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3か月ゆるふわニート体験、1ヶ月目の振り返り
今年の5, 6, 7月と3ヶ月の間ニートを体験した。
今までは2週間や1ヶ月スパンで仕事を大幅に制限することはあったものの、全く仕事をせずに収入ゼロの3ヶ月を迎えるのは今回が初めて。
この3ヶ月、暇と退屈を持て余しながら様々な葛藤を抱え、時には旅をしたり、時には離れた友達を訪ね、時には座禅修行に行った。
8月から転職、社会復帰をした今振り返ってみると、自由で苦しい?ながらも総じて充実したニート体験だったと思う。今回のnoteではそんな3ヶ月間で時系列順に日々感じていたことを書き留めた日記をもとに改めて3ヶ月のゆるふわニート体験を振り返る。
ニート1ヶ月目 (5月)
ニュージーランド北島巡りの旅
記念すべき?ニートデビューはニュージーランドで迎えた。
キウイフルーツのピッキングバイトを4月からやっていたが、5月始めは雨が1週間ほど降り続き仕事も休みが続いたのと、そろそろ飽きてきたのでバイトを卒業することに。
現地の大学院進学計画を断念し、日本に帰国することに決めたのもちょうどこの頃。来月中旬には帰国することにしたので「せっかくだから旅をしよう!」とニュージーランド・北島の様々な土地を巡りながら旅をする1か月だった。
Rotorua (ロトルア)
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Taupo (タウポ)
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Wellington (ウェリントン)
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途中には旅を休止して現地ローカルの人の家に「Workaway」というサービスを使ってホームステイをした。
※Workawayは家事、育児、農業など滞在先にて労働 (基本的に週5日、1日1〜3時間)をするかわりに3食の食事と宿泊先を得ることが出来るサービス。
東南アジア・ラオスでの体験記はコチラ
暖炉の木材を得るため木の枝をひたすら燃やしたり、馬・牛のお世話、ストロベリーの畑をゼロから作ったり、日本では中々体験することのできないファーム生活は極めて新鮮だった。
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写真の通り、旅中は自然と触れ合う時間が多かったのだが記憶の中心にあるのは出逢い、一緒に過ごした人達だ。
バックパッカー宿で意気投合し一緒にドライブした旅人や、ホームステイ先の家族。特に宗教、哲学、価値観、文化など深遠な話をした光景や話の内容は今でも覚えている。
海外での旅に英語力は最低限レベルで大丈夫だけど、海外の人と深い話題を議論できる英語力を身に着けてから、旅が一層に楽しくなった。英語を頑張ってよかったと、改めて身にしみた。
※※※
ニート体験1ヶ月目の気付き・思ったこと
旅を続ける難しさ
ニュージーランド・北島での旅は充実したものではあったが、同時に「飽きからくる退屈」を感じた。これは昨年2か月のヨーロッパ旅をしていた時にも直面したもので、やはり旅は"非日常"であるから新鮮で楽しいのであり、一旦"日常"になってしまうと「移動すること」「衣食住を整えること」「次のプランを考えること」すべてが億劫となってしまう。
成程、「旅を続ける」というのは案外難しい。
これが半年、1年と世界一周をするのであれば尚更だろう。長期の旅は驚きと発見の楽しさと同時に、孤独や退屈とのせめぎ合いでもあるのだと思う。
ただそれらを通じ、自己の人間性を成長するツールとしての旅、世界一周は確実性を秘めているもの。やはりいつか世界一周は40歳を迎えるまではやってみたいと思う、一辺にではなくて、断片的でも良い。
住み続ける難しさ
そういうと、「旅の難しさ」と同時に「定住する難しさ」も存在する。要するに、同じ土地に何年も居られないのだ。
ここ1年は違う土地を転々とする生活をした中で、数日〜数週間の短期、1ヶ月〜数ヶ月の中期と時期を分けて異なる土地に滞在した。
大分県別府市では4か月、地元の滋賀では断続的に1か月、ヨーロッパ各都市では数日〜2週間、そして最近は福岡市に引っ越し住み始めた。
それらの経験の中で現時点で自分が思う住む最適解は、数ヶ月〜数年 (3年以内)で住む場所を変える「定移住」にある。この期間の根拠は、住むとなると友達を作ったり、地域コミュニティに属して人間関係での充実を図る必要性があるので、"ローカルになる"には最低数ヶ月は必要と算段している。
もちろん、恋愛パートナーの有無や結婚し家庭を持った状況では難しいかもしれない。ただ独身でありパートナーもいない現在は国内外の各地を「定移住」しながら自分が快適に、幸せに暮らせる「自分に合った都市選び」を続けたいと思う。
2ヶ月目に向けて
1ヶ月目は旅が中心だったこともあり「生活すること」に着目し考える時間が多かった。次は日本に帰国し、まさに暇と退屈を持て余した絶頂期。
ニート最高じゃん、一生働かないで生きれたらな〜
やばい、自分何も生み出してない?存在価値とは??
その刹那で一喜一憂し、様々な葛藤が行き交った2ヶ月目。
多くの発見と気付きがあった2ヶ月目のニート体験もご期待ください。
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