【ビーコル】サンロッカーズ渋谷戦に向けて予習・復習をする話②【天皇杯編】


 これまでのサンロッカーズ渋谷戦に向けた過去記事もございますので、お時間があればどうぞ。今度の試合で3回目ですし、記事数も増えてきました。


 






〇はじめに



 タイトル獲得を目指す今期の横浜ビー・コルセアーズ。


 次の試合はタイトルのひとつ、天皇杯の三次ラウンドとなります。


 対戦相手は再びサンロッカーズ渋谷。今シーズン、はやくも三度目の対戦となりました。


 前回の対戦は、バイウィーク直前の11月。アウェーの青山学院記念館での試合も記憶に新しい所ですね。


 さて、今回は前回対戦以降、12月の試合内容に注目して、サンロッカーズ渋谷を見ていきたいと思います。



 12月は試合数が多いし、毎月サンロッカーズ渋谷については書いているので、コンパクトにいきますね。
  




〇現在のサンロッカーズ渋谷について




〇最近のサンロッカーズ渋谷



 まずは、現在のサンロッカーズ渋谷について簡単に見ていきましょう。


 現在、サンロッカーズ渋谷は8勝11敗で中地区5位。ビーコルから見ると、同地区で1つ上の順位のチームになりますね。


 12月の成績は4勝1敗と好調をキープ。前節、大阪エヴェッサ相手に2連勝を果たして、横浜へと乗り込んできます。



  そんなサンロッカーズ渋谷のスタッツを簡単にまとめてみます。


 今回は、前回対戦を行った直前(11月8日のシーホース三河戦まで)と、現在のスタッツを比較してまとめてみました。

 




 上の表を見てみると、最近のサンロッカーズ渋谷にはディフェンス力がどんどん高まっている傾向にあることがわかりますね。平均失点、スティールの部分がすごく良くなっていますね




〇時期別にみるサンロッカーズ渋谷



 ここからは、もう少し具体的に最近のサンロッカーズ渋谷のスタッツについて見ていきたいと思います。


 サンロッカーズ渋谷の試合のスタッツを、「サンロッカーズ渋谷」と「対戦相手」の側に分けて、まとめてみました。それが以下の表になります。



時期別のサンロッカーズ渋谷・対戦相手のスタッツまとめ


 この表を見ると「渋谷のディフェンス力が高くなっていること」がわかりますね。そう考えられる理由については、以下に記載しておきますね。


【上の表からわかること】

<<ディフェンス力が高くなっている>>
・12月の平均失点66.2点
   ⇒平均失点60点台はA東京、宇都宮のみ
・スティールが6.8本から8.2本へ
   ⇒8本超えは長崎、川崎のみ
  ・対戦相手のFG成功率が47.6%から41.4%へ
    ⇒41.4%はリーグ20位相当
  ・対戦相手の3P成功率は39.6%から23.1%へ
  ・相手のターンオーバーが11.9本から13.8本へ
    ⇒13.8本はリーグ18位相当


 ちなみに、12月の平均得点78.6はリーグ12位相当。ちょうど半分くらいになりますね。


 12月の平均得点と失点の差を見ると、サンロッカーズ渋谷の得失点差は「+12.4点」となります。


 得失点差が+10点以上のチームはアルバルク東京と宇都宮ブレックスの2チームのみです。現在のサンロッカーズ渋谷の強さがよくわかりますね。





〇個人的に注目の選手




 ここから、12月のサンロッカーズ渋谷で特に目立った活躍をしていた選手を紹介させていただきます。



【ジョシュ・ホーキンソン選手】

 



 渋谷の・・・いや、日本のインサイドを支えるジョシュ・ホーキンソン選手です。敬意をこめて「たかちゃんさん」と呼ばせていただきます。



 たかちゃんさんは、12月のバイウィーク以降非常に好調です。



 12月の5試合で平均20.1得点、FG成功率は71.9%(57本中41本成功)、3P成功率も58.3%(12本中7本成功)と超高確率で得点を荒稼ぎしています。こんなに決まることあるの・・・?


 12月のスタッツだけを見てみると、渋谷の選手たちは日替わりでそれぞれ活躍をしているような印象ですが、今月のたかちゃんさんはそのひとつ上を行っています。



 毎試合、とてもとても、非常に、大変すばらしい活躍を安定して見せてくれています。すごい。



 また、バイウィーク以前は全ての試合で30分以上出場していましたが、12月は少しずつプレータイムを抑えることが出来ています。


 W杯直後のシーズン開幕・プレータイムの長さから疲労も大きかったことは間違いないでしょう。バイウィークの期間でコンディション調整が出来たことによって、調子が良くなっているのかもしれないですね


 

 まちがいなく、次回の対戦でも要注意の選手ですね。



 
 




〇渋谷戦(12月9日)を見に行った感想



 先週、サンロッカーズ渋谷の試合を見に行きました。大阪のGame1ですね。その感想を簡単に残しておこうと思います。なにか、参考になればと思います。




 ぼくの感想です。記事も長くなってきたので箇条書きで。



①渋谷のディフェンス力がすごい

 今回の記事で渋谷のディフェンスのすごさは触れたので割愛します。
 ビッグマンの選手が相手ボールに良く手を出している印象でした。



②渋谷のオフェンスがていねい

 このハイライトで固定した0:48ごろのプレーとかは現地で見ていて、本当にすごいなと思わされました。

 

 また、チーム全体でパス回しをしっかりして、フリーの選手に打たせることが出来ている印象でした。


 ぼくが現地で見た中だと、三遠ネオフェニックスと似た感じのイメージでした。



③ペイントエリアの一歩外での攻撃が多彩


 最近のBリーグは「スリーポイントか、ペイントエリアか」の傾向がどんどん強くなっているように感じています。そんな中、渋谷はペイントエリアの一歩外のあたりからの攻撃が非常に多彩で効果的に決まっていた印象です。


 ディフェンスをする選手が守りにくいエリアでもあるのかと思いますが、ビーコルのディフェンスがどうやって守るのかを注目したいなと思います。



〇まとめ



・渋谷のディフェンスがすごく良くなっている
・たかちゃんさんが非常に好調、要注意
・タイトル獲得を目指して、ねばり強く戦いたい



 12月の試合ももうすぐ中盤です。体力的にも非常に厳しい時期ではあると思います。


 しかし、天皇杯も優勝まであと4試合。現実的にタイトル獲得のチャンスも見えてきています。


 当然、ラクなトーナメントではありませんが、なんとかサンロッカーズ渋谷に勝利し、準々決勝へコマを進められるようにしたいですね。



 ぼくも微力ながら現地で応援できたらと思います。渋谷ブースターのみなさまも多くいらっしゃるでしょうが、ビーコルのみんなでがんばって、勝利をつかめるようにしたいですね。


 がんばれ、杉浦佑成選手。がんばれ、ビーコル。


 おわりです!

 

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