セミリタイア人生を充実させたい人向けの話です。その19
皆さん、今日もよろしくお願いいたします。
偕髙塾塾長の髙橋です。
連日、テレビをつけるとコロナ報道と
オリンピック報道が流れています。
こじつけになるかもしれませんが、
コロナ対策で成功している国にしても
オリンピックで成功している選手にしても
共通していることは
変化を恐れずにチャレンジし続けて
いることではないでしょうか?
一つの例をあげると
ハーフパイプで金メダルをとった
平野歩夢選手の姿ですが
その姿勢がとても尊敬出来ます。
彼は2021夏のオリンピックに
スケートボードで果敢に挑戦し、
2022冬季オリンピックで
彼しか公式戦で成功させていない
トリプルコークスクリュー1440を挑み、
決勝の2回目の不可思議な判定に対しても
難易度を下げて逃げる事無く、
同じプログラムに挑戦し
更に完成度をあげてやり切った上で
見事に金メダルを獲得した姿から
感動をもらいながら、
とても共感させていただきました。
いつも自分自身が
変化を恐れずに
チャレンジをする時には
「チーズは何処に消えた?」
という本を読む事にしています。
本のあらすじは
2匹のネズミと2人の小人が
チーズが満ち足りた状態から
チーズが無くなってしまい
それぞれが行動を起こし
チーズに辿りつけるか
それとも辿りつかないのかという
内容なのですが、
大事なコトはその中に書いてある
様々な教えだと思います。
特に小人のホーが考えて気付くコトが
この本の学びになっています。
ホーの学び
・変化は起きる
→チーズはつねに持っていかれ、消える
・変化を予期せよ
→チーズが消えることに備えよ
・変化を探知すること
→つねにチーズの匂いを嗅いであれば
古くなったことに気がつく。
・変化にすばやく適応すること
→古いチーズを諦めれば
それだけ早く新しいチーズを楽しむことができる。
・変化できないのは恐怖があるからだ
→迷路の中には何があるかわからない。
特に恐怖があるから
変化する事が出来ないについては
万人が分かっていても
行動出来ない最大の理由だと思います。
見て見ぬふりをする事は
日常生活でも沢山あります、
知らないという、
「無知」も問題かもしれませんが
本能で行動する事は出来ます。
もう一つ、知っているのに行動しない
「無視」の場合は、
行動しないコトを意識した上で
自分自身が選んでしまう事になるので
我々が一番気を付けるべき事だと
毎回読むたびに教えてもらいます。
「無視」する事で
失敗するという事象は、
どの機会でも当てはまりますが
「無視」しているコトに
自分自身が気付かずに後悔することが
いまだに沢山あります。
「チーズは何処に消えた?」の学びを
まとめてみると下記の様になると思います。
学び
❶ 変化は起こる。変化を予期せよ。
❷ 小さな変化に気づくこと。
そうすれば、やがて訪れる
大きな変化にうまく備えることができる。
❸ 変化に素早く適応すること。
遅れれば適応できなくなる。
❹ 変化を楽しむこと。
❺ 問題を複雑にしすぎないこと。
恐ろしいことばかり考えて
我を失ってはいけない。
❻ そして最大の障害は
自分自身の中にあるということ。
自分自身が変わろうとしなければ好転しない。
セミリタイア人生を充実させる為にも
チーズを探し続けなければいけないと思いますし
それは、現役時代よりも
「何がチーズなのか?」
を明確に考えておかなければいけないはずであり
もし考えておかなければ勿論、
セミリタイア人生は充実するはずもなく
結果として数年後に破綻するかもしれない
「年金」頼りの姿を想像してみれば、
いつか、チーズが何処からか来るかもしれないと
待っている小人のヘムになるのかもしれません。
変化を楽しむ事は大変ですが
恐怖に怯えすぎて前に進まず、
殻に閉じこもるのではなく、
同じ様に恐れている仲間は
実は沢山いるので
セミリタイア人生を充実させる為にも
より多くの仲間達とともに
一歩踏み出してみたいと思います。
次回もよろしくお願いいたします。
【小説】スラッシュワーカー/喜嶋富魅尭/
第十九話
先日会った人はとにかく凄かった!
まさにポジティブ思考の
固まりの様な人だった。
自分自身もどちらかと言えば
ポジティブな人間だが
彼の様に全てにおいて
ポジティブ思考には
なりきれないところがある。
前職でリスク全般を
考えなければいけない仕事を
管掌させてもらっていたからかもしれない。
常にバラ色、グレー、ブラックの
シナリオを想定してしまい、
彼の様にバラ色の想定ばかりで
モノゴトを進めることは出来ない。
彼の事は以前教わったコーチングの
パターン分けで考えてみると
完全にコントローラーだと思う。
コーチングのパターン分けだが
人間は4つのパターンに分けられる、
コントローラー、プロモーター、
サポーター、アナライザーだ。
コントローラーは、
結果が大事で、自分で決めたい人間で
何事も自分自身が支配したがるタイプ、
事務局メンバーで言えば田古島だ。
プロモーターは、
注目が大事、人に影響を与えたい
アイデア豊富、判断も行動も早いが
同じことを淡淡とこなすのが苦手、
これは事務局メンバーだとヒロシになる。
自分自身はサポーターであり、
「調和・合意」「人に貢献すること」
相手に貢献したいという欲求も強く、
自分のことより周りを優先してしまう。
面白いことにアナライザーは
ぴったりと正雄に当てはまる
理論が大事で、常に正しくありたい、
「理論派」で正しくありたいので、
データや事例を集めて分析し判断する。
先日会った彼は先程の様に
典型的なコントローラーだと思うのだが
コントローラータイプが人から持たれる印象
その典型的な例の全てがあてはまる
・冷たい、サバサバした印象を持たれる
・怖がられることもある
・指示的に感じられることもある
・威圧的、支配的
コントローラーの彼だが、
サバサバしていたが冷たい印象は無く
年下である事もあり怖くもないし
指示的にも感じず、
勿論、威圧的、支配的でも無く
決して嫌いなタイプではなかった、
話し込んでみれば
とても情熱的な人間で、
時に感情が高ぶりすぎる部分もあるが
それも彼の特徴の一つだと思う。
そう考えていると
我が偕髙塾のコントローラーは
一見するとコントローラーには見えない
サイレントコントローラーなのかもしれない。
コーチングに関しては
一時期かなり流行ったが、
仕事の関係で一通り勉強する機会があり
対人スキルの一つとして
とても有効だと思っている。
特にまだ人間関係が築けていない場合や
少し気を使わなければいけない
困った時に頼るスキルの一つであり
万能ではないがその状況において
使い分けて活用する事にしている。
もう一つ、
困った時に立ち戻る原点としては
コーチングとは違うのだが
「チーズは何処に消えた?」
という本に立ち返ることにしている。
そのキャストは、
小人の「ヘム」と「ホー」、
そしてネズミの「スニッフ」と「スカリー」
2人の小人と2匹のネズミの物語だが、
簡単にあらすじを思い出してみると
以下あらすじ
2人と2匹は迷路の中で
チーズを探し、
チーズステーションCという場所で
大量のチーズを見つける。
みんな大量のチーズを毎日食べて、
満足いく日々を過ごしていた。
みんなで毎日チーズを食べていたので、
チーズはどんどん少なくなり、
ついに無くなってしまう。
チーズが無くなると、
ネズミのスニッフとスカリーは、
すぐに迷路に向かって
新たなチーズを探しに行く。
ヘムとホーは
「チーズは戻ってくるはずだ」と
チーズステーションCから
離れることが出来ない
ヘムは
「いつかはチーズは戻ってくるはずだ!
このまま何もせず慣れた環境である
チーズステーションCにいた方がいい。」
ホーは
「チーズは待っても戻ってこない。
怖いけど、また迷路の中に
チーズを探しに行くべきだ。」
とうとうホーは、
1人でチーズを探しに迷路に行くことを決める。
ホーは新しくチーズステーションNにたどり着く
そこには、
すでにネズミのスニッフとスカリーがいた。
だいぶ内容を端折ってしまったが
大筋は間違っていないと思う、
これを塾のメンバーに当てはめてみると
さっきのコーチングと関連は無いが
ネズミのスニッフとスカリーが
ヒロシと自分だと思う、
そうなるとホーは正雄になり
ヘムは田古島になるのかもしれない。
誰がネズミと小人かは問題では無く
この本からの学びとしては、
変化への準備と対処ではないかと思っている。
自分自身が独立を選んだ段階で、
新しいチーズを求めて
迷路の中で探し始めたが
ありがたい事に
「チーズ」は何とか確保出来ているが
以前教えてもらった事だが
いつも、危機感のなかにいる。
いつも、考えて、考えて、考え抜く。
いつも、「やり方」を変える。
いつも、「客のためにある」。
この教えを思い出す度に、
いつもこの本を読み返して
変化を恐れ過ぎずに
立ち向かわなければいけないコトを
読み返す度に考えさせられる。
つい先日会った
ポジティブ思考な彼からは、
新しい取り組みのヒントをもらった
今迄の受け身の2年半から、
攻めを増やすプラットフォームを
教えてもらう事が出来た。
現状に満足することなく
新しいチーズに向かって
勇気を持って飛び出してみよう。
続く