【MTGアリーナ】人間の底すら無い悪意を教えてくれたカード《激しい恐怖》
やあみんな、武えのきだ。
今日は僕がMTGアリーナで遊んでいるときに、他のプレイヤーからイラっとくる使い方をされたカードの話をしたいと思う。そのカードの名は《激しい恐怖》だ。
まず《激しい恐怖》というカードについて説明しておこう。
このソーサリーは黒4マナで、選んだクリーチャー・タイプ以外のすべてのクリーチャーに-3/-3修正を与えるという全体除去だ。4マナで全体マイナス修正というのは全体除去の性能としては弱めなんだけど、クリーチャー・タイプを揃えたデッキで使えば自分のクリーチャーだけを盤面に残すことが出来て、そこが強みだね。確かスタンダードではディミーア・ローグがアグロ対策としてサイドに入れていたんじゃなかったかと思う。破壊不能の《秘密を知るもの、トスキ》に対処できるのも地味に偉いポイントだね。
この《激しい恐怖》というカードをMTGアリーナで撃つと、まずクリーチャー・タイプを選ぶ画面が表示される。その画面にはフィルター入力欄とドロップダウンリストが配置されている。これらを利用してお目当てのクリーチャー・タイプを選ぶわけだ。自分の場にクリーチャーが居る場合はそのクリーチャー・タイプを選ぶんだけど、そうでない場合は相手がコントロールしていないクリーチャー・タイプなら何でも良いので適当に選ぶことになる。まあ、大体の人は一番上のクリーチャー・タイプを選ぶよね。めんどくさいし。
クリーチャー・タイプを選び終わったらいよいよ《激しい恐怖》の効果が発動されるわけだけど、その際に撃ったプレイヤーのセリフの形式でクリーチャー・タイプが表示される。例えばAdvisorを選んだならこんな感じだね。
さて、長くなったけどここまでが説明だ。ここから、実際に僕がイラっとした時の話をしていくよ。といっても、勘の良い人や当時スタンダードを遊んでいた人はある程度見当がついてるかもね。
3年くらい前なのかな? ある日僕はMTGアリーナのスタンダードのBO1でランクマッチを楽しんでいた。使っていたデッキは《素拳のモンク》や《掟綴りの僧侶》を入れた高速アグロデッキだ。ざっくり言うと1ターンに2回スペルを唱えることでボーナスを得られるカードを多用したデッキで、構造上、序盤2,3ターンで手札を全部ダンプすることが要求される。当然全体除去に著しく弱いんだけど、サイドボードが無いBO1なら何とかなるわけだね。
何戦目かで除去コントロールデッキとマッチした僕は、相手の予顕に臆すことなくクリーチャーを2枚展開した。予顕したカードが《ドゥームスカール》である可能性が高いことは分かっているけど、なにせこっちは1枚1枚のカードパワーが低いので、全体除去をケアし過ぎているとどんどん不利になっていく。どこかで相手に全体除去を撃ってもらわなければならない。
案の定《ドゥームスカール》を撃たれた僕は、残していたクリーチャーを全て展開した。相手の手札に全体除去が有れば負けだけど、無ければ勝つ! というプレイングだね。結果としてはその時相手の手札には《激しい恐怖》が有って僕は投了を余儀なくされたわけだけど……、その時の相手がクリーチャー・タイプに何を指定したか、再現キャプチャでお届けしたい。
……エモート煽りはあんまり気にしない僕もこれにはちょっと頭にきたよね。一本調子にクリーチャーを展開するプレイングを揶揄したんだろうけど、そういうデッキなんだから仕方なくない? というか、Monkeyはドロップダウンリストの上の方には無い(日本語表示でも同様のはず)から、わざわざフィルターで検索して選択したってこと? 嫌がらせのために? その悪意どっから湧いて来んの? アグロに村滅ぼされた? そんでアグロを倒す旅に出ちゃった感じ? 幼馴染のはねぼうしを抱えたまま?
とまあ、要するに《激しい恐怖》でクリーチャー・タイプでMonkeyを指定されてイラっと来るとともに、わざわざ手間をかけて嫌がらせをしてくる悪意はなかなか凄いなと思わされた一件だったよ。こうしてnoteのネタになってくれたから、今では逆にありがたいけどね。
それじゃあ、また。
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