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DFシステム#1 罠について

日野レッドドルフィンズの木村勇大です

先日NECグリーンロケッツの川村慎さんのyoutubeしんチャンネルの企画
「キャベツな生配信(以下キャベ生)」に出させていただき、超僭越ながらラインアウトについて喋らせていただきました!

NECの廣澤拓さん、クボタの今野達朗さん、日野からは村田毅さんと僕が出てます

出演者という立場でしたが、しっかり勉強させてもらいました笑

達朗兄さんのフッカーへの気遣いを聞いてファンになりそうでした、あっぶねぇーー!!

僕の鼻フック事件についても収録されています

見逃した方はこちら

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今回はキャベ生でちょいちょい出てきた【罠】について書きます

【目次】
罠とは
・罠のメリット
・罠のデメリット
罠を失敗させる方法
まとめ

罠とは

AT側から見て【簡単にボールが獲得出来そうなスペース】をDF側が敢えて作っておき、AT側がサインを出している最中や直後にそのスペースに移動してコンテスト(競る)という駆け引きのことを指します

【罠のメリット】
①ムーブが複雑なサインに強い
②相手に心理的な不安をもたらす事ができる(かもしれない)

①ムーブが複雑なサインに強い

「ムーブが複雑なサイン」というのはDFを引きつける為の動き(=デコイ)や移動距離が多く、動き出してから最終的に跳ぶまでの時間が長くなりがちです

どれだけ複雑なムーブをしても、DFは【空けておいたスペースで跳ぶ】だけなので余裕を持って先回りでき、万全の状態でコンテストできます

②相手に心理的な不安をもたらすことができる(かもしれない)

ATのサインを出す選手にとって、最初にDFの並びを見たときに空いているスペースが最後まで空いている保証はありません

罠を仕掛けられると、そのことをより強く意識させられちゃいます
「ここ空いてるけどこれも罠なのかも、、」という感じです

相手の意思決定者を不安にさせることができれば成功っちゃ成功です

【罠のデメリット】
①動いてから跳ぶ為、ジャンプの精度が下がりやすい
②ばれたらメチャクチャ弱い

①動いてから跳ぶ為、ジャンプの精度が下がりやすい

空いているスペースを作るというのは

そのスペースではDFが跳べないと思わせる

という事です

AT側から見て空いているスペースというのは

・人がいない
・跳べるだけの人数が揃っていない
・人はいるけど跳べる状況では無い
(もっとあるかもしれませんが)

つまり人を配置しないことが手っ取り早くスペースを作る方法です

人を全く配置していない場合は3人(ジャンパー+前後のリフター)、
リフターが1人配置されている場合は2人(ジャンパー+片方のリフター)が
空いている(空けていた)スペースに移動して跳びます

基本的にDFは自分たちの動く人数と距離が増えるほど、精度が落ちやすい(理由は割愛します)為、罠にかけたものの効果的なコンテストができないという状況になりがちです

②ばれたらメチャクチャ弱い

相手がサインを出すより先に動いてしまうとバレてサイン変えられちゃいます笑

罠を失敗させる方法

①時間をかけない(相手に時間を与えない)
②あえて時間をかける
③罠のスペースに一度集まりに違う場所で跳ぶ

①速いテンポでATを行う事で相手もそれに合わせて罠を使う(移動する)タイミングを早めないといけなくなります
つまり自分たちのやりやすい/跳びやすいタイミングではなくなります

②は①とは逆にDFを先に動かせて、それによって空いたスペースで跳ぶという事です(デメリット②)

ここで重要なのは【時間をかける】のと【(迷って)時間をかけさせられる】のは違うという事です
過去に「相手に時間を与えた分だけプレッシャーを受ける」と書きましたが、
迷って時間がかかってしまう場合はこれに該当します

①でも②でも「ここが空いたらコレ、ここならコレ」というように自分の中で用意しておけば、相手が何して来ようがあまり関係ありません

③は罠にかかったフリをして相手をおびき出し、空いた別の場所で跳ぶ
という事なんですが、100%罠だという確信がないと難しい為オススメできません
(例えば動かずにゾーンで守ってくるDFに対して③をしてしまうと、相手の待ち構えてる場所で跳ぶことになります)

まとめ

ミラーDFやゾーンDF(今後書きます)と組み合わせてたまーに使うと効く気がします
相手の事めっちゃ分析した結果、【高確率で使ってくるサイン】がある場合とかに使うと良いかもしれませんね!

最後まで読んでいただきありがとうございました👋
キャベ生見てねっ


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