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CWC 3位決定戦 鹿島-リーベル・プレート プレビュー


Alibaba Cloud プレゼンツ FIFAクラブワールドカップ 3位決定戦
鹿島アントラーズ-CAリーベル・プレート
12/22(土) 22:30キックオフ
※日本時間
@ザイード・スポーツシティ・スタジアム

鹿島の世界一を目指した挑戦は、またも白い巨人の前に阻まれてしまった。敗れたこともそうだが、やはり世界トップクラスのチームに見せつけられた圧倒的な力の差が与えるショックは大きい。それでも、今季最後の公式戦がまだ残っている。今季60試合目となる今節、鹿島が挑むのは南米王者だ。

アルゼンチンの強豪、リーベル・プレート。準決勝ではアル・アインと対戦してPK戦の末に敗れたものの、その実力は本物だ。アル・アインに先制を許したものの、そこから13分の間に猛攻を仕掛けて一度は試合をひっくり返している。個々の能力も高く、ロシアW杯で日本からFKでゴールを奪ったコロンビア代表のキンテロやレアル・マドリードへの移籍が噂されるパラシオスらを擁している。

このチームの攻撃の肝はポジショナルプレーだ。元々個の能力が高く、前線の選手たちだけでフィニッシュに持っていけるのに加え、チーム全体でボールポゼッションが組織化されており、確実にボールを保持しながら相手陣内に迫っていくことの出来るチームである。ポゼッションに長けたチームを苦手とする鹿島にとっては一番厄介なタイプの対戦相手であるが、それと同時にこれ以上ない機会でもある。常に数的優位を作ってボールを運ぶリーベルの攻撃をどこで跳ね返せるか。中途半端に取りに行ってはかわされてしまうし、逆に引きすぎてしまうと彼らは強力なミドルシュートも持っている。撤退守備とプレッシングの使い分けがカギになるだろう。

リーベルはポジショナルプレーを守備にも活かしている。ボールを奪われたら、ボールサイドにいる選手たちがすぐさまプレッシャーをかけ、奪い返しに来る。このプレッシャーを潜り抜けられなければ、鹿島にチャンスは巡って来ない。ただ、ボールサイドに人数を掛ける分だけ、その逆サイドにはスペースが生まれてくる。鹿島としては、このスペースをサイドチェンジで使い、2列目のアタッカーの突破力を活かしたいところだ。

敗戦の経験が活きるというのは、それを乗り越え勝利を掴んだ時に初めて言えることだ。ただ、レアルに2度負けただけで終わるのか、それともそれを血や肉として再び走り出し始めるのか、その答えはこの一戦から始まっている。

<予想スタメン>

<鹿島>
GK
1クォン・スンテ
DF
22西大伍
35チョン・スンヒョン
3昌子源
16山本脩斗
MF
4レオ・シルバ
6永木亮太
32安西幸輝
30安部裕葵
FW
8土居聖真
18セルジーニョ
SUB
GK21曽ヶ端準
GK29川俣慎一郎
DF2内田篤人
DF28町田浩樹
DF39犬飼智也
MF11レアンドロ
MF25遠藤康
MF26久保田和音
MF36田中稔也
MF40小笠原満男
FW14金森健志
FW19山口一真
監督
大岩剛

<リーベル・プレート>
GK
1フランコ・アルマーニ
DF
29ゴンサロ・モンティエル
2ホナタン・マイダナ
22ハビエル・ピノラ
20ミルトン・カスコ
MF
26イグナシオ・フェルナンデス
23レオナルド・ポンシオ
10ゴンサロ・マルティネス
15ミセキエル・パラシオス
FW
27ルーカス・プラット
19ラファエル・サントス・ボレ
SUB
GK14ヘルマン・ルクス
GK25エンリケ・ボローニャ
DF4ホルヘ・モレイラ
DF28ルーカス・マルティネス・クアルタ
MF5ブルーノ・スクリニ
MF8ファン・フェルナンド・キンテロ
MF11ニコラス・デ・ラ・クルス
MF18カミロ・マジャダ
MF24エンソ・ペレス
FW7ロドリゴ・モラ
FW9フリアン・アルバレス
FW32イグナシオ・スコッコ
監督
マルセロ・ガジャルド

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タケゴラ
遠征費とスタグル代に充てるので、恵んでください