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セミリタイア人生を充実させたい人向けの話です。その18

皆さん、今日もよろしくお願いいたします。
偕髙塾塾長の髙橋です。

コロナ可禍になって
早や丸2年が経過してしまいました。
2020年2月のダイヤモンドプリンセス号の
あのインパクトの凄さから、
2022年の2月現在も、
コロナ禍で大変になっているとは
想像もつかなかった思います。

この2年をあっと言う間だったか、
まだ2年しか経っていないと思うか
それは個人によって違うと思います。

若い時とは時間の過ぎ方が
全然違うということはよく聞きますが
何故違うのかを?
今日は少しだけ
時間の過ぎ方の感覚について
考察してみたいと思います。

時間の感じ方が変わる3つの要因


千葉大学の一川誠教授
1. 代謝が落ちているとき
「代謝が落ちると、
体内にある時計の進み方が遅く感じられるようになります。
つまり、時間が早く過ぎ去っていくと感じるのです。
まだ代謝が激しい子どもと、代謝が低下しつつある大人では、
大人のほうが時間の流れは早く感じます。
また、運動をしたり健康的だったりと代謝が上がった状態である方が、
時間の流れが遅く感じられるようになります。

2. 楽しいことをしているとき
「こちらは心的要因で、
楽しいことや興味のあることをしているときは
時間が早く経つ感覚があります。
一方、痛みや苦痛のあるときや退屈なときは、
長く感じられるものです。
これは、時間が経つのが遅いなあと
時間について注意が向けられる回数が多いほど、
長く感じられてしまうことからくるのです」

3. 慣れていることをしているとき
「日常的な仕事や家事など、
いつもしていて慣れていることに取り組んでいるときは、
時間が短く感じられます。工程を覚える必要がなく、
大変さや困難を感じることが少なく、
さっと終わらせることができる感覚が生まれるからです。」

*楽しいこと、慣れていることをしている部分は
 納得だったのですが
   代謝によって時間の感じ方が変わるという事は
 恥ずかしながら初めて知りました。

体感時間を決める要因が
心の中にある時計であり

「心の中にある時計が、
さまざまな要因によって進み方を変えるため、
体感時間(人間が感じる時間)と実際の時間がずれてしまう」

そして、体感時間の決め手として代表的な要素は、
・「時間経過への注意」
・「体験するイベントの数」
・「繰り返し」
・「知覚する刺激の量」
・「代謝」

上記の5点が大きく関係する事が
今回しらべていて分かった事でした、
その中でもやはり代謝に関しては
新しい知識として有難いと思っています。

もう一つ「大人の時間はなぜ短いのか?」
という本では下記の様な事が記されています。

●時間を長く感じる要因


1. 身体の代謝が高い
(例:風邪をひいたりなどして発熱しているときに
時間の進み方が遅く感じる理由は、
身体的代謝が非常に高い状態にあるから)
2. 興奮状態にある
(例:クモが嫌いな人にクモと一緒に時間を過ごしてもらうと、
恐怖による興奮から時間が長く感じられる)
3. 時間を常に気にしている
(例:退屈な会議に出席していて、
「早く会議が終わらないかな」と時間を気にしているときほど、
時間が長く感じられる)
4. 広い空間で仕事をしている
(例:田舎などに行き、広大な大自然を前にすると、
時間がゆっくり流れるように感じられる)
5. 短い時間にまとまりのない多様な刺激を得ている
(例:ストーリー性のある映像を見せられるより、
脈絡のない映像を長々と見せられるほうが時間を長く感じる)

この様に考えみると大人になれば
時間が過ぎるのが早くなる理由が分かります。
日常に面白い事や刺激的なコトが沢山存在し、
代謝も衰えてしまっているからであり
反面、子供の時は
楽しい事が実は限られていたり
目標を持って行動していないので
注意散漫になっていたかもしれません。
もっと言えば、ひょっとしたら
親や先生からの強制で過ごしていた
からなのかもしれないのですが、、、

セミリタイア人生が充実した場合は
時間の過ぎ方が長くなれる様に、
先ずは代謝から改善してみたいと思いますが
楽しい事を数多く取り組むことこそ
充実人生につながる事は間違いなさそうですね。

次回もよろしくお願いいたします。

【小説】スラッシュワーカー/喜嶋富魅尭/

第十八話

正月ミーティングで
盛り上がったムードだったのが
想定していた事とは言え、
緊急事態宣言が
1月8日から適用された結果、
飯田橋近辺、特に東口は普段であれば
サラリーマンや学生が沢山いるのが
昼も夜も閑散ムードとなってしまった。

飯田橋駅はホームが
西口の方に移動した
影響とあわせて
偕髙塾を開校した時の
賑やかさが見る影もない

2019年の年末から
コロナ感染が報道され始め
日本では2020年2月の
ダイヤモンドプリンセス号のニュースから
日本全体に感染が拡がっていったが
このコロナの影響のせいで
どれだけの人間が
負の影響を受けたのだろうか?

そして、この緊急事態宣言で
「失われてしまったモノ」
があまりにも沢山ある様な気がする

緊急事態宣言が悪い訳では無いのだが
「失われてしまったモノ」
について考えてみると
中々に厳しいと感じてしまう、
先ずは我々一人一人も厳しいが、
それ以上に飲食業やサービス業で
頑張られている人達は大変だと思う。
売上、お客様だけではなく
積み上げてきた大切なモノが
崩れ去ってしまっているのかもしれない。

その中でも若い人、
特に学生達にとって
「失われてしまったモノ」
の影響を考えると
とても胸が痛くなってきてしまう。

時間の経過する感覚が若い時と
年齢を重ねてからでは全く違うのは
誰でも同じだと思うのだが、
今の自分では
気が付くと1ヶ月というレベルではなく
3ヶ月くらい簡単に過ぎてしまっている。

若い時の1年が
感覚で言えば5年くらになっているかもしれない

でも、変わらないこともある
社会人になってからでも、
学生時代でも、
本気で取り組んだ事については
記憶が鮮明であり
社会人になってからの出来事では
昨日の事すらうろ覚えの時がある。

学生時代の一つ一つが
どれだけ重要度が高かったのかを
改めて認識する事が出来るし
今の一つ一つの出来事に
もっと真摯に対応すべきだと反省する。

もっとも、うろ覚えについては
ヒロシからは、
年齢のせいでいよいよ
ボケが始まったんじゃないかと言われるし
正雄に関しては、
忙しすぎるんじゃないかと
真剣に体調を気遣ってくれる。

体調面で言えば
居心地の良い行きつけの店舗で
たしなむ程度の酒の飲み方であり
酒を飲むのが田古島ほど
得意では無いので
翌日に体調を心配する事も無く
むしろ快調なのだが、
田古島が飲酒した翌日の
体調の悪さを見ていると
お酒が強く無いのも悪くはないと思う。

田古島に関して言えば
飲んだから翌日リモートワークなのか
リモートワークだから
前日飲んでいるのか分からないが
リモートワークをうまく活用している。

なんだかんだ言って、
今を憂いていてもしょうがないが
コロナ禍で急増した仕事もある、
シンプルな案件だが、
様々な事で調査依頼が多くなった。
コロナ前も同様の仕事はあったのだが、
コロナ禍に入って激増した。

具体的には、
ある企業の商品の展開写真を
撮ってきてもらいたい、
イベント会場がどうなっているのか?
リポートをしてもらいたい、
面白い案件では、
定期的に定点写真を送るだけで
結構な収入となる案件もあった。

もう1つ増えた案件は、
スポットコンサルティングの依頼だ、
これも先程の案件に似ているが、
コンスタントに月2~4件の依頼が
様々な分野で貰える様になった。

一番増えた案件は
営業支援、営業代行依頼の仕事だ
営業の仕事は嫌いでは無かったが
ゼロからの開拓を、
50才を過ぎて任される様になり
取り組んでみるとこれが面白い!
そのお陰でだいぶ飛び込み営業スキルが
上達してきた様に思える。
中々な成約率なので
リピーターが増えてくれている。

50代になっても成長を実感できるのは
とても有難い事だが、

反面、今迄企業の中で、
現場で動けていた人間が動けなくなり
我々の様にある程度自由に動ける人間に
依頼が増えている事は、
喜ばしい事だけれども、
社会全体から考えてみれば
少しだけ不安になってしまう。

こんな状態が、
あと数年続いたらどうなるのだろうか?
社会人でも、学生でも、
形式知に出来ない暗黙知であったり
OFF-JTでは対応しきれない
OJTで無ければ分からないコトについて
伝え続けてきた良いモノが
廃れてしまわないだろうか、
そんな要らぬ心配をしてしまう。

この頃、
事務局の中核メンバーの
藤原に関してはDX関連の重要部署への異動で
だいぶ忙しくなっているのも
とても喜ばしい事だけれども、
昭和の人間としては、
何でもかんでもDXで問題解消という流れには
少しだけDX推進に不安を感じてしまう。

昭和の人間としては、
何かあれば、いや何もなくとも
夜の居酒屋でのコミニケションで
救われた部分もある、
リモート飲みで大丈夫なのかもしれないが
心配になってしまう部分でもある。

お酒をたしなむ事は好きなのだが、
田古島とヒロシほど
お酒は飲めないし強くはない、
正雄に関してもお酒は決して弱くはない
4人の中で一番お酒の弱い自分としては
あまり気にならないが
田古島、ヒロシに関しては
少しストレスが溜まっているかもしれない

今度会った時に、
どうやってストレスを回避しているのかを
聞いてみる事にしよう。

続く

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タケさん@【スラッシャー】ネクストキャリア開拓者
2018年に退職後、 独立して頑張っております。 まだまだ不慣れですが 何に対しても頑張りますので 温かく見守ってくださいませ(^^)