30枚の写真で振り返る鹿島アントラーズ2024 48 タケゴラ 2024年12月10日 14:20 ホーム浦和戦で登場した、毛筆による「鹿島一心」の巨大横断幕。今季は小学生無料施策もあり、ホームゲームの歴代年間最多動員を記録した。 今季開幕前に監督に就任したのは、日本でもお馴染みの情熱家、ランコ・ポポヴィッチ。水戸とのPSMでは3年ぶりの勝利を飾った。 今季のリーグ戦ファーストゴールは仲間隼斗。彼の2ゴールもあって、アウェイの地で名古屋に3-0の快勝で白星スタートとなった。 キャンプ中に頬骨を骨折して、開幕時はバッドマンだった鈴木優磨。ホーム開幕戦は彼の投入も含めた攻勢が実って、追いついてドロー。 鬼門だった川崎F戦。先制を許す苦しい展開も、チャヴリッチと鈴木優磨のゴールで逆転に成功して、カシマでは10年ぶりの勝利を果たした。 ポポヴィッチ体制下ではトップ下でスタメンに固定された名古新太郎。広いプレーエリアで持ち前のテクニカルさと献身性を見せ、ポポヴィッチからの信頼を掴んだ。 連敗中で迎えたホーム京都戦。0-0で迎えた終盤に決勝点を奪ったのは、大卒ルーキーの右サイドバック濃野公人。濃野はここからゴールを量産していった。 J3まで参加するようになった今季のルヴァンカップ。八戸に乗り込んでの試合は追いかける苦しい展開だったが、安西幸輝が鹿島復帰後初ゴールを決めて試合を振り出しに戻し、逆転勝ちに繋げた。 戦績が安定しない中で迎えたアウェイG大阪戦。仲間隼斗の先制点も、濃野公人の決勝点もVARで判定が覆り、ゴールが認められた。チームはこの試合をベースにして上昇気流に。 GW真っ只中のホーム湘南戦。前の試合で低調なパフォーマンスに終わった鈴木優磨だが、この試合では2ゴール1アシストの大暴れ。面目躍如の活躍ぶりだった。 3連勝がかかったアウェイ柏戦は。追いつかれてから苦しい展開に。それでも、後半ATにチャヴリッチが抜け出して決勝点。助っ人の力で勝点3を手繰り寄せた。 波に乗る中で迎えたホームの東京V戦。3点を先行し楽勝ムードだったが一転。そこから低調なパフォーマンスで3失点を喫し、痛恨のドロー。 前節から中2日で迎えたアウェイ広島戦。序盤でリードを奪い、終盤には佐野海舟のボール奪取からチャヴリッチがダメ押し点。佐野海舟はこの後、ドイツへ旅立った。 ホーム神戸戦は、チャンピオンチーム相手に濃野公人のゴールで、ウノゼロを達成。早川友基中心に、守備陣が相手の強力攻撃陣を封じ込めた。 国立でのホームゲームとなった横浜FM戦は、関川郁万のドンピシャヘッドが決勝点に。5万人超の観客に勝利を届けた。 ホーム札幌戦では、これまで散々決定機を逃してきた師岡柊生がついに初ゴール。師岡は終盤戦はCFに固定され、大いに評価を上げた。 開幕からは出遅れたものの、夏場以降は主力として稼働した柴崎岳。10番・キャプテン・選手会長と三重の重責となった今季は、終盤戦にらしさを見せた。 中断期間中に行われたブライトンとの親善試合は、相手に力の差を見せつけられ1-5の大敗。ただ、その中でも高校生の徳田誉がトップチーム初ゴールを記録し、明るい材料となった。 アウェイ磐田戦は先制しながらも、後半に逆転を許して敗戦。下位相手に痛い取りこぼしとなり、チームはここから勝ちなしの沼に入ってしまった。 アウェイ東京V戦、かつてのホームスタジアムで奮起した安西幸輝だったが、結果は敗戦。今季レンタルで3人を送り出して、鹿島戦は出場を許さなかった東京V相手に勝ち星を奪えなかったのは、あまりにももったいなかった。 今季のチームで最大のサプライズとなったのは、知念慶のボランチ起用だろう。ポポヴィッチによってコンバートされると、開幕から抜群のデュエルの強さでボールを刈りまくり、「ボラン知念」は今や鹿島に欠かせない存在に。 ホーム広島戦。先制するものの逆転を許し、その後もチグハグな試合が続く中で、同点ゴールを叩き込んだのはまだ17歳の徳田誉。月間ベストゴールにも選ばれるほどの、大器を感じさせる一発だった。 天皇杯準々決勝は控え組中心の神戸相手に0-3の完敗で、敗退が決定。タイトルの可能性が限りなく遠ざかる、失望感あふれる黒星だった。 勝ちなしの沼から抜け出したい、アウェイ湘南戦は濃野公人の2ゴールで先行するも、そこからまさかの逆転負け。濃野はこの試合を最後に離脱してしまうが、1年目から9ゴールと結果を出した。 苦肉の3バックで臨んだアウェイ新潟戦は、樋口雄太の今季初ゴールを含む2ゴールもあって、4発大勝で久々の勝点3。ただ、この試合を最後にポポヴィッチは解任されてしまうことに。 アウェイでの川崎F戦は戦略がハマり、前半で3ゴールを奪って快勝。等々力ではリーグ戦9年ぶりの白星で、川崎Fに対して14年ぶりのシーズンダブルを果たした。 ホーム名古屋戦。0-0の膠着した展開の中、相手のファウルに報復行為でやり返してしまった鈴木優磨がレッドカードで退場に。鈴木は人生初のレッドとなり、その後は禊を終わらせるためのシーズンになった。 残り6試合の段階でコーチから昇格した中後雅喜監督。やれることは限られた中で、現実的な戦略をチョイスし、最終的には3勝3分の負けなしでフィニッシュした。 夏に1年半ぶりに帰ってきた三竿健斗。相変わらずの強度の高さですぐにチームにフィットし、終盤はチーム事情もあって本職ではない右サイドバックもそつなくこなした。 最終節はそれまで公式戦で2敗していた町田とのゲーム。優勝の懸かった相手に対し、前半から攻撃陣が躍動。鈴木優磨は1ゴール1アシストの活躍で、リベンジに大きく貢献した。 いいなと思ったら応援しよう! 遠征費とスタグル代に充てるので、恵んでください チップで応援する #写真 #サッカー #Jリーグ #鹿島アントラーズ 48