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やってみて分かった学生起業の強み・弱み
先日、学生の方とお話しする機会があり、学生起業の強み弱みについての議論になったので、整理してまとめてみます!
学生起業を考えている方の参考になれば幸いです🤗
また、この記事はAcompanyのアカンクリスマスアドベントカレンダー2023の32日目の記事になります🎅!
また、私自身の学生起業のお話については以下の記事にて書いていますので、ぜひ読んでいだだけますと嬉しいです。
学生起業の強み
まずは強みについて3つ挙げます。
体力がある
地味ですが、体力は社会人が持っていないものの1つです。
寝ずに徹夜で作業できる体力は学生ならでは、です。
ひたすらにプロジェクト前進のための時間を投下し続けることができる。
これは社会人に対して、圧倒的な優位性になります。
もちろん社会人の中にも日々健康に気をつけてトレーニングされている方もいますが、健康に時間を投資することで体力の維持・向上を図った結果ですので、結局時間を失っています。
結果的に、自然状態の体力レベルが高い学生は、投資可能な時間量で社会人を圧倒することができます。
圧倒的な時間投資によって、特定ドメインについてはトップレベルの存在になることができます。つまり、ビジネス上の競争優位性を、自分自身の時間投資によって獲得することができます。
実際にAcompanyでは、何者でもない学生だった私達が3年くらいの時間を暗号領域にベットすることで、今のプライバシーテック事業に繋がりました。
社会人で片手間でやっている人よりも、フルタイムの3年の方が優ったと言うことができると思います。
時間を確保しやすい
授業や研究の時間以外は基本的に自由な時間なので、思いついたアイディアをすぐに試すことができます。
これはフルタイムで働きながらの社会人との対比では、もっとも強みになる部分です。日中に働く社会人の場合、始業前の早朝か終業後の夜の時間帯にしか自分のプロジェクトを進めることができないため、日中にも自由に動くことができる学生は時間の面で非常に大きなアドバンテージがあります。
さらに、休学をすることで全ての時間を自分のアイディアを試すことに使うことが可能です。こちらも社会人には取れない選択肢の1つです。
もちろん、生活コストを支払うためのお金は必要ですが、学生の場合であればフルタイムで働かずとも確保はできるはずです。
一方、社会人の場合は生活水準がそれなりに上がってしまっているので、水準を下げてまで自分のプロジェクトのために時間を使う意思決定をするのは一定のハードルがあります。
辞めたとしても挑戦した経験が残る
仮に自分のプロジェクトを辞めたとしても、問題ありません。
挑戦する過程で得た経験やスキル、人とのつながり、学びは失われません。
現時点では辞めたとしても、今後の人生の中で、この時の経験資産の点と点がつながって新しいビジネスを思いつくことがあり、多いに競争優位性になる可能性があります。
また、何もない状態から1を生み出す活動をした経験は、働き口を探す際に大きな優位性になります。企業や組織から見ると、既存事業の従来からある仕事をこなす人材よりも、新しい価値を生み出す人材を重要視します。
実際に、Acompanyでも学生起業して色々と挑戦をしたのちにジョインして大活躍している方がたくさんいます。例えば、現在CTOを務めている田中さんは学生自体にスタートアップを創業してCTOとして活動していた経験があります。田中さんについては以下の記事がわかりやすいです。
学生起業の弱み
次に弱みについて3つ挙げます。
学生向けのビジネスアイディアになりがちで市場規模が作りにくい
自身の経験の中からビジネスニーズを発見する傾向があるため、自身をペルソナにした事業になりがちです。
これ自体は悪いことではないのですが、市場規模の小さいビジネスやお金にならないビジネスになる可能性が高く、事業としては頓挫する可能性が高いです。
ただ、最初からうまくいくことはほとんどないので、私個人としてはまずは思うままに始めてみて失敗してみるのがいいと思っています。
私もたくさんのアイディアを試して無数に失敗してきました。
失敗することは前進することです。
何がヒットするかは誰にもわかりません。
やってみて検証した人だけがうまくいくのか失敗するのかを知ることができます。
実行することで得られる知見から新しいアイディアが出ることが多いです。
弱みとして挙げましたが、必要以上に避ける理由はないと思います。やりたいと思ったならやってみるのが良いです。
実際にAcompanyでも、最初の事業は名大生家庭教師と親のマッチングサービス事業から始まりました。結果的に解散してしまったものの、このころの経験や人との繋がりが今のAcompanyのチームの礎となっています。
詳しくは以下の記事に書かれています。
学生メンバーで構成されていると離脱リスクが高い
学生起業あるあるなのですが、最初のメンバーや共同創業者に友達を選ぶことがあります。
もちろんすごくうまくいくケースもあるのですが、大抵の場合は一時的なプロジェクトに集まっただけという体制になりがちです。
学業・研究を優先する、他にやりたいことができた、飽きた、などの理由で離脱しがちです。
そうすると、事業前進ではなくチームマネジメントに時間を注ぐことになり、折角の投資している時間が強みを発揮できません。
お互いに割り切って参加しているなら問題はないケースが多いので、単に手伝ってもらっている関係なのか、覚悟を持ってコミットしてもらっている関係なのかは明らかにしてチームを作ると良いと思います。
知識・経験・コネクション不足による停滞が起きやすい
これは言わずもがなですが、ビジネスを前進させる上で必要な知識や経験、コネクションは持っていないことがほとんどです。
そうすると、当然ながら事業がなかなか進みません。
手探りで物事を前に進める必要があるので、知らないことにぶつかりまくります。
結果的に、社会人と比較して利用できる知識・経験・コネクションが少ないので、事業前進速度面で劣ってしまいます。
ただ、社会人といえどもなんでも知っている、できるわけではなく、自身の経験したドメインについての強みを持っているに過ぎないので、時間投資によって回収できることもあります。
もちろん、既存のドメイン内に入っていないとできない事業もあるので、その際は、そういう専門ドメインの知識・経験・コネクションを持っている方をなんとかして仲間にしましょう。
最近だと、アントレプレナーシップ教育が盛り上がってきているので、大学内でそう言う窓口やプロジェクトに入って、リソースを利用させてもらうのがいいと思います。意外と、頑張っている学生を応援してくださる方というのはいるもので、OOということで困っている、と相談すれば助けてくれる方が多いです。ガンガン行きましょう。
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Acompanyでは、プライバシーテック事業に取り組んでいます。
企業が保有する個人データを安全かつ適法に連携するデータクリーンルーム「AutoPrivacy」を提供しています。
プライバシーテックをコア技術に据え、それを大企業が使いやすい形で提供しています。
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それでは、Happy Hacking 😎!