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ブツ撮り動画2.0という言葉-物が売れない時代に必要なスキル-


先日、とても大切な記事を投稿しました。


物が売れない時代?


僕はフリーランス(個人では7年前)として仕事を始めた10年前から、陶芸の産地に入り、ものづくりやその販売に従事してきました。

その中で感じていたきたことは「良い物」も昔のように売れないという事実でした。


「売れない」のはなぜか。

多くの陶芸家や窯元が「経済の衰退」や「物が溢れているから」と考えていました。

しかし、僕が一番お世話になった信楽焼の文五郎窯さんは、出会った当初(10年前)はそこまで有名ではありませんでしたが、今では催事に出れば行列ができたり、オンラインショップで買おうと思っても在庫がなく、半年待ちの商品もたくさんあるような状態がもうすでに5年以上続いています。

僕はその文五郎窯さんの成長の過程を運良く見ることができました。


文五郎窯さんの成長にあったバックグラウンド


どの産地でもそうだと思いますが、基本的な販売ルートは「卸し(おろし)」と呼ばれる業種の人に商品を託して、百貨店などで売ってもらうことが基本でした。

文五郎窯さんはいち早く窯元独自のギャラリーを持ち、東京や福岡、名古屋などで開催されている催事に参加し、新しい販路を開拓していました。

例えば東京ドームで行われるイベントでは、参加費だけでかなりの費用がかかりますが、投資と考えて参加されていました。交通費や宿泊費を入れると数十万円がかかります。どれくらい売れるか分からない中で、常に挑戦を続けることを大切にされていました。

東京ドーム テーブルウェア・フェスティバルの様子

そして直接作家がお客様に「出会うこと」を重要視され、地道に販路を開拓しながらも、開拓した先の価値(お客様)をしっかり大切にされていました。

その結果「ファン」が根付いたのです。


しかし、こういった挑戦やファンを大切にする行為は多くの方が実践されていると思います。

ではなぜ文五郎窯さんはここまで成長できたのか。


インスタグラムと動画の活用


まずはインスタグラムの存在です。

有名なインスタグラマーの方々が文五郎窯さんの陶器に興味を示し、一気に人気陶芸窯元になったことは間違いありません。

この現象に関して文五郎窯の作家である奥田章さんは「感謝だし運が良かった」とおっしゃられていました。

しかし、この運には必ず裏付けがあると思っています。

陶器作品が良いのは間違いありません。しかし「良い物」でも売れない時代になぜ売れるのか。


それは文五郎窯さんの作家である奥田章さんが定期的に投稿されるバーチャル陶芸教室(動画)や動画を使ったイベントによって、お客様やファンの方々との距離感を近づけたからではないかと考えています。


実際に轆轤(ろくろ)を回して作品が出来上がる様子を動画にしたり、動画プレゼント企画をインスタグラムで開催するなど、写真や言葉だけに頼るのではなく、動画を使ってしっかりとお客様やファンに思いが届くような活動をされていました。


この事実を見てきた僕は、これからのものづくりとその販売に欠かせなくなるのは、動画を使ったコンテンツだと確信しています。

この経験からスマホで綺麗に動画や静止画! #誰でも美動画 & #5分でブツ撮り 記事を書こうと決意しました。


さらに、この記事を池松潤さんがこのような言葉で表現してくださいました。

まさに、「伝える」「知ってもらう」時代は次の世代に向かっているのだと思います。

ぜひ一度読んでいただき、次の時代のものづくりを感じていただければと思います。


竹鼻良文

TAKEHANAKE design studio

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竹鼻良文 /合同会社クレイジータンク
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