デリバリーについて
こんにちは
日野レッドドルフィンズの木村勇大です
今日もラインアウトについて書いていきます
昨日もせっせと記事を書いていましたが
ラグビー経験者ですら理解できない可能性があるくらい細かい話になってしまいお蔵入りになりました、、
興味のある方は個人的に聞いてください
気持ちを切り替えて今日は
デリバリーについて
書いていきます
※この記事ではレシーバーという言葉が頻出します
【レシーバーには主に⑨が立つ】【⑨以外の選手が立つ場合もそこそこある】という事を毎回説明していると長くなってしまうため先に理解しておいて下さい
デリバリーとはラインアウトで獲得したボールを、レシーバー(主に⑨の選手が立っている位置)の選手に供給する事、及びその方法の事を指します
ラインアウトからモールを組む事もデリバリーの1つです
レシーバーからSO※⑴にボールが渡るまでをデリバリーと考える見方もありますが、今回の投稿内容に合わせる為、先の記述を【デリバリー】とさせてもらいます※⑴レシーバーから最初にボールを受ける選手、SOとは限らない
なぜデリバリーが大事なのか
セットプレーからの攻撃においてSO※⑴が良い攻撃を始める為にはレシーバーが良いパスを放る必要があります(良いパスの定義は誰かに聞いてください)
そしてレシーバーが良いパスをする為にはラインアウトからの良いデリバリーが必要になります
良いデリバリーとは【レシーバーにとって適切な速さで、1番ボールが来て欲しい場所に供給する事】です
速いボールである必要について
ジャンパーからレシーバーへのボールの受け渡し(=ボールが宙に浮いている)が始まるとラインアウトDFに並んでいる選手はレシーバーにプレッシャーをかけにきます
ボールの受け渡しに要した時間が
0.5秒の場合と2.0秒の場合、レシーバーがプレッシャーを受けやすいのはどちらか一目瞭然ですね
ただしレシーバーのハンドリングスキルによっては、速すぎる事がプレッシャーを増幅させかねない為、適切な速さで放ってあげましょう
レシーバーが1番欲しい場所
レシーバーが1番欲しい場所が100点とするならば
どこが100点なのかをジャンパーに伝えなければなりません
「大体でええで」みたいな、どこにデリバリーしても80点くらいしか取れないオーダーはやめましょう
「ここ」って場所をジャンパーに提示してあげましょう
そしてジャンパーは100点を目指しましょう
またボックスキックを蹴る場合は利き足側にボールが欲しかったり、バックラインにボールを供給する場合は進行方向にボールが欲しかったりとプレー毎に要望は違うはずです
ラインアウトの練習をする時、余っているFWの選手にレシーバーの役目をさせていませんか?
ちゃんとレシーバーの選手、特にスクラムハーフに参加してもらいましょう
最後に
DF側の視点で話すと、このデリバリーを乱すところまでがラインアウトDFです
たとえ相手にクリーンキャッチされたとしてもデリバリーを乱すことが出来れば、相手は用意していた攻撃のオプションを予定通りの状態で実行する事が出来なくなります
これは【ラインアウトの攻防】という点で見ればDFの勝ちです
という事で【良い攻撃は良いデリバリーから始まる】という事をAT側もDF側も頭に入れておきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました🤘
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