【滋賀レイクス】神戸ストークス戦に向けて予習をする話【がんばれ!】


〇はじめに



 前節は、ホームのダイハツアリーナでアルティーリ千葉と対戦。第2戦はダブルオーバータイムまで突入する接戦でしたが、くやしい2連敗。


 10月は4勝5敗という結果で終えることとなりました。現状に思うところのある方もいらっしゃるかもしれませんが、まだまだシーズンは序盤です。


 ここから51連勝をもぎとって、レギュラーシーズン勝率90%をたたき出して、プレーオフ進出、B1昇格を目指すこととしましょう。



 と、かるーく言えたら良いのですが、11月以降も強敵との試合はまだまだ続きます。今回は次節の対戦相手、神戸ストークス(以下:神戸)について調べてみたいと思います。



 51連勝の道も一歩からです。まずは、神戸との初戦からしっかりと戦っていきましょう。




〇シーズン前の神戸ストークス




 なんと、シーズン前の神戸ストークスについては、天皇杯2次ラウンドの前に記事を作っていたのでそちらをご覧ください。


 時間に余裕のあった、シーズン前に書いているので、けっこう長いです。お時間があれば、ぜひ・・・。


 9月のぼく、えらい!これ書かなくていいと、だいぶ進みが早いんだこれが・・・(自画自賛おわり)





 ちなみに天皇杯2次ラウンドでは、1回戦で横浜ビー・コルセアーズと対戦。この試合では、神戸の選手が9名での試合となったこともあり、ビーコルの勝利となりました。


 9人の試合でしたので、なんとも言えないですよね。全員揃っていれば、また展開なども違ったでしょうしね…





〇今シーズンの神戸ストークス




 さて、オフシーズンについては、過去記事があったので、非常にコンパクトにすませることが出来ました(うれしい)。

 

 そして、今シーズンの神戸についても、すでにまとめられている先行研究があります。




 あおいさんの記事では、主にレイクス・神戸の2チーム間でスタッツを比較された内容となっています。ぜひ、ご一読ください。先行研究があるっていいなあ!



 さて、ぼくはいつもどおり、全体概要的な内容で書いていこうと思います。ぼくはぼくです。




 まず、今シーズンの神戸ストークスの現状について、確認しましょう。



 ご存じの方も多いでしょうが、現在の神戸ストークスはB2西地区で2位。7勝2敗という好成績で10月を終えています


 アイザイア・アームウッド選手をケガで欠き、外国籍選手2名体制でほぼ1か月を戦い、この成績ですからね・・・。


 日本人選手の多くが長期間所属する神戸というチームの地力の高さがうかがえますね。チームカルチャーがしっかりしているということなのでしょう。つよい。

 


 


 スタッツを昨シーズンとの比較でまとめてみると、こんな感じです。



スタッツのシーズン比較です(2023年10月末時点)



 全体傾向でいえば、ディフェンスのいいチームと言えそうですよね。B2全体で攻撃力が上がっている傾向にある中、平均失点が下がっているわけですから。


 今シーズンのスティールは平均8.2本でリーグ3位、ブロックは2.3本でリーグ6位といい成績を残しています


 そして、特徴的なのがリバウンドです。昨シーズンからリバウンドが非常に強力で、特にオフェンスリバウンドの成績が非常にいいですね。


リバウンドのスタッツが高い選手のまとめ


 神戸でリバウンドのスタッツが高い選手を4名ピックアップしてまとめてみました。神戸のインサイド陣はオフェンスリバウンドが強さが目立っています


 B2全体では10月終了時点、オフェンスリバウンドが2.0本以上の選手は29人います。そのうちの4人が神戸の選手なわけですから・・・オフェンスリバウンドに優れているものも納得のスコアでしたね。



 また、ディフェンスリバウンドについても、トレイ・ジョーンズ選手の6.8本でリーグ10位、ジョーダン・キャロライン選手は6.1本でリーグ15位の成績です。



 ですが、現状ではディフェンスリバウンドはリーグ12位となっています。206㎝のビッグマン、アームウッド選手の長期離脱の影響は大きいのではないかと考えられそうですね。



〇個人的に注目したいポイント



 ここからは、簡単ではありますが、個人的に注目してみたいポイントをいくつか紹介させていただきます。


 ぼくが個人的に気になっている点なので、的外れでもあしからず。



〇レイクス・神戸のリバウンド対決



 ひとつがリバウンドの部分ですね。先述の通り、神戸は非常にオフェンスリバウンドが強力なチームです。



 レイクスも大きな選手が多く、リバウンドが強いチームのひとつだと言えるでしょう。比較してみるとこうなります。




 こうしてみると、神戸のリバウンド力のほうがとがっている印象ですね。オフェンスリバウンドの強さが非常に目立っています。


 一方のレイクスは、比較的リバウンド力のバランスがいいのかもしれませんね。リバウンド力とは書いていて、不思議なことばですが・・・。



 しかし、レイクスは現在ブロック・モータム選手がねんざのため、欠場中となってしまっています。お大事にしてください・・・。



 ライアン・クリーナー選手と並んでチーム最長身、モータム選手の欠場はレイクスのリバウンドにとっても大きな痛手となってしまうことは間違いありません。



 おそらく神戸戦には出場することが出来ないでしょうから、モータム選手抜きで考えなければなりません。そうして比較するとこうなります。



 こうしてみると、平均リバウンドが6.7本のモータム選手の存在がいかに大きいかわかりますね。一気にレイクスのリバウンド力がリーグ最下位となってしまいました・・・。



 しかし、この週末はモータム選手を抜きで戦うこととなるでしょう。


 では、モータム選手がいないと、神戸との身長差はどのくらいとなってしまうのか、比べてみたいと思います。



 こうしてみると、どちらもかなり大きなチームであることがわかりますね。それぞれ、ビッグマンが1名不在の状態でこの大きさなわけですから・・・。


 そして、神戸は「スリービッグ」で来る時間帯もかなり多くなるのではないでしょうか?


 神戸にはトレイ・ポーター選手、ジョーダン・キャロライン選手の両外国籍ビッグマンに加えて、カロンジ・磯山・パトリック選手と中西良太選手がいます。


 神戸は外国籍ビッグマンのプレータイムが非常に長くなっているので、出場時間を調整しながらの戦いとなるでしょうが、レイクスに対してゴリゴリインサイドを攻めてくるのは、効果的な戦術かもしれませんね


 極端な話、神戸はビッグマンが4人同時に出場できます。そうすると、レイクスは川真田選手を含めた3人のビッグマンがコートに出ても、ひとりカバーできません。


 もちろん、4人同時に出てくる時間帯はほとんどないでしょうが、レイクスも常にビッグマンを3人出せないでしょうから、神戸の方が選手が大きい時間帯も多くなりそうですね



 そうなると、だれかフォワードの選手がビッグマンを守らなければならなくなります。宮本選手・森山選手あたりはインサイドディフェンスの仕事も多くなるかもしれないですね。


 神戸がインサイドをゴリゴリ攻めることで、レイクスのファールがかさんでビッグマンがコートを離れれば、さらにサイズの差は大きくなりますからね。


 一方、フォワード陣はレイクスの方が大きい傾向にあります。大きな神戸の選手たちに対して、チーム一丸でインサイドディフェンス・リバウンドに取り組む必要がありそうですね。




 と、まとめようと思っていたのに、直前でビッグニュースが。



 シーズン開始以降、アームウッド選手の離脱により、外国籍選手が2名体制で戦っていた神戸に新戦力が加わります。レイクス戦でも出場可能とのこと。


 こうなると一気に計算が変わってきます。身長表も更新しないといけません。


赤は外国籍選手です


 こう見ると、サイズ差が出てきてしまいました。いきなりスパイクス選手が長時間プレーするのかは不明ですが、過労気味であった神戸の外国籍選手にとっては、まさに天の助けのはず


 レイクスとの身長差がさらに広がってしまいました。ディフェンスリバウンドなどでは、スクリーンアウトを徹底しないといけないですね。




〇神戸ポイントガードのアシスト



 続いては、神戸のポイントガード陣についてです。


 神戸はポイントガードのアシスト・ターンオーバーが非常に好成績です。すべての選手がターンオーバーよりもアシストが多く、堅実なプレーが出来ていることが下の表からもわかりますね。



 長期間、神戸に在籍する選手も多いことから、連携ミスやチーム戦術の理解不足などのターンオーバーが少ないのかもしれないですね



 特に注目したいのは綱井勇介選手。


 直近の6試合は全てスタートから出場。昨シーズンからアシスト・ターンオーバーともに成績を改善させています。


 今シーズンの成績で見ると、平均アシスト4.3は、B2リーグ個人9位の多さ。AST/TO(アシスト÷ターンオーバー)は3.5とこちらもリーグ8位の好成績。

 

 この項目で綱井選手以上の成績なのは、ライジングゼファー福岡の村上駿斗選手くらいです。平均アシスト4.9(リーグ4位)、AST/TOは4.0(リーグ3位)と高い安定感を見せています。


 レイクスのインサイド・フォワード陣は、神戸ビッグマンとリバウンドなど、インサイドでゴリゴリに戦わないといけないことが予想されます


 そのインサイド陣に簡単にパスを入れられてしまったりしないように、レイクスは神戸ガード陣のアシストを許さないハードなディフェンスが求められますね



〇まとめ



・オフェンスリバウンドに注意、スクリーンアウトをがんばろう
・インサイド陣は大きい、レイクスフォワード陣をはじめ対策が必要
・神戸のPGは堅実ないい選手たち、簡単にアシストさせないDFに期待



 今節は三連休での試合となります。同じ西地区の強豪相手で、アリーナには神戸ブースターのみなさまも多くいらっしゃると思います。


 レイクスブースターのみなさま、負けずにがんばりましょう!熱い応援で作り出すホーム感、楽しみにしてます!



 11月の最初を強豪相手にいい形で勝利して、次節以降につながる試合をしましょう!モータム選手が安心して帰れるためにも!


 みんな、けがなく。11月もがんばれ、レイクス。



 おわりです!

 

 





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