慣れない環境のドラフトはアグロが板?【カルドハイムドラフト体験記】
やあみんな、武えのきだ。
この間、MTGアリーナで開催されていたカルドハイムのプレミア・ドラフトに参加した時の結果・感想を記事にした。あの時は3勝3敗という何とも言えない結果だったね。
その後、イベントが終わるまでに3回ほどドラフトに参加してみたんだ。今日は、以前の結果と併せて、簡単な振り返りを書いてみたいと思う。
1回目:3勝3敗(青白タッチ黒)
詳しくは上記の記事に書いているけど、カードプールを把握せずにピックしてしまったから、マナカーブとしてはミッドレンジだけどミッドレンジにしてはカードパワーが足らないという、まとまりの無いデッキが出来上がってしまった。
《囁く鴉、ハーカ》の占術を駆使して《ファーヤの報復》を探して場に出す、というのが主な勝ち筋だったんだけど、それ以外の勝ち筋は《占い鴉》くらいとかなり貧弱で、3勝もできたのは僥倖と言って良いね。
2回目:2勝3敗(氷雪ランプ)
当時の攻略記事なんかを調べた結果、どうやら氷雪ランプが強かったらしいという結論に達したので、それを念頭に置いてピックに臨んだ。
多色化をサポートしてくれる《アルタガルドのスピリット》や、マナフラッドのリスクを緩和できる《雪崩呼び》、氷雪土地を増やしながらマナ加速ができる《輝く霜》が取れるなど、ピック自体はなかなか感触が良かったんだ。
これは意外といけるんじゃないかなと思ってゲームに臨んだんだけど、結果は芳しくなかった。マナ加速とクリーチャーに気を取られて除去や装備品・オーラが少ないのが良くなかったのかもしれない。
勝ったゲームも、マナカーブを埋めるために入れた《ノットヴォルドのイトグモ》で殴りきるなど、本来想定していたプランではない勝ち方で、ちょっと不完全燃焼なドラフトだった。
3回目:5勝3敗(白赤アグロ)
3回目も、もう一度氷雪ランプをやってみたかったんだけど、パーツがあんまり流れて来なかったので途中から白赤アグロに方向転換した。結果としてはこのデッキが一番成績が良かったよ。
とにかくマナカーブを低くして4ターン目までに手札を使い切ることを目指したデッキだね。カルドハイムは他のセットに比べて1マナ域のクリーチャーが優秀だという印象を持っていたので、1マナクリーチャーを4体投入してみたよ。
このデッキはとにかく土地を引きすぎたら負けるので、土地を有効牌と入れ替えるために《イマースタームの略奪者》を優先的に入れたのが、工夫と言えば工夫だね。先制攻撃持ちの《戦場の猛禽》や《恐れなき仔》が1マナにいるので、本当はタフネス1のクリーチャーを入れたくないんだけど、マナフラッドするよりは幾分ましだからね。
《ドワーフの援軍》はカードパワーが低くて基本的にデッキに入れない方が良いカードだと思っているけど、このデッキのように1ターン目からクリーチャーを展開していくデッキなら、クリーチャーを2体出してくれるこのカードは最後の押し込みで強く使えると思って2枚入れてみた。
実際このカードで押し込んだゲームがいくつかあって、ちょっとはプラン立てるのがうまくなったかな? と自画自賛したよ。
4回目:4勝3敗(白赤アグロタッチ緑)
この回も氷雪ランプを目指したんだけど、パーツが流れて来なかった。かなり人気のあるアーキタイプなのかもしれない。
結局また白赤アグロになってしまったんだけど、3回目と比べるとマナカーブがかなりもっさりしている。まあまあのレアが2枚取れていて、《金への捕縛》《悪魔の稲妻》といった強い除去も取れているんだけど、方針が中途半端でやや不安な仕上がりになった。
4勝はしたものの、やっぱりプレイしていてちぐはぐな感じはあった。半端に1マナクリーチャーを入れるくらいなら抜いた方が良かったかもしれない。特に《堕ちたる者の案内者》は後から引いた時にアタックできないので、他のカードに差し替えた方が良かった気がする。
この回のMVPは《ドワーフの槌》。《べスキールの盾仲間》から出てきたトークンにこれを装備させて攻めを継続させるなど、たぶん一番打点を稼いだと思う。ちなみに《ドワーフの槌》と同時に出てきたドワーフトークンは一瞬で除去られた。
総括
4回通して14勝12敗と、もうちょっとくらい勝ちたかったなあ、という結果になった。特にコンバットの失敗で落としたゲームが複数あったのは反省材料だね。一回ミシックの人と当たったんだけど、コンバット前に慎重に指さし確認(カードがハイライトされる)していたのが印象的だった。あれを見習わないといけないね。
あとは、やっぱりマナカーブが低いアグロはどの環境でもある程度勝てるな、と感じた。相手のヌルいキープを咎めやすいからね。とはいえ、アグロはカルドハイムじゃなくてもできる戦略なので、次回カルドハイムのドラフトがMTGアリーナで開催される時にはもういちど氷雪ランプにチャレンジしてみたいと思っている。
それじゃあ、また。
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