛くなります。事実、リーグ平均の3Pシュート成功率が33.7%なのに対して、3Pブザービーターは22.0%となりました。
 そんな中、この種目の順位は宇都宮、京都、秋田となりました。全チームが全シュートでの3P成功率は30%を超えていますが、ブザービーターでも30%を超えたのは宇都宮、京都だけでした。推測の域を出ないものですが、両チームの3Pライン近辺でのブザービーターの確率を計測したら、ものすごい数字が出るのかもしれません。
 また、秋田は通常の3P成功率が30.6%と、実はB1チームで一番低いのですが、ブザービーター成功率が29.0%と1.6%しか差がありません。この1.6%という差は、B1全チームで一番差が少ないものでした。どんな状況であっても、いつもと変わらず冷静にシュートを決められる、強いメンタルでシュートを打てる選手が多いのかもしれませんね。

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○第六種目 【成功率】 2P+3P編
 いよいよ最終種目です。全体を通して最もブザービーターの確率が良いのはどこのチームなのでしょうか。
 結果は、北海道、京都、秋田となりました。ちなみにブザービーター以外も含めた、全てのシュートでの成功率TOP3は三河、千葉、川崎でした。ブザービーターに限ってみれば、全く異なる結果となりました。
 北海道は2Pで成功数、成功率ともにリーグ1位でしたが、2P+3Pの合計でも見事成功率1位に輝きました。

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○結果発表


 以上で全六種目が終了しました。各種目での獲得した得点の結果は以下の通りで、優勝チームは北海道でした。おめでとうございます。勝因は2Pブザービーターを高確率で多く決められた事、これに尽きると思います。
 特に北海道は第四種目で触れた通り、通常の2P シュートよりも、ブザービーター成功率の方が高いチームの1つでもあるので、まさにブザービーター王にふさわしいチームなのではないでしょうか。

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○まとめ


 ・琉球はたくさんブザービーターを決める
 ・北海道の2Pブザービーターはすごい
 ・【個人編】第一回!ブザービーター選手権【Bリーグ(B1)】に続きます。

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