ゴブリンに対する激しすぎる憎悪! Tivadar's Crusadeを発掘する!【MTGイニシエカード発掘隊】
やあみんな、武えのきだ。
マジックには今でも特定の色に対するアンチカード、いわゆる色対策カードは沢山あるけど、特定の部族に対するアンチカードというのはあんまり無いと思う。少なくとも、ここ数年の間に発売されたセットには収録されていないはずだ。
ところが今回、1994年発売のセット、ザ・ダークのカードを眺めていると特定の部族に対する殺意が凄まじいカードを見つけてしまった。そのカードが今回紹介するTivadar's Crusadeだ。
Tivadar's Crusadeは1994年発売のセット、ザ・ダークに収録されているカードだ。マナコストは白2不特定1の計3マナで、すべてのゴブリンを破壊するという効果を持つ。1マナ軽い代わりにゴブリン限定になった審判の日だね。
僕が把握しているマジックのカードは5%に満たないだろうから断言はできないんだけれど、特定の部族に対する全体除去ってTivadar's Crusadeだけじゃないのかな? 色と違って部族は種類が多いから、サイドボードに用意しておいても空振りする可能性が高いしね。
今の目から見ればこのカードは不自然なほどゴブリンを敵視しているように見えるけど、こうなったのはどうやらザ・ダーク特有の事情によるところが大きいらしい。MTGWikiのTivadar's Crusadeのページを見ると、ザ・ダークはかなりゴブリンが推されていたらしく、それに対応するために作られたみたいだね。
とはいえ、ザ・ダークに収録されているゴブリンは種類こそ多いけど、そんなに強いように思えないんだよね。
上に掲載したゴブリンたちと見比べるとTivadar's Crusadeは正直オーバーキルに見えてしまう。当時の感覚では違ったのかな? 機会があればこの頃のカードを使って対戦してみたいところだね。
というわけで、今日はゴブリンに対する憎しみで溢れすぎているカードTivadar's Crusadeを紹介させてもらったよ。
もし万が一、ゴブリンを激しく憎む主人公がゴブリンを討伐していく物語、ゴブリンスレイヤーとマジックがコラボすることがあれば、このカードは間違いなく選ばれるだろうね。もっとも、マジックは結構ゴブリンという部族を大事にしている印象があるから、ゴブリンが完全に悪玉にされているゴブリンスレイヤーとコラボすることは無さそうだ。
それじゃあ、また。
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