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コテンラジオの個人的に学びが多かった回3つ

コテンラジオのエピソードをほとんど全て聞き終わったので、個人的によかった回を3つ紹介していきます!

ユリウス・カエサル編

古代ローマ帝国の建国の背景から、ユリウス・カエサルが活動した時代についての回です。ローマ帝国が共和制から帝政に移っていくまでの変遷がわかりやすく語られています。

個人的な学びとしては、人材排出の仕組みでした。
コンスルという行政の最高意思決定を担う役職を、1年の任期で同時に2名登用することで、意思決定の経験を積んだことがある人材を大量に排出できている点が面白かったです。

また、毎年意思決定者が変わることの混乱を防ぐために、元老院という意思決定に関与できる組織を任期なしで配置することで、コンスルの意思決定に対して牽制を効かせられる点もよかったです。

アナロジーとして、現在の株式会社の取締役がコンスルで、株主総会が元老院の役割に近いなと思いました。毎年取締役を変える運用も面白いかもなと思うなどしました。

オスマン帝国編

600年続いたオスマン帝国の、建国と取り巻くイスラーム社会についての回です。
イスラーム社会の背景から、オスマン帝国がどうやって帝国にまで成り上がっていくかが語られています。

興味深かったのは、イスラーム社会では具体的な社会的規範が宗教上細かく規定されているため、新しく獲得した領地の統治に役立っていたという点です。

その時その時の統治者が皆優秀というわけではないので、最低限これだけは守れというラインが明確なのは安定的な統治という観点で有効に働いたのだろうなと思います。

どのような行動を推奨(非推奨)とするかは、組織作りで最も重要な要素であるので、それが統一的に規定されているのは非常に便利そうだなと思います。会社の組織作りにおいても、明文化された基準やその運用の参考になりそうです。

秦の始皇帝編

秦が初めて中華を統一する帝国に至るまでの回です。
始皇帝の政にフォーカスを当て、秦帝国の建国までの流れを追っていきます。

興味深い点は、外国人人材の登用に力を注いでいた点です。
戦国時代なので、有能な人材をいかに組織に取り込めるかがまさに命運を分けます。
その中で、秦は外国人を積極的に採用し、能力があれば高い地位に登ることができる体制としていました。
他国では重用されないが、本当は優秀な人材を強く惹きつけることに成功したことが、大きな競争優位性につながっているように思います。

結び

単純な歴史的な知識としてだけではなく、会社経営や組織運営にも示唆を与えてくれるようなエピソードが多いので、気になった方は他のエピソードも聞いてみることをおすすめします!


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それではみなさん、Happy Hacking😎!!

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