竹原市で観光コンテンツの活性化を!②
しばらく日が経ちましたが、「竹原市で観光コンテンツの活性化を!」②となります。2024年8月7日の投稿「[竹原観光まちづくり機構×sokoiko!] 大久野島ガイドセミナー 参加者募集!!」がありましたが、募集人員を大幅に超える方に応募いただき、会場に収まるかと懸念がでるくらいうれしい悲鳴ではありました。その際、ガイドセミナーの講師としてお呼びしたmint社の石飛さんが運営するsokoiko!のサイクリングツアー(広島ピースツアー2時間コース)に参加したことを中心に報告したいと思います。
大久野島でのガイドを養成するノウハウを知るために、今回、広島県観光連盟が主催するHYPPカフェでのイベントの一環で石飛さんのガイディングで行うツアーに参加する目的だったのですが、結論から言いますと、大変、勉強になり、今後のガイド養成の指針になりました。
モニターツアー扱いで、山口県や京都市の事業者様、和歌山県の旅行会社様、京都市観光連盟の職員の方や広島県内のDMOや事業者様で12名が参加して少しいつもより多めの人数だったそうですが、アイスブレイクでの自己紹介などでの参加者同士の一体感の作り方、ユニークでわかりやすいツアー行程や自転車の乗り方、運転方法についての説明が続き、最初の入りでこれは間違いなく堪能できるツアーと感じることができました。
アイスブレイクが終わり、ツアーに出発しますが、9月とはいえ、30度を超える灼熱の中です。まず、行程は以下の通りでした。
原爆ドーム
相生橋・平和記念公園
平和大橋
タカノ橋商店街(モーニング発祥の地)
原爆病院ゆがんだ窓
広島電鉄
東千田公園
広島市は割と都市としてはコンパクトですが、広く観光地を巡るために徒歩では広すぎる感じはします。そこで、電動自転車を活用したサイクリングツアーは行動範囲を広げてくれました。東京や大阪のように人の波でごった返していないところも有利です。
爆心地から少しづつ離れながら、広島のストーリーを交え原爆の被害の大きさがわかるようなビジュアルや資料の提供、感情がこみ上げてくるトーク技術、言葉で当時の状況が目の前に広がるような感覚を覚えます。
世界各地の観光地を巡ってきた身からすると、やはり、見るだけでは足りない言葉から受けるイメージや自らの感情の動きがとても重要とあらためて認識。とらえ方もそれぞれ異なるかと思いますが、伝える側としてはひとつひとつ担当したツアー参加者の方々のそれぞれの思いや感情を大切にしなければいけない。と、第一のガイド心得となるでしょう。
大久野島ガイドセミナーで講師をしていただいている石飛さんのツアーに参加して、たった2時間ではありましたが、コンテンツ造成の最も大切な部分を学ぶことができたのは、大きな収穫でした。このガイドセミナーにこれから参加いただく方々がガイドとなり、ツアーに参加いただくお客様の感情や想いをどのように導いていくようになるのか、とても楽しみになってきました。
観光コンテンツ造成には、たくさんの難題をクリアしながら、思ってもいなかった新しい課題に直面します。前に進むために、内外関係者の皆様やHYPPメンバーのご指導やご鞭撻により、竹原でなかなか育たなかった観光コンテンツを発掘させ、新たに町の活性化としての役割を担ってければと思っております。また、こちらのテーマで、進捗がありましたら、お知らいたします。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。