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CWC 準決勝 鹿島-レアル・マドリード プレビュー


Alibaba Cloud プレゼンツ FIFAクラブワールドカップ 準決勝
鹿島アントラーズ-レアル・マドリード
12/19(水) 25:30キックオフ
※日本時間
@ザイード・スポーツシティ・スタジアム

ゼロ。

今まで、CWCで欧州王者が準決勝で負けた数である。つまり、トーナメントで必ず逆の山に入る南米のチーム以外で欧州王者に勝ったチームはいないということである。その歴史を変える。そのために、鹿島は2年ぶりに白い巨人との再戦に臨む。

今季のレアル・マドリードは決して状態が良いとは言えない。欧州CLではベスト16に進出したものの、リーガでは躓き現在4位。監督交代も経験し、現在チームを率いるのはクラブOBのサンティアゴ・ソラーリ。ケガ人の続出にも苦しみ、かつての大エースであるクリスティアーノ・ロナウドもチームを去った。

それでも、CWC2連覇しているチームなだけに、鹿島との本来の実力差は圧倒的なものがある。ベンゼマ、モドリッチ、クロースが自由に動いてボールを引き出せば、そこからパスを受けようとサイドから一気にアタッカーが流れ込んでくる。守備ではカルバハル、ヴァラン、セルヒオ・ラモスと対人にめっぽう強いDFが立ちはだかり、最後尾にはクルトワという世界トップクラスの守護神が控えている。

さらに、レアルには前回の経験がある。2年前、ペースを落としたところで鹿島に一瞬のスキを突かれ、逆転を許したその経験を考えれば、同じ轍は踏んでこないだろう。90分の中でペース配分はあるだろうが、例えリードを奪っても確実に自分たちのペースのまま試合を終わらせにかかるだろう。相手の油断を期待できる可能性は、前回よりかなり低い。

試合のポイントはどこまで我慢できるかだ。先程も述べたように、レアルはセンターラインの選手がポジションを動かして、ボールを受けに行く。ここにマンツーマンで突いてくると、その空いたスペースを使いたいレアルの狙い通りになってしまう。グアダラハラ戦の後半に見せたブロックを作っての撤退守備。この練度をどこまで維持できるかで、試合の展開はかなり変わってくるだろう。ここで耐えられれば、レアルも選手が動いた分だけスペースが出来てくる。そこを使ってカウンターを仕掛けたいところだ。

この試合を乗り越えるのは間違いなく大変だ。ただ、これですら世界一を本気で狙うチームにとっては通過点に過ぎない。「善戦」はもういらない。欲しいのは、「勝戦」だ。

<予想スタメン>

<鹿島>
GK
1クォン・スンテ
DF
2内田篤人
35チョン・スンヒョン
3昌子源
16山本脩斗
MF
4レオ・シルバ
6永木亮太
25遠藤康
30安部裕葵
FW
8土居聖真
18セルジーニョ
SUB
GK21曽ヶ端準
GK29川俣慎一郎
DF22西大伍
DF28町田浩樹
DF32安西幸輝
DF39犬飼智也
MF11レアンドロ
MF26久保田和音
MF36田中稔也
MF40小笠原満男
FW14金森健志
FW19山口一真
監督
大岩剛

<レアル・マドリード>
GK
25ティボー・クルトワ
DF
2ダニエル・カルバハル
5ラファエル・ヴァラン
4セルヒオ・ラモス
12マルセロ
MF
18マルコス・ジョレンテ
10ルカ・モドリッチ
8トニ・クロース
FW
17ルーカス・バスケス
9カリム・ベンゼマ
11ガレス・ベイル
SUB
GK1ケイラー・ナバス
GK13キコ・カシージャ
DF6ナチョ
DF19アルバロ・オドリオソラ
DF23セルヒオ・レギロン
MF14カゼミーロ
MF15フェデリコ・バルベルデ
MF20マルコ・アセンシオ
MF22イスコ
MF24ダニ・セバージョス
FW7マリアーノ・ディアス
FW28ヴィニシウス・ジュニオール 
監督
サンティアゴ・ソラーリ


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タケゴラ
遠征費とスタグル代に充てるので、恵んでください