精霊ってもっとこう……! 《大地の精霊》を発掘!【MTGイニシエカード発掘隊】
やあみんな、武えのきだ。
今日はマジック最初のカードセットであるアルファから《大地の精霊》というカードを紹介したいと思う。《大地の精霊》は5マナ4/5バニラのクリーチャーで、当時としてはなかなかのスタッツなんだけど、僕がこのカードについて書きたいのは性能についてじゃなく、そのイラストについてなんだ。百聞は一見にしかず。まずは見てもらいたい。
いやぁ……精霊かなぁ……
なんか表情も相まって、驚いてる全裸の中年男性に見えてしまうんだよね。こたつ机の上で卓上コンロ使ってたら思いのほか火力が強くて大惨事みたいな。中途半端に人間に近い造形なのが良くないのかな? なんか自分のことをおいどんって言いそうだよね。
僕が現代の日本のサブカルチャーを摂取しすぎていて、精霊というものに対する期待値が高すぎるせいで、《大地の精霊》の姿に違和感を覚えてしまうのかもしれない。それらではだいたい、精霊は眉目秀麗にかかれていたりするからね。アルファが発売されたころのアメリカの文化では、精霊のイメージはこんな感じだったのかもしれない。
そう思って、アルファのカードギャラリーを一通り眺めてみた。そうすると、アルファには赤と青に2枚ずつ精霊が収録されているのがわかった。
同期たちと見比べてみても、やっぱり《大地の精霊》だけ異質なんだよね。こう、元素感が無いというか……。他の精霊たちが火や風、水といった元素を駆使して戦いそうなのに対し、《大地の精霊》は物理でドーン! みたいな戦い方しそうだよね。別に良いんだけどさ。
上記はあくまでアルファでのイラストであって、基本セット第10版再録時にイラストが変更されてカッコよくなっている。ついでに、それも紹介しておきたい。
ということで、今日は《大地の精霊》について紹介させてもらったよ。
散々いじってしまったけど、実は僕はアルファ版の《大地の精霊》の素朴な感じのイラストが結構好きだ。こういう、今では刷られないであろうイラストのカードが存在するところに、マジックの懐の深さを感じるんだよね。もちろん、今のイラストも好きだよ。いろんなタッチのイラストがあるのが嬉しいよねって話なんだ。
それじゃあ、また。
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