今日の杉浦佑成、改め島根スサノオマジック【2020年10月11日】
○今日の杉浦佑成 (2020年10月11日)
欠場のため、出場なし
杉浦選手は右足の負傷から、残念ながら昨日に引き続き本日も欠場となってしまいました。なので、今回も「今日の島根スサノオマジック」として試合を見た感想等を簡単に紹介します。
昨日に引き続き、名古屋ダイヤモンドドルフィンズのゲームレポートも掲載されていたので、記載します。
○1Q 【島根23-14名古屋】
・残り8:30~6:20ごろ
昨日の借りを返すべく迎えた、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(以下名古屋)との第2戦。本日も島根の先制点から試合を始める事が出来ました。
まずは副キャプテンの阿部諒選手(#13)がペイントエリアに切れ込み、フローターシュートで先制点を挙げます。
次のオフェンスでは、デモン・ブルックス選手(#24)の3Pシュートが外れた所を、山下泰弘選手(#5)がオフェンスリバウンドを奪取。ゴール下へ向かうブルックス選手への山下選手からのアリウープパスが見事に得点につながりました。
その後も、白濱僚祐選手(#15)からウィリアムス・ニカ(#28)選手へのアシスト、山下選手からブルックス選手・ウィリアムス選手へのアシストと島根優位で試合が進んでいきます。
山下選手は開始5分で4アシストと、昨日のうっぷんを晴らすがごとく大活躍です。
名古屋も安藤周人選手(名古屋#9)のスティールからワンマン速攻でのダンクを見せる等素晴らしいプレイが見られましたが、島根は名古屋のシュートを低確率に抑える事が出来た1Qだったのではないでしょうか。
オフェンス面では、解説の方によると「名古屋の外国籍選手よりサイズは小さいものの、スピードのミスマッチをつけている」との事でした。1Qだけでブルックス選手は11点、ウィリアムス選手は6点を挙げる活躍でした。
○2Q 【島根43-29名古屋】
・残り10:00~7:00ごろ
名古屋は出だしから、「2-3のゾーンディフェンス」を用いたり、マンツーマンディフェンスに戻したり、ディフェンスに変化を加えながら戦う様子が見られました。
外でボールを回させられてしまった島根が、ゾーンディフェンス対策にタイムアウトを取った直後、名古屋がマンツーマンに戻していたのは、名古屋の梶山ヘッドコーチの作戦勝ちかなという印象でした。
さらにその後のディフェンスでは、またゾーンディフェンスに戻されて・・・。島根の選手達は、名古屋の選手との勝負だけでなく、梶山ヘッドコーチとの駆け引きも強いられていたのかなと思います。
・残り5:30~0:00ごろ
梶山ヘッドコーチの策もあってか、名古屋に1点差まで詰められてしまった島根。しかし、ここで状況を打破したのは阿部選手でした。
後藤翔平選手(#1)が張本天傑選手(名古屋#8)のオフェンスファールを誘い、攻撃権は島根に移り、阿部選手が交代で出場。
2Qが始まってから5分近く止まった島根の得点を、山下選手がトップの位置からの3Pシュートで動かすと、そこからは阿部選手の時間でした。活躍が多かったので、箇条書きにします。そちらの方がわかりやすいかと思いますので。
【阿部選手の2Q後半での活躍(時系列順)】
・残り4:35 ディフェンスリバウンドをエアーズ選手(#滋賀4)から取る
・残り4:09 安藤選手に競り勝ち、ディフェンスリバウンドを確保
・残り3:55 3Pのリバウンドに飛び込み確保、その後3Pシュートを決める
ここで名古屋はタイムアウトを取ります。阿部選手がタイムアウトを取らせたと言っても過言ではないのではないでしょうか、しかし阿部選手の活躍は続きます。
・残り3:01 ドライブからキックアウト、ブルックス選手にアシストパス
・残り2:40 再びディフェンスリバウンドを確保
・残り1:30 北川弘選手(#6)のアシストから3Pシュートを決める
【活躍まとめ】 6得点(3P:2本)、4リバウンド、1アシスト
見事な活躍でした。阿部選手の働きは、間違いなく2Q後半にリードを広げて終わる事が出来た要因だと言えるでしょう。
○3Q 【島根55-48名古屋】
エアーズ選手、齋藤拓実選手(滋賀#2)、エアーズ選手(2回目)と3Pシュートが3本連続成功、一気に点差を縮められてしまいます。その後も名古屋の3Pが決まり続け、3Qだけで5本も決められてしまいました。
正直に言えば、島根の3Qのオフェンスの印象はあまり強く残っていませんでした・・・。2Qの阿部選手のインパクトがすごすぎたからだと言い訳をさせて下さい。
○4Q 【島根60-76名古屋】
・残り10:00~5:00ごろ
この時間帯は名古屋の笹山貴哉選手(名古屋#21)が印象的でした。それこそ2Qの阿部選手にも負けないくらい、インパクトのある働きだったと思います。
スティールからの速攻、同点3Pシュート、エアーズ選手の逆転3Pシュートの演出など競った場面でも重要なプレーを成功させていました。
また、名古屋は3Qに引き続き、4Qでも3Pを高確率で決め続けました。4Qには9本中7本の3Pを成功させました。驚異的な確率です。
・残り1:00ごろ
昨日に引き続き、本日もオフェンスにディフェンスにブルックス選手は大車輪の活躍を見せてくれました。しかし35分以上出場し、重要な場面のほとんどを担ったブルックス選手の体力・集中力も最終盤には限界まで来ていたのかなと、テクニカルファール・ターンオーバーと続いたあたりで感じました。
・残り0:45ごろ
ブルックス選手の体力も限界かというその時、チームに希望を持ってきてくれたのはベテラン山下選手でした。
残り1分を切り5点ビハインドの場面で、齋藤選手からスティール、速攻での得点を決め3点差に戻しました。山下選手のプレーが島根に逆転の可能性を残しました。
・残り0:20ごろ
山下選手のビッグプレーが生んだ逆転の可能性は、安藤選手・齋藤選手によってかき消されてしまいました。
安藤選手のドライブに島根の選手が集まった時、右コーナーに齋藤選手がフリーになっている事を見逃さずにキックアウト。齋藤選手が3Pシュートを成功させ、先ほどのターンオーバーを帳消しにする、名誉挽回のシュートを決めました。
○まとめ
・2試合とも勝機があっただけに、悔しい連敗となってしまった
・この2日間、ブルックス選手は本当に大車輪の活躍をしていた
・次回名古屋戦は3月、リベンジに期待、杉浦選手の活躍も期待
○デモン・ブルックス選手
本日はデモン・ブルックス選手(#24)について取り上げます。ブルックス選手は琉球ゴールデンキングスより今期移籍してきた選手とのことですが、既に「島根のエース」と言って差し支えない活躍をしていると思います。
昨シーズンのスタッツを見ると、3P成功率38.7%(53/133)とシュートレンジが広い選手のようです。今シーズンも既に何本も3Pを決めていますね。
そんなブルックス選手がいれば、島根は更に多様なオフェンスパターンで戦えるようなるかもしれません。
そもそもブルックス選手は中外どちらでも戦えますが、アウトサイドで待ってもらった場合には、他の選手がインサイドに攻めやすくなるでしょう。
島根の各選手のオフェンスが目立てば、ブルックス選手も攻めやすくなり、ブルックス選手の攻撃力が際立てば、他の選手も更に攻めやすくなる・・・といった相乗効果が生まれる事を期待しながら今後の試合を見てみたいと思います。
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