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【完】 ニュージーランド・ワーキングホリデー旅行記 #2
こんにちは、Takeです。
前回はニュージーランド (以下NZ)に到着、Opotikiという片田舎へ移動。約1ヶ月ほどキウイファームで働いた後、タウポという街に到着したところで終わりました。
ざっくばらんに時系列順にこの1ヶ月を振り返ると、以下の4つに区切られます。その時々の滞在期間で行ったこと、思ったことを書き記していきます。
① 5/12〜16 @Taupo (タウポ)
② 5/16〜23 @Rotorua (ロトルア)
③ 5/23〜29 @Waikato (ワイカト)
④ 5/29〜6/5 @Rotorua (ロトルア)
⑤ 6/5〜6/12 @Wellington (ウェリントン)
【追記】
この度ニュージーランドでの生活を3ヶ月で切り上げ、日本に帰国することに決めました。帰国に至った3つ理由と共にその経緯について書き記しているので良かったらご覧ください。
① 5/12〜16 @Taupo (タウポ)
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ニュージーランド北島中部にある都市「Taupo (タウポ)」は、NZ最大の都市オークランドと首都ウェリントンの丁度中間に位置しています。タウポのトレードマークは何と言ってもNZ最大の湖・タウポ湖。
滋賀県で育った自分にとって、湖が身近にあるとやはり落ち着く。この街に降り立った瞬間、なんか好きだなと感じました。
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タウポには湖の他に気軽にハイキングできる山や森林があり、街もコンパクトで中心部に日常生活を送る上で必要な物が手に入るお店が立ち並ぶ。
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丁度、自分にとって快適に暮らせる場所の要素を考えていた中で、タウポは今まで訪れた街の中でも上位に入るほど気に入った場所でした。
しかしながら、ここタウポでは家不足が深刻らしい。けれど同時にNZ全体の労働市場は空前の人手不足。この現象は他の地方都市 (クイーンズタウン)やスイスなど他の先進国でも起きているらしい。もともとNZという国自体が人口が500万人ほどの小さな国で、その小さな箱に移民労働者やワーホリ、留学生がコロナ明けに殺到している近年、家の建設などが全く追いついていないとのこと。
このまま住宅建設ニーズの需要過多が深刻化した先にはどうなるのだろう?日本が人口減少や住宅の供給過多で空き家が増え続ける一方で、正対する状況に直面するNZの社会問題も興味深かった。
「自然がたくさん」「人々がフレンドリー」など基本的に表の良い面がクローズアップされるNZですが、こういった裏の悪い面も知っておくのも大事なんだなと感じた。
② 5/16〜23, 5/29〜6/5 @Rotorua (ロトルア)
Rotorua (ロトルア)は北島の中央部に広がる大地熱地帯に位置する、温泉の街。NZの先住民族であるマオリ文化発祥の地であり、他の観光アトラクションも近隣にあることからNZ随一の観光地です。
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ここロトルアでは、現地ローカルの人の家にホームステイしながら街を散策したりしてロトルアでの日々を楽しみました。ステイ先の近くの川ではトラウト (マス)を見ることができ、ニュージーランドはフライフィッシングに適した川や小川がたくさんあるとのこと。
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また、滞在中にNZでのバケットリストの1つだった、ロード・オブ・ザ・リング (以下LOTR)に登場するホビット村の映画セットを観光できたのは思い出の一つ。少年時代を彩ったLOTRの熱狂が再び蘇ってきて興奮しました。
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ちなみに僕が一番好きなシーンは、2つの塔にてエント (木の精霊)がメリー・ピピンと共にオークを洗い流すシーン。まるでオーク達がゴミのように流されるシーンは今までも時たまYoutubeで見て楽しんでいます。
③ 5/23〜29 @Waikato (ワイカト)
ロトルアから20分ほど南に位置するWaikato (ワイカト)にて現地ローカルの人の家に「Workaway」というサービスを使って滞在しました。Workawayというのは家事、育児、農業など滞在先にていくらかの労働 (基本的に週5日、1日1〜3時間)をするかわりに3食の食事と宿泊先を得ることが出来るサービスです。
僕が実際に滞在した家では主に暖炉の木材を得るため木の枝を燃やしたり、馬のお世話、ストロベリーの畑を作ったりと外仕事がメインでした。こういった仕事は中々日本に居る時に経験できる仕事ではないので、とても新鮮で楽しかった。
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仕事以外でも日本のカレーを作って振る舞ったり、NZやクリスチャン文化・風習などについて議論したり、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
またいつか、僕たちが植えたストロベリーを収穫、食べに帰ってきたい!
④ 6/5〜12 @Wellington (ウェリントン)
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最後はニュージーランドの北島南端部にある首都Wellington (ウェリントン)です。1週間住んでみて思ったのが、5年前の南島旅行の経験も踏まえて、このウェリントンが一番住んでみたい都市No.1でした。
ビジネスビルやオシャレな雑貨屋さんなどが並ぶ都会と、
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街から気軽にアクセスできる豊かな大自然
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ウェリントンは特にコーヒー文化が非常に盛んであり、市内にはおしゃれなカフェやコーヒースタンドが多数点在しています。
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他にも博物館や美術館、シアターなど芸術的な面でも活気に溢れています。
今回は帰国のチケットを既に購入してからの滞在だったのでそれが叶いませんでしたが、自分にとって住みたい都市とはどのような要素を持っているのか?を考える上ではウェリントンでの滞在はとても良い経験となりました。
また期間中には不思議なご縁に恵まれ、在ニュージーランド日本大使館の伊藤大使と面会する機会がありました。将来的に地元である滋賀県長浜市にて留学事業を行いたいと思っている中で交換留学を想定した姉妹都市をニュージーランド国内の都市 (今のところタウポもしくはクイーンズタウン)と結びたいと意見交換させていただきました。
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まとめ
この1ヶ月は特に仕事をせず、ほとんど旅行に費やした期間でした。その前はキウイファームで毎日のように働いていたので、ガッツリ働いて、ガッツリ休む (遊ぶ)ようなライフスタイル。
やばい、ニート最高一生働かないで生きれたらな〜と思う一方で
やばい、自分何も生み出してない?存在価値とは??
と一喜一憂し様々な葛藤が行き交う心理状態。
程々に働いて、程々に余暇を楽しむ日常が何やかんやで一番だなと思いました。とりあえず今は十分に休んだので、少しずつ働き始めます。
多くの新しい体験ができて、素敵な出逢いがあり、とても充実したNZ生活sでした。
--End--