【MTG】早速ファウンデーションズのプレミア・ドラフトを遊んでみて得た五つの所感【ファウンデーションズドラフト体験記】
序文
やあみんな、武えのきだ。
MTGアリーナにファウンデーションズが実装されたということで、早速プレミアドラフトを遊んでみた。
まだまだ全貌は全然つかめていないんだけど、7勝抜けも0勝敗退も経験する中で、いくつか思うことがあったので、今日はそれを書いてみたい。
目次
所感
《癒し手の鷹》への対応策は必須級
プレビューの時点で、《癒し手の鷹》は色々な記事で高い評価をされていたけど、実際にドラフトを遊んでみてその評価は正しかったと身をもって知った。というのも、このクリーチャー、いとも簡単にライフレースを壊してくるんだ。
《癒し手の鷹》は1マナ1/1飛行・絆魂のクリーチャーだ。本体のマナコストが軽いので早期に出てきてコツコツ殴られてるだけでも結構バカにできないライフ差がつく。しかも、この環境は《救助フェリダー》で+1/+1カウンターを乗せたり《金脈のつるはし》を装備させたりと、コモンで手軽にクリーチャー強化ができる。それらを《癒し手の鷹》と組み合わせられると驚くほどのスピードでライフ差がついていくんだよね。
このように、《癒し手の鷹》をフリーにしておくと、多少地上で良い展開ができても全体としてはライフレースで負けているということになりがちなんだ。実際、《ラノワールのエルフ》からまあまあな展開をしているのにいつのまにか負けている、というようなマッチも経験した。これを踏まえて、可能な限り《癒し手の鷹》に対処できる方法を用意しておきたい。
一番根本的な対策は《癒し手の鷹》を除去できるカードを採っておくことだ。できれば《突き刺し》や《噴出の稲妻》のような軽い除去が望ましい。3マナ域にもタフネス2はそれなりにいるし、コンバットトリックとして使うこともできるから意外と腐らない。《噴出の稲妻》はキッカーでダメージが上がるしね。
除去が用意できない場合は飛行か到達を持っているブロッカーを用意することになる。その中でも感触が良かったのが《樹上の罠紡ぎ》だ。このカード、最初はそんなに印象が良くなかったんだけど、いざ使ってみるとかなり使い勝手が良いカードだった。
《樹上の罠紡ぎ》は4マナ1/4到達・接死と、ブロッカーに最適なクリーチャーだ。接死を持っているから相手がどれだけ強化されていても止められるのが嬉しいね。しかも、3マナ払って対象クリーチャーに+1/+1カウンターを乗せることができるのが偉すぎる。戦線を止めるだけでなく、コツコツ味方クリーチャーを強化することで攻めに転じる準備を進めることができる、攻めの起点にもなるクリーチャーなんだ。ちょっと重いのが難点だけど、飛行が止まりづらい環境でもあるし、緑をやるなら1枚くらいは入れておいて良いクリーチャーだと思ったよ。
除去にせよブロッカーにせよ、常に最適なカードが取れるとは限らないけど、とにかく《癒し手の鷹》への対抗策は用意しておきたいね。
青4マナ立ってる時は《霊気化》を警戒するべき
何も知らずにプレイすると引っかかりがちなのが《霊気化》というインスタントだ。僕はこの《霊気化》を見逃していて存在を認識していなかったので、対戦相手から撃たれたときは椅子から転がり落ちた。
《霊気化》は青4マナですべての攻撃クリーチャーをバウンスするインスタントだ。フルアタックした時にこれを撃たれると、こちらの盤面が空になってしまう。状況によっては全体除去以上に一方的なまくり方ができるカードだね。
このカードは意識しておかないと一気に逆転を食らいかねないので、青いデッキと対戦する時には常に念頭に置いておきたい。《踏み荒らし》とかを撃ってフルアタックした後にこれを撃たれたら目も当てられないからね。
置物破壊は1枚くらい取っておいてもよさそう
BO1だと置物破壊はデッキに入れ辛いんだけど、この環境だと1枚くらい入れておいてもよさそうだなと思った。
《森林の物あさり》や《天界の鎧》《戦乙女の呼び声》《勇者の頌歌》といった使いやすくてインパクトのあるレアの置物がけっこうあるし、《金脈のつるはし》や《紋章旗》《ガラクの蜂起》なども優秀で採用率が結構高いから意外と当て先には困らなそうだ。
置物破壊カードの候補としては《再利用の賢者》《壊れた翼》《聖戦士の奇襲兵》《次の一手》あたりかな? 《再利用の賢者》と《聖戦士の奇襲兵》はクリーチャーだし、《壊れた翼》《次の一手》は条件付きとはいえクリーチャーも除去できるから、採用が裏目にはなりづらいんじゃないかな。
《戦慄翼の掃除屋》が結構やるかも?
これはまだ仮説というか感触なんだけど、《戦慄翼の掃除屋》というクリーチャーは意外と活躍するかもなあと思った。
正直スタッツは物足りないんだよね。でも、継続的にルーティングして必要なカードを選ぶことができるのが本当に強い。特に《金脈のつるはし》との相性が良い。宝物を生み出すことができれば土地が捨てられるから、ルーティングしているうちにハンドにどんどんスペルが溜まっていくんだ。僕はこの組み合わせでダブルマリガンから一方勝ちして、「このクリーチャー意外とやるじゃん!」って思ったよ。《金脈のつるはし》が強いってのももちろんあるんだけどね。
ただ、1マナ除去に当たるしブロッカーにも簡単に止められるから過信は禁物だね。
1マナ・2マナのカードのピック優先度を上げたほうがいいかも?
これも感触的なところだし、もしかしたら今だけの現象かもしれないんだけど、今回のドラフトでは1マナ・2マナのカードが相当流れて来ないと感じた。誰か意図的に2マナを余分に集めてないか? と思うくらい全然流れて来ない。普段と同じ感覚でピックしているとプレイアブルな2マナクリーチャーが3枚くらいしか取れない、ということもあった。
無理に弱いカードを入れる必要はないけれど、後手で3ターンまでアクションが無いと不利になりやすいので、やっぱりある程度の枚数、軽いカードは用意しておきたい。その意味で、軽いカードのピック優先度を上げてみてもいいかな、と思った。
終わりに
というわけでファウンデーションズの第一印象の記事はここで終了させて頂くよ。
今のところ、アーキタイプに寄せていくのが良いのか部族に寄せていくのが良いのか、判断が難しい環境だなという印象だね。もしかしたら単色でも成立するのかもしれない。作れるデッキの幅がかなり広そうだね。次のセットの発売は来年のはずだから、ファウンデーションズのドラフトはゆっくり楽しんでいきたいと思う。
それじゃあ、また。
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