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フォーゴトン・レルム探訪の出世頭! 命取りの論争を振り返る!
やあみんな、武えのきだ。
ここ数日で一気に寒くなったね。明日以降はちょっと持ち直すみたいだけど、さすがにもう30度を超えるようなことはないらしい。元来僕は暑がりで秋物を出すのが遅くて、酷い年には秋物を飛ばしていきなり冬物に行ったりするんだけど、こうなってくるとそろそろ秋物をださなきゃいけないなと思い始めたよ。みんなも風邪をひかないように気をつけてほしい。
今日はフォーゴトン・レルム探訪から命取りの論争を紹介したい。このカードは、コモンであるにも関わらず世界最高峰の大会イニストラード・チャンピオンシップの優勝デッキで使用実績のあるカードなんだ。
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このカードは黒1マナ不特定1マナに加えてアーティファクトやクリーチャーを生贄に捧げることで、2枚ドローと宝物1つを生成するカードだ。ETB能力や破壊時誘発能力を持つクリーチャーと組み合わせるとアドバンテージを得ながらマナ加速を行えるカードだね。スタンダードでは良くよろめく怪異や鬼流の金床、実験統合機とコンビを組んで使われていたよ。サクリファイスギミックのあるデッキと相性が良かったね。
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死亡時誘発でサリアを処したりマナ加速したりできる
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しかも自分自身がサクリ台にもなる偉いやつ
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土地を置く前に生け贄にしないと土地がめくれた時悔しい思いをする
似たようなカードに村の儀式というカードがある。こちらは黒1マナとマナコストが軽いのは魅力だけど、生贄対象がクリーチャーのみでマナ加速もしてくれない。トータルとして見ると命取りの論争のほうが優れているね。
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命取りの論争はスタンダードでも使われたし、パイオニアのラクドス・サクリファイスでも使われたけど、最も輝いたのはなんといってもMTGアリーナ独自フォーマット・ヒストリックのゴルガリ・フードだと思う。冒頭で書いた、イニストラード・チャンピオンシップの優勝デッキだね。
ゴルガリ・フードは大釜の使い魔・魔女のかまど・パンくずの道標・金のガチョウを軸にした食物トークンシナジーデッキだ。生贄に捧げても損をしないパーマネントが沢山出るので、命取りの論争との相性がとても良かったんだ。イニストラード・チャンピオンシップの決勝戦は、ゴルガリ・フードのシナジーデッキとしての面白さがよくわかるマッチなので、お時間のある方は見てくれると嬉しい。
さて、そんな命取りの論争もスタンダード落ちして久しいし、ラクドス・サクリファイスもゴルガリ・フードもあんまり見なくなって、一時期よりは存在感を失っているように見えた。
もう使われてないのかな、と思ってWisdom Guildを調べてみると、なんと今でもトリム平均1枚300円もするんだ。これは3年前に出たコモンと考えるとかなり高値だと思う。おそらく、パウパーで使われているんじゃないかな。パウパーには胆液の水源という凄く相性の良いアーティファクトもあるしね。
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良く見るとめちゃくちゃデカい
ということで、今日はフォーゴトン・レルム探訪から命取りの論争を紹介させてもらったよ。僕もスタンダード・エクスプローラーで何度も撃ったカードだったから思い出していて楽しかった。久しぶりにラクドス・サクリファイスを回してみたいと思ったけど、あのデッキは一時的封鎖に弱すぎるんだよね。青白コントロールが環境から居なくならないとなかなか難しいかな。
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こんな非道が許されるのか
それじゃあ、また。
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