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なにかと便利な胞子形成感染!【ダスクモーンドラフト体験記3】
やあみんな、武えのきだ。
MTGアリーナにダスクモーンが実装されて約10日ほど経って、ドラフトも研究が進んできた感じだね。印象としては緑が強い色だという気がする。17Lands(MTGアリーナ上のリミテッドの統計データが載っているサイト)のデータを見ても緑が絡むアーキタイプは軒並み勝率が高くなっているから間違いなさそうだ。
どうやら、戦慄予示が予想よりずっと強いメカニズムだったようだね。以前の記事でも書いたように、僕は青緑の戦慄予示アーキタイプが気に入っていてやりたいと思っているんだけど、緑の戦慄予示するカードが取り合いになっているみたいで中々組めなくて困っている。戦慄予示は昂揚やリアニメイトにも関連するカードで、基本的にとっておいて損が無いからみんなピックするんだろうね。
逆に黒が不人気色のようで、黒のカードはアンコモンでも良く流れてくる。この間は骨造りの棒編みが5枚も流れてきて驚いた。2マナのクリーチャーとしてはかなり良い方だと思うんだけどね。スタッツは2/2ではあるけれど絆魂が付いていてライフレースに有利だし、昂揚達成したときのプレッシャーはなかなかのものだ。自身が2つのカードタイプを持っているから、昂揚達成の役にも立つ。こんなカードが流れてくるんだから、それだけ黒をやりたくない人が多いんだろう。
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じっくり見ると周囲のランタンも手の骨から作られてて怖い
そんなわけで最近は黒をやることが多いんだけど、そうしているうちに評価が上がったカードがある。それが今回紹介する胞子形成感染だ。
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テキストを一読したときは除去対象を選べない微妙なカードだと思ったんだけど、いざ使ってみると割と柔軟に使えるカードだし、青黒・赤黒をやるんならもしかしたら殺害よりも優先して取っても良いカードかもしれないと思った。
胞子形成感染はエンチャントとしたクリーチャーのタフネスを実質1にする。そしてその後、プレイヤーを一人対象とする。対象とされたプレイヤーはエンチャントされたクリーチャー以外のクリーチャーから1体選んで生け贄に捧げる。相手のクリーチャーに付ければ、戦場をかなり弱体化することができるね。今回の黒のクリーチャーは全体的にスタッツが低いので、こういうカードを使ってコンバットを有利に進めていく必要がある。
そして、このエンチャントは実は自分のコントロールするクリーチャーにもつけられるので、相手の場にクリーチャーが1体しか出ていないときにも使えるのが意外と嬉しい。自分のクリーチャーに付けるのは本来は損なんだけど、今回の黒のクリーチャーはそもそもタフネスが低いからこれが付いてなくてもコンバットで生き残れないことが圧倒的に多い。意外とデメリットにはならないという判断だね。
もちろん、基本的には相手のクリーチャーに付けた方が良いに決まってるんだけど、2ターン目・3ターン目に見逃せないシステムクリーチャーが出てきたときなんかに便利なテクニックだね。
青黒で使う場合は孤立への恐怖で手札に戻して再利用できるのも大きい。両方2マナで軽いから、孤立への恐怖で戻した後に再度胞子形成感染を出すという2アクションを4ターン目にできたら強いね。
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ただ、なかなか取れない
他にも赤黒で使う場合は、自分のクリーチャーにつけた胞子形成感染を生贄の種にしてアドバンテージに変えることも出来る。部屋は2つ効果があるから生贄にするのはもったいないことが多いんだけど、こちらなら割と気軽に生贄にできる。
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腰の入ったスイングが頼もしい
上で書いてきたようなことは逃げ場なしでも同じことができるんだけど、あちらはマイナス修正なので大型クリーチャーは除去しきれない。双方の良いところを活かしていきたいところだね。
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胞子形成感染は正直構築で使われなさそうだから、ダスクモーンのリミテッドが終わったら縁の切れるカードだと思うんだけど、こんな風に使い方をあれこれ考えるのは楽しいね。これもリミテッドの醍醐味じゃないかな。
それじゃあ、また。
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