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アントグループとフィンテック(The Economist 2020年10月8日版)
The Economist 2020年10月8日版から、「Ant Group and fintech come of age」の記事を取り上げてみたい。内容は「中国のアントグループとフィンテック」についてだ。
皆さんは、アントグループについてご存知だろうか?私は恥ずかしながら、名前を聞いたことがある程度だった。
ただ、これからの世界に多大なる影響を及ぼす(すでに及ぼしつつある)アントグループは、知っておかなければならない。
ここ数年で、デジタルマネーが一気に普及した感覚がある。紙幣やコインを使う機会は激減した。
そんなデジタルの動きはこれから一気に加速しそうだ。2004年に創立されたアントは、まだまだ若い会社だ。その会社が、これからの世界の金融市場をリードしそうである。
記事の要約
2004年にアントが設立され、急成長を遂げている。上場によって調達する資金は、サウジアラムコを越して最大になりそうだ。
デジタルマネーは、コロナウイルスによってさらに加速した。非接触での支払い、そして在宅勤務によって外に出ない人も増えたためだ。
そんな背景もあり、アントは急成長中だ。これに対して、アメリカをはじめ、各国のリーダーはかなり警戒しているだろう。そんなフィンテックだが、良い面と悪い面がある。
良い面としては、圧倒的に低コストである。そして、誰がどこでお金を使ったのかが明確であるため、管理がしやすい。マネーロンダリングといった不正を防止するには役立つだろう。
ただ、悪い面ももちろんある。1つは金融市場への影響だ。銀行へのインパクトは計り知れない。お金の引き出しや振り込みで手数料を取ってきた銀行から、ただ同然でそこを行うアントグループ。利用者としては、アントグループを使用したくなるのも当然だが、依然として銀行は経済を支えているため、不安定化すると問題につながる可能性はある。
そして、もう1つはプラットフォームだ。すべてワンストップで、お金がらみのことができるのはいいことだが、特定のプラットフォームに顧客が集中するため独占になりやすい。
このような状況下で、政府としてやるべきことはありそうだ。まずは、独占状態にならないように参入障壁を下げて競争を加速させること。そして、プライバシー保護だ。個人の権利を尊重することが大事なのだ。
いずれにせよ、急成長するフィンテックから目が離せない。リスクを上手く回避すれば、良い社会が待っている。
自身の見解
中国のフィンテックへの強さが、個人の権利を尊重できるように活かせれば良いと感じる。
今、中国内では、人権に関する問題が起きている。これからも続きそうだ。
上述した通り、リスクはあるが、しっかりとリスクをケアすれば良い社会が待っているだろうと思う。
おわりに
まだまだフィンテックについては勉強不足なので、今後色々と勉強したいと思える記事であった。
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