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商品を変えずに価値を変える「Promotion Strategy」後編

先週に続き、商品を変えずに価値を変える「Promotion Strategy」後編
です。 

1、前回のおさらい

・買い手よりも売り手が多い時代
・サービスや商品の価値には限界がある
・起業後に重要なのはPR戦略である
・時間やスピードを都度考えてみよう(ラインクロス)
・用途を広げて名前を変えてみよう(イベントや時期、地名等)
・場所を再度考え、商品を変えずに価値を変えよう

先週までの内容はこちら

2、PEOPLE

・売るべき人を変える、または絞る
・売る側の人を変える

 2-1、売るべき人を変える、または絞る

昔、プロフィール手帳ってありましたよね。
下記のような項目で考えた時にどのようなお客様が多いのか考えてください。

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例えば、あなたがサロンのオーナーだったら??
 -趣味:カフェや旅行をする人    
 -性格:話し上手、気が強い
 -年代:30代女性?
 -性別:女性
 -所得:月収30万程度
 -外見:OL的な服装の人
 -人間関係:彼氏がいる
 -仕事:主婦やOL

これらを書き出して、スタッフ内でシェアします。
多かったものを逆の発想で考えます。

女性が多い → メンズ専用ネイルサロン
ジム → 3Mなしジム(no man/no mirror/no make up)
大衆焼肉 → 銀座のクラブ向け焼肉

逆の発想、顧客セグメントをすることで、収益が上がる可能性は大いにある!!

▶MYTシンキング

今の時代、本なんて売れない
本が売れない理由:ネットや動画で情報が取れるから

 -本と所得 (本を読む人の方が所得が高いんです!)
  ➡本好きではなく、上昇志向のある人をターゲットにできる
 -本と人間関係
 -本と生活
 -本と健康
 (読書習慣のある人は脳を若返らせる、ストレスが減るという研究結果がある。)
  ➡健康志向のある人をターゲットにできる

【MUP】
 ME- 学校授業料が高い/内容に不満/人の採用をしたい
 YOU- 人と繋がりたい/投資も学びたい/隙間時間/起業したい
 THEY- 個人の生産性先進国ワースト/終身雇用なし

MYTシンキング

自分と相手、相手と社会。
段階を経てニーズを一つ一つ書き出して把握をする。

To C  or TO B ??
・文房具屋さんがつぶれない理由?
・商店街の靴屋さんがつぶれない理由?
・小さな電気屋さんがつぶれない理由?
これらの業態は、実はTo CではなくTo Bで儲けている。

布団屋さんの例
葬儀屋との提携または結婚式場や学校のスポーツクラブとの提携や営業を行った。→レンタル収益が圧倒的に増えた!

Q、あなたがジム、カフェ、美容院、工事業者などであればどういった戦略をとりますか?
 ①時間軸思考
 ②提携企業の模索
 ③価格や課金方法の見直し
 ④To B向け営業
これらを意識して考えることが必要

富士フイルムは10年の間に事業がだいぶ変化をした。

富士フイルム

 2-2、売るべき人を変える、または絞る

・UBERドライバー
  →女性ドライバーの方が高評価
・高齢者経営レストラン
  →子供連れが増えた
・女性タクシードライバー
  →売上が上がる
・男性ヨガ講師
  →売上が上がる

これまでの常識を変えて分析をしてみる!

3、CAMPAIGN

・PRICE CAMPAIGN
・PRODUCT CAMPAIGN

 3-1、PRICE CAMPAIGN

2人に1人無料

上記は同じ意味になる。
「2人に1人無料」の方が顧客心理的にはお得さを感じる!

2人に1人無料2

出費で考えるとどちらも一緒!
右の方が実は顧客単価が上がったりする。

無料戦略

上記、朝食無料カフェの場合の方が売上を伸ばしやすい。

Q、東京都のご当地キャラクターは?
    熊本県のご当地キャラクターは?

くまモン

東京のご当地キャラクター言える人ほとんどいないんじゃないでしょうか。
くまモンは著作権を無料にすることで、露出が増え、誰もが知る存在に!
 →まずは無料で認知を広げる!

同じような手法として、
・ブラックジャックによろしく →著作権フリー
・You Tubeに楽曲を掲載する →ライブに来る

無料増毛・無料脱毛
無料工場見学
無料カウンセリング
無料期間
無料バリスタ教室
無料ピザ教室
 →ブラックボックスでは買われない!

無料で価値提供

4、まとめ

・まずは360°分析で自身の顧客イメージを書き出す
・次に逆転の考え方、またMYTシンキングを利用
・幅広く提携や収益構造を考える
・売る側の状況も考えてみる
・無料という表示をうまく利用し認知拡大
・ブラックボックスは買われないということを認識

まとめ


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