【ビーコル】ファイティングイーグルス名古屋戦に向けて予習・復習をする話【守り合い?】



〇はじめに



 前節、長崎ヴェルカ戦では1勝1敗と勝ち星を分けあった横浜ビー・コルセアーズ。


 横浜ビー・コルセアーズから移籍をされた森川正明選手も会場へいらして、多くのブースターのみなさまに温かく迎えられていたのが印象的でした。


 残念ながら試合には出られなかったものの、森川選手がどれだけチーム、ブースターのみなさまに愛されていたのかが新参者のぼくですら感じられる場面でした。けがが治って元気なプレーが見られることを願っています。



 個人的には、馬場雄大選手と杉浦佑成選手のマッチアップが見られたので非常に良かったなと思います。対戦相手でも、同じチームでも、ふたりが元気にプレーする姿が長く見られることを願うばかりです。



 さて、そんなビーコルの次回の対戦相手はファイティングイーグルス名古屋(以下:FE名古屋)です。ビーコル的には12月後半の水曜ゲーム以来の対戦となります。



 前回はホーム横浜での試合となりましたが、今回は舞台を名古屋に移しての試合となります。


 今回はそんなFE名古屋について調べてみたいと思います。冒頭に書いた通り、時間があまりに短いので可能な限りコンパクトにまとめたいと思います。これでもいっぱいいっぱいなんです・・・(弱音)。




 ちなみに、前回の過去記事はこちらです。冒頭部分に杉浦佑成選手のハイライトも乗っているので、ぜひご覧下さい!ぜひ!








○今シーズンのFE名古屋



 まずは、今シーズンのFE名古屋について振り返っていきましょう。



 FE名古屋は21勝24敗で中地区6位、ワイルドカードでは10位に位置しているチームです。


 ビーコルと勝利数は同じなのですが、12月の直接対決の結果をもって現在の順位が決まっている状態にありますね。


 次回の対戦を含めて、残り15試合のうち3試合を戦うことになるので、1つでも上の順位を目指すためにも、お互いに決して負けられない戦いとなる事でしょう。


 そんなFE名古屋の今シーズンのスタッツについて見ていきましょう。ちなみに、ぼくは前回対戦前には以下のようにFE名古屋の特徴を考えていたようです。



【前回記事に書いた、FE名古屋の特徴の一部抜粋】

 勝った試合は対戦相手の得点を抑えた、いわゆる守り勝つチームのようですね。
 その傾向は今シーズンも変わっておらず、長所であるディフェンス力をさらに高めています。
 平均失点が下がっていること、スティール・ブロックの高さもそれを示していますね。
 夏に日本代表としても戦ったエヴァンス・ルーク選手の離脱を受けながらもこの成績なのですから、FE名古屋のディフェンス力の高さが伺えますね。



 そんな内容を踏まえて、現在のFE名古屋を、FE名古屋と対戦相手それぞれの目線でまとめてみるとこうなります。




 大きな傾向としては、12月のころと大きく変わっていないようです。チームとして、方針が一貫しているという事が出来そうですね。


 ディフェンスを重視している傾向は変わらないようで、平均得点・失点がどちらも低いロースコアゲームな展開になっていることが多いようですね。



  シュート成功率が両チームともに低くなりやすい傾向にあるので、FE名古屋戦では互いにディフェンスから入る、締まったゲームになりやすいのかもしれないですね。



 実際、前回のビーコル対FE名古屋戦もロースコアゲームとなりましたし、スタッツを振り返るとビーコル目線ではスリーポイントを抑えられてしまっていたことがわかりますね。



 


〇時期別に見るFE名古屋



〇ビーコル戦以降のFE名古屋



 ここからはいつも通り、時期別にFE名古屋について見ていきたいと思います。今回は、12月の前回対戦以前とそれ以降に分けてみました。





 こうやって見てみると、ロースコアゲームな傾向にあるのは変わりませんが、ビーコル戦以降は少しだけ平均失点が増えてきているようです。



 その要因としては、スリーポイントの変化があげられるかもしれません。



 FE名古屋との対戦チームは3Pの本数を増やしている傾向にあり、今までよりも成功率も高くなっています



 逆に、FE名古屋としては2Pを増やして戦っていて、シュート成功率も上げてきているのですが、3Pの成功率がなかなか上がってきていない状態にあります。

 

 そういったところで、わずかではありますが得点・失点に差が出てきているのかもしれないですね。




〇ビーコル戦以降の大きな出来事



 ここからは、最近のFE名古屋におけるトピックをいくつか簡単に紹介させていただきます。個人的に気になった順です。



① 佐土原遼選手(SF/PF)が絶好調



 ひとつめのトピックは、SF/PFの佐土原遼選手が最近は非常に好調という事です。



 192㎝という身長ながら、97㎏というフィジカルを有する佐土原選手。(2月末の試合を含めて)現在7試合連続でスタメン出場をしていますが、スタメンに起用されてからも好調を維持しています。



 今シーズン平均8.3得点を挙げており、SFを含む登録をする日本人選手の中でリーグ個人8位の得点力を有しています。



 ですが、佐土原選手は直近スタメン出場している7試合で平均13.6得点と、さらにスタッツを伸ばしてきています。


 平均13.6得点はSF登録でいえば、長崎ヴェルカの馬場雄大選手(平均13.6得点)や琉球ゴールデンキングスの今村佳太選手(平均13.3得点)と同じレベルの得点力であると言えます。


 いかに現在の佐土原選手が好調なのか伝わるのではないでしょうか。


 そんな佐土原選手ですが、スリーポイントには若干波があるようなので、ビーコルとしては気持ちよく3Pシュートを打たせないディフェンスを心掛けたいですね。


 またサイズ差がある場面では、持ち前のフィジカルやパワーで攻め込むことも出来るでしょうから、ミスマッチにも気を付けながら守りたいですね。


 後述のアーロン・ヘンリー選手(SF)も非常に好調なので、佐土原選手をウィング陣が止められるかがカギになりそうですね。


 



② 相馬卓弥選手(SG)の負傷



 2つ目はSGの相馬卓弥選手がアキレス腱断裂により、今シーズンは全休となってしまいました。チームからの発表によると、全治6か月。おそらく、今シーズンはコートに戻ってくることは難しいことでしょう。





 相馬選手は12月には肉離れと今シーズン、ケガに苦しんでいる選手の1人だと言えそうです。本当にお大事になさってください・・・。


 おそらく復帰は来シーズンとなってしまうでしょうが、元気な姿をコートでまた見られることを願っています。

 



③  アーロン・ヘンリー選手(SF)も好調



 そして、外国籍SFのアーロン・ヘンリー選手が最近は非常に好調です。

 

 現在、3月以降は出場した6試合で平均得点が22点。ビーコル的に言えば、河村勇輝選手の平均得点と同等の得点力と言えるかもしれないですね。


 直近の島根スサノオマジックのGame2ではスリーポイントを7本成功。チームをリードする得点力を持っています。

 

 前述の佐土原選手との同時出場も想定されますので、ビーコルの対策には要注目ですね。スピード・パワー・シュートエリアを上手に守らないといけなさそうですね・・・。




〇まとめ


・FE名古屋戦はディフェンス重視の試合になりそう
・スリーポイントが攻守ともに重要?
・佐土原遼選手、アーロン・ヘンリー選手が好調、要注意



 両チームの現在の順位が並んでいること、4月にもホーム横浜での2試合を残していることも踏まえると、今度の試合の重要度もかなり高いと言えそうですね。


 どちらのチームにとっても、今週を乗り切れば、少しスケジュールも落ち着くので、両チームともにケガなくいい試合になる事を願っています。



 今日もがんばれ、杉浦佑成選手。がんばれ、ビーコル。


 おわりです!

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