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鬼木達監督の40のことば vol.1
監督就任、2025シーズン始動から開幕直前までの発言をまとめてみました。
2024年12月
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12/12 監督就任のリリース
選手がサッカーを楽しみ、観ている人にも楽しんでもらう。その先に必ず勝利があると信じて、戦っていきたいと思います。
2025年1月
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1/7 チーム始動日
目標は、やはりリーグ優勝。それは選手にも言いました。一番求めなければいけないところです。でも、それは鹿島アントラーズというクラブが求めているからだとか、サポーターが求めているからだとか、そういうことではなくて、選手、スタッフが自分たちからあふれ出るものでないといけないし、自分たちが誰よりもそれを望まなければいけないものです。自分自身もそのために来ました。必ず取れるかどうかは分からないけれど、初日の今日(7日)から後悔のない戦いをするために、一日一日を積み重ねていきたい。その結果、どうなるかということなので、とにかく今は一日一日を大切にしていきたいし、そういう一年でありたいと思っています
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1/7 チーム始動日
鹿島が変わろうとしている熱意を感じた。他クラブ(からの話)や自分自身の休息など、考える時間は当然あったけれど、全てひっくるめて自分の中で鹿島だと思った。鹿島でタイトルを獲ることへの思いが湧き上がってきた
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1/7 チーム始動日
まず(練習を通して感じたのは)サッカーに対して非常に真面目。(ラストのミニゲームは)レクリエーションの割に結構ガチガチしていましたね(笑)。鹿島らしいというか…やはり徐々にヒートアップしていくような負けん気の強さは感じました。もしかしたら、もっとそういった部分を出していくことが必要なのかもしれない
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1/7 チーム始動日
『身体強いな』だったり、実際に目の当たりにして『上手だな』と感じた選手もいましたし、逆に『もっとやらないとな』という選手もいました。やりがいは多いですね
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1/12 新体制発表会
本当にこのクラブに対する期待を感じる。自分自身もとにかく身がひきしまる思いで、共にやってやろうという思いはすごくあります
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1/12 新体制発表会
やっぱり緊張感がありますね。タイトルに飢えているものが表れていますし、それが見て取れる。期待に自分自身も応えたい。それが一番強いです
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1/12 新体制発表会
勝つために、とにかく得点を多く取りたい。守備でも攻撃的に戦っていくサッカーをしたい
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1/12 新体制発表会
選手たちには楽しんでサッカーをしてほしいですし、楽しむからこそ勝ちにつながると思います。個々がチームを支え、ミスを恐れずどんどん思い切りの良さを出していってほしいです。躍動するからこそ勝てる。そういう雰囲気にしていきたいです
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1/12 新体制発表会
攻撃と守備二つに分けるのではなく、全部がつながっているものっていう(意識)。そういうものをやっぱり言い続けて、分かっていることをやれる強さっていうのは、それを伝え続けることが大事だと思っていますので。そういう思いで『分かっていても言い続ける』、『(伝わっている)だろう』にしないということは(大事だと)思っています
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1/12 新体制発表会
今はいろんな選手がいろんなポジションをやるべきだと思っていますし、選手というのは自分の『ここが特徴だろう』と思いながらもそうじゃないケースもあります。それこそ知念(慶)なんかもね、僕は見極められなかったですけど(笑)、ボランチにいってベストイレブンになると、やはりそういう意味ではいろんなポジションを見るというところは大事だと思っています
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1/15 宮崎キャンプ初日
選手が意欲的にプレーする姿を見て成長を感じられた。選手たちが思い切ってプレーしながら、チームで取り組もうとしていることを続けられることが重要だと思っている。簡単ではないがこのキャンプの期間でなるべく浸透させていきたい
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1/15 宮崎キャンプ初日
ワンプレーの質でチャンスになるのか、カウンターを食らうのか変わってくる。(精度に)こだわれ
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1/16 宮崎キャンプ2日目
ただパスを出すのではなく、相手が自分たちの動きによって動かされているのかどうかを見極めながらプレーして
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1/21 宮崎キャンプ中の練習試合金沢戦の試合後
取り組んでいることをチャレンジしてくれた部分が非常に多かった。トライする中で成功例もたくさん出てきている
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1/21 宮崎キャンプ中の練習試合金沢戦の試合後に、徳田誉について
どの試合でも点を取ってくる。特にボックスの中で凄い武器を持っている
ゴール前で体を使わないで点を取れるところも良さだけれど、逆に体を使って点を取るような力強さも出てくればもっと面白くなる
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1/21 宮崎キャンプ中の練習試合金沢戦の試合後
優磨もレオも個人でバンバン点を取るっていうより、チームの支えがあってゴールを奪える選手たちだと思うんです。2人とも1人でゴリゴリって行くというよりも、作りに上手に顔を出せるし、最後の仕事もできるので。
相手にとって何が怖いかと言えば、やっぱりボックスの中に入っていく得点能力だと思いますけど、チームとしてチャンスの数を多くする事も大事だし、そのためにはコンビネーションも必要。そこは少し時間はかかりそうですけど、本当に少しずつ積み上げていければなと思います
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1/21 宮崎キャンプ中の練習試合金沢戦の1本目終了後
相手にやられないように後ろで構えるのか、やらせない意識をもって前から行くのか。もっと強気の姿勢が重要だ。ボールを大事にするところもどんどんやってみよう
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1/21 宮崎キャンプ中の練習試合金沢戦の試合後に、荒木遼太郎について
ボールに多く触ることが重要ですね。(17日のロアッソ)熊本戦の時は距離感が少し遠かったけど、徐々にこちらの求めていることをやれるようになってきている。上手な選手がいっぱいボールに触るに越したことはないですしね。最終的にはゴールに絡むことが重要なので、立ち位置も前回よりよくなっているし、非常にいいプレーも増えてきていると思います
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1/21 宮崎キャンプ中の練習試合金沢戦の試合後に、知念慶について
彼がなぜ昨年のベストイレブンに入ったのかといえば、守備の強さだと思います。僕は攻撃の話をしていますけど、ストロングの守備の強さが疎かになったら全く意味がない。攻撃でも守備でもリズムを作れますけど、今日はそこにかなり球際のところが出てきた。前回の試合なんかは球際を作れない状況も多かったので、よくなりましたね。
攻撃のところも上手にはやってますけど、もう一段上に行く、相手にとって脅威になるという意味で、FWの知念の能力をどれだけボランチで出すか。彼は人にない能力をもともと持っちゃっているので、出してほしいなと思います
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1/25 宮崎キャンプ中の練習試合岡山戦終了後
悔しい敗戦であることは間違いないが、ただ何となくやってダメだったわけではない。真摯に受け止めて、チームとしても自分としても力不足だったと認識して進んでいきたい。キャンプ最終日にそういうものを見れたことはよかった
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1/24 宮崎キャンプ中の練習後
練習後も残って、走ったり、うまくなろうとしたり、少しでも自分の武器を向上させるために時間を使おうとしている。サッカーに対する時間が増えている印象があります
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1/29 キックオフパーティー
今、アントラーズが変わろうとしている中、選手は毎日精力的にトレーニングに励み、このチームでタイトルを獲得したい思いを感じている。鹿島が本気で変わろうとしている
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1/30 PSM水戸戦前々日
選手にも言いましたけども、1点、2点取られてゲームがもう決まってしまうような、そういうチームにしたくはない。1点、2点取られても、自分たちは2点、3点、4点と返せる自信があれば、慌てることなくサッカーができると思いますので。そこはまだまだですけど、そういうマインドに持っていきたい
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1/30 PSM水戸戦前々日
もう1週間遅ければまた違った意味合いの試合にもなったかもしれないが、公式戦に近い雰囲気でやれることは1つ指標にもなってくる。チャレンジの部分、ゲーム勘(を取り戻す)の部分を上手に合わせてやっていきたい
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1/30 主将に任命した柴崎岳について
選手たちが頼りにしていて、一目置いている。岳自身も自分がリーダーになろうじゃないけど、そういう振る舞いをしなくてはいけないという意思を感じた
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1/30 副主将について
(植田と鈴木は)去年からの継続で変える理由もない。ただ、もっとパワーをという意味では、若い選手や去年頑張った知念にもエネルギーを持ってやってほしい
2025年2月
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2/1 PSM水戸戦試合後
(積み上げなければいけないのは)全部ですけど、一つひとつだと思っています。トレーニングでやっていることが出ている部分もあるし、逆にトレーニングではできているけど、本番になるとまだまだやりきれない部分もある。ただトレーニングは裏切らないという部分も非常に感じているので、一歩ずつ、半歩ずつでもとにかく少しずついろんなものを選手、チームの武器にしていけたらと思います
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2/1 PSM水戸戦試合後、ボランチの距離感やパスが入った後の役割について
ボランチだけで解決ができるところもあれば、そこへどのようにボールをつないでいくかが重要になってくる。そこは、まだ積み上げている段階だと感じている。
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2/1 PSM水戸戦試合後、守備で狙い通りにいかなかったのでは?という質問に対して
少しコンパクトさに欠けたところもあったし、自分が長いボールの指示を出したところもあった。セカンドボールの回収ができれば、また違ったと思う。ゲームコントロールが課題になってくる。守備だけではない。ただ、そこのところで、かなりエネルギーを使ってしまっているので、コンパクトさがなかった。いい攻撃ができれば、より自分たちが狙っているような守備ができると思う。
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2/1 PSM水戸戦試合後、前線の選手たちについて
左サイドはスピードがメインになってきたと思うが、そこへどのようにボールを出していくかというところとタロウであれば、中盤でどれだけボールを受けることができるかというところ。今日は起点を前の方で作っていたので、そこの難しさはあったと思っている。
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2/1 PSM水戸戦試合後、改善点を問われて
ボールをしっかり奪わないといけない。攻撃の回数を増やしていかなければいけない。今日は相手のほうが回収率が高かったと思う。特に、攻撃した後の回収は大事になってくる。
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2/11 スポーツ報知のインタビュー
球際などの戦う部分だったり、メンタル的な強さだったり。勝利に対する執着心もそう。鹿島に帰ってきて、この『らしさ』も足りていないなと感じました
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2/11 スポーツ報知のインタビュー
どれだけ(パスが乱れて)コーンにボールをぶつけてるんだって思いましたけど(笑)、意識の部分で変わってきています。選手にも『うまくなってきている』って話をしています。本当にそう思ってますから。まだまだですけどね(笑)
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2/11 スポーツ報知のインタビュー
ここに来てからも『もったいないな』って思うことが多かった。なぜ技術が必要か、できたらどうなるかを伝えました。いきなりうまくはならない。でもコツやキッカケをつかめば、ボールがいきなり止まって、止めるとこうなるのか、見えるとこうなるのか、って。自信がつけば、手をつけられない状態になる選手もいるかもしれません。選手の姿勢は素晴らしいです
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2/11 スポーツ報知のインタビュー
個人が伸びない限り、チームは大きくなれない。個人が伸びれば、技術的な部分でも、フィジカルの部分でも魅了できる。当然勝つ確率も上がる。勝負事なので勝てる時も勝てない時もあるが、1年通してやっていけば、必ず優勝にたどり着くと信じています。見る人を巻き込み、応援する人に誇りに思ってもらえる試合をやっていきたい
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2/13 開幕戦前々日
自分の持っている攻撃の部分など成熟度を高めていきたい。守備の構築も足りない。むしろそこをやらないと安定した攻撃にならない。見ている人が『これ(が鹿島)』という形になってくれれば
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2/13 開幕戦前々日、スタイルの完成度を問われて
100%は永遠にない。そういう意味で言うと半分以上はいってるかなと思います。取り組みの所が期待させてくれる
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2/13 開幕戦前々日
サッカーをうまくなろうとしているのはすごく感じる。心の底からタイトルを取りたいと思って練習に純粋に向き合っていると思える
40
2/13 開幕戦前々日
勝ち点3を取ることもそうだが、前半戦で一番重要なのは自分たちのスタイルを確立することだ
「茨城県民の皆様へ、鬼木達監督からの直筆の手紙」
— 鹿島アントラーズ (@atlrs_official) February 8, 2025
本日の茨城新聞に全面広告で掲載した手紙を
全国のアントラーズファン・サポーターの皆さんに公開します。
いよいよ、Jリーグ開幕まで1週間。2025シーズンも、ともに戦いましょう!#antlers #鹿島アントラーズ pic.twitter.com/O3COOSSPuL
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