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チームの公用語を英語にして9ヶ月経った件

こんにちは、Acompanyの近藤です。
担当している海外事業開発部門の公用語を英語にしてみて9ヶ月経ったので、良かったところや意外と課題があったポイントについてまとめてみます。

以下のような方に向けて書いていきますので、何か少しでも参考になればと思います。

  • ビジネス英語を身に付けたいと思っているが、なかなか時間が取れない

  • チーム公用語を英語化することを検討している

  • Acompanyの海外事業開発部の雰囲気を知りたい

この記事は以下のAcompanyアドカレの23日目の記事です!


なぜチーム公用語を英語にしたのか?

海外事業開発部門は、Acompanyの製品やサービスを日本以外の市場に向けて展開することをミッションにするチームです。まだサイズとしては小さく、私ともう一人(アメリカ出身)の合計2名のチームです。

そのため、基本的に日本企業ではなく海外企業とのやり取りが多くなる部署ですので、英語でのコミュニケーションは必須要件です。

しかし、私自身が英語をビジネスで使うシーンは今まで多くなかったため、Acompanyの海外事業開発をより前のめりに進捗させるために英語スキルをもっと伸ばす必要性を強く感じていました。(客観的な参考情報としては7年前の大学生4年の時に受けたTOEICで700点中盤くらいでした)

特に、リスニングとスピーキングについては機会を用意しない限りはどうにもならないだろうと思い、オンラインの英会話や英語アプリなどを使ってトレーニングをしていました。

しかし、上記の取り組みは強制力がないが故に気づいたらトレーニング頻度が落ちていき、最終的には英語商談の前にだけ少しだけトレーニングする程度で、それ以外では何もやらないというサイクルに入ってしまいました。

そこで、英語スキルのトレーニングに強制力を働かせるために、チームの公用語を英語にすることにしました。

どんな風に英語化した?

週2回の定例ミーティングを英語に

まず、週2回のチームの定例ミーティングを英語に変更しました。
今までは日本語で実施していましたが、英語で議論をすることにしました。

また、会議の前のチェックインという雑談時間があるのですが、こちらも英語にして実施することにしました。

議事録も英語に

ミーティングを英語で実施するので、議事録を英語に変更しました。
Notionの議事録のテンプレを全て英語に変更し、会議中のメモやコメントなども全て英語で記載することにしました。

Acompanyのミーティングは、会議中にリアルタイムに議事録をとっており、参加者全員が自主的にメモを取るようにしています。その際の言語も英語に変更しています。

Slackでのやり取りを英語に

こちらもそのままですが、Slackのコミュニケーションも英語に変更しました。
とはいえ、チーム外のメンバーとは日本語でやり取りするので、意外と英語でやり取りするケースはそこまで多くはないです。

英語化してよかった点

意志力に頼らずに英語を使うシーンを日常に取り入れられる

これが一番大きな変化でした。

やはり強制的に週2回は英語で議論をする必要があるので、日常的に英語を使うことに意志力が必要ありません。

やはり仕組み化の威力は絶大でした。
意志力を使ったのは最初の意思決定の時だけで済んでおりますので、とても良い判断だったなと思います。

英語商談や英語面談を恐れなくなる

日常的に英語で議論をすることになりますので、顧客や投資家との英語商談や採用候補者との面談など、以前であれば不安に感じていたミーティングが怖くなくなりました。

それまでは1日に1回でも英語商談があると緊張していましたが、今では普通の商談と同じように準備するだけであり、英語特有の準備はなくて済んでいます。

リスニングとスピーキングが飛躍的に向上

リスニングとスピーキングがとても伸びました。

今までは何を言っているのか全然わからないこともあったのですが、今では知らない語句や言い回しが出てきた時だけわからないことがわかるので、OOってどういう意味と聞けるようになったのは大きな変化かなと思います。

また、チェックインのタイミングで雑談をするので、ビジネス会話だけでなく、雑談のような幅の広いトピックについてもサクッと話せるようになりました。
日常的な出来事の語彙の拡充にも役立っていると感じます。

ライティング速度が飛躍的に向上

議事録を書きながらミーティングで会話するので、高速でライティングができるようになります。

とはいえ、誤字脱字もありますし文法も崩れます。
しかし、何よりも表現する頻度が格段に多くなったことで、単位時間あたりに記載できる単語数は飛躍的に増えました。
シャドウイングのようなトレーニングに近い気がします。

ビジネス英語と雑談シーンでの言い回しが身に付く

ビジネス的なシーンで使いやすい言い回しや単語が集中的に身につきます。
また、チェックインによって雑談をするので、雑談トピックの言い回しも増えます。雑談のスキル向上はAcompany特有のチェックインの仕組みのおかげかなと思います。ありがたい限りですね。

付録として下の方に便利な言い回しを付記してありますので、参考にしていただければと思います。

英語化して見つかった課題

リスニングはチームメンバーの英語に最適化されやすい

これは意外な発見でした。

メンバーはアメリカ出身のネイティブスピーカーなのですが、彼の英語はとてもスムーズに聞き取れるのですが、訛りが違う地域の方と話すと、急に何を言っているのか分からない時があります。

大抵は商談の途中で訛りの癖に慣れてきて聞き取れるようになるのですが、序盤に何を言っているのか分からないケースが今でもたまにあるので、色々な地域の方と日常的に会話することの必要性を感じています。

難しいアジェンダだと脳内リソースが足りなくなる時がある

中程度の難易度のアジェンダならそこまで問題なく議論できるのですが、日本語でも難しい難易度のアジェンダの場合は、結構厳しい時があります。
イメージは、英語化のためのリソースが確保されてしまっているので、脳内メモリに乗り切らない感じです。

これはトレーンングでなんとかするべき領域ですが、直近だと日本語でメモを書いてから英語で言い直していたりします。

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付録:便利な英語表現たち

in terms of / について

of のあとの事項について今から話そうとしていることが伝わります。
文章の冒頭でも後付けでも使えるので、とても便利です。

Yes, 100% / 100%でYesです

肯定の意を強めに表現したいときに使います。
疑念の余地なく全肯定であることを完璧に伝えられます。

Unfortunately / 残念ながら

何かを問われた時に、ネガティブな反応をする必要がある場合に使いやすいです。
少しネガティブ要素が強いので、フォローするようなセリフがあるとより良いです。

move forward / 前に進める

何かを前に進める際に使えます。
OOについて進めてください/進めますと言いたいときに便利です。


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